『ハーメルンのバイオリン弾き』キャラを、元ネタの楽器とこじつけてみた

初期の『少年ガンガン』の看板作品の一つであり、今なお著者、渡辺道明先生のサイトにて続編が連載中の、『ハーメルンのバイオリン弾き』。キャラ名が主に楽器からとられていますが、その元ネタとこじつけてみようと思います。生暖かい目で見られようと、行ってみます!

愛の勇者です。

どっちかと言うとオルゴールっぽいかも。

手回しオルガン、とのこと。巨大な金のピアノで魔曲を奏でて戦います。その関係で付けられたんでしょうけども、今でいうストリートミュージシャンが路上ライブを行うもの、といったイメージもあっていじられキャラになったのかもしれません。「愛の勇者」だけあって紳士なのも、辛い過去を乗り越えたのも、何だか大道芸人が常に笑顔で演奏しているさまを彷彿とさせます。

トロン=ボーン

剣士の国の王子です。最初は生意気かつ弱虫でしたが、徐々に成長という、少年漫画の王道のようなキャラでした。

この楽器はまず、「組み立て作業」から始めなくてはなりません。金管楽器は大抵そうですが、トロンボーンは特に、スライドと呼ばれる部分で音程を調整する特異な演奏方法があります。作中でトロンは何度も泣き、悔しい思いもしました。その成長過程が組み立て作業、演奏方法を思い起こさせます。金管楽器、つまり王族というのはさすがにこじつけすぎかもしれませんが。

ホルン

魔法で国を守る人類の要のような女王で、フルートの母親です。慈母と言う言葉がよく似合う人で、クラーリィが「やらかした」時もやんわりフォロー。生意気にとんがっていたトロンも彼女にだけは素直になりました。

身内が吹奏楽部でホルンを担当していたんですが、どうも「主旋律をやらせてもらえることがまずない」楽器のようで。つまり裏方。音も低目ですし、フォロー役といったところでしょうか。ホルン様、というかスフォルツェンド王家の女子は代々「癒しの力」を持って生まれるんですが、それは授かった寿命を削って使うもの。フルートもこの力を使えるようになるんですが、最初にその力を印象付けたホルン様の功績はまさに縁の下の力持ち?見た目も優雅ですしね。

クラーリィ・ネッド

画像は続編からとったものですが、当初はスフォルツェンドの魔法兵団長でした。ツンとデレのツンしか見せないクールガイで、シスコンで女王コン(ハーメル談)です。

初登場時滅茶苦茶やな感じでした…。

見た目よくオーボエと間違われるそうですが、オーボウとのツーショットのコマがありましたわ、そういえば。荘厳なのは同じですし。もしや命名理由はオーボエ(オーボウ、つまり魔族)とは別物であるということの暗示、ホルン様と国を守るという決意からでしょうか?

コル・ネッド

クラーリィさんの妹です。ハーメルを愛するあまり「どっちの味方やねん」と言いたくなるほどヒロインをいびってました。改心しましたけど。

単に名前が似ているからかな、とも思いましたが、トランペットよりも小さめなため、子供でも扱えるという点が。比較的子供でも演奏可能ということもあって少女にされたのかもしれませんね。(少なくともフルートよりは年下)

サイザー

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