腹筋崩壊確実!トンデモナイ「邦題」をつけホーダイだった70年代、80年代の洋楽その4

おかしな洋楽の邦題探し、まさかのその4まで続きました。
今回は特に「絶対変だろう!」な邦題をまとめて紹介します。

翔んでる!レディ→LADY WRITER/DIRE STRAITS

正しい訳は「女流作家」。それがどうしてこうなったのでしょうか。
曲はマーク・ノップラー節全開!1979年リリース。

エアロスミス離陸のテーマ→SAME OLD SONG AND DANCE/AEROSMITH

1974年発売のこの曲がおさめられたアルバムタイトルが「飛べ!エアロスミス」(GET YOUR WINGS) あ、これはちょっと上手い邦題かも)だったことから派生したと思われます。面白いけど、原題とはほぼ関係のない邦題ですね。

汚れなき愛→TAINTED LOVE/SOFTCELL

iM@S洋楽コラボPV: Soft Cell / Tainted Love (汚れなき愛?)

全く真逆の訳。「汚された愛」という意味のタイトルだもの。当時は「汚れなき○○」とした方が一般受けが良い、と判断されたのでしょうか。1982年の作品。
(余談ですが、アップした動画のCG仕立ての新作ビデオがものすごくハイクオリティで別の意味でびっくり!)

自殺志願→DON'T TRY SUICIDE/QUEEN

これも真逆の意味。自殺するなーっ!
※現在はオリジナルタイトル通り「ドント・トライ・スイサイド」と表記され「自殺志願」は「旧邦題」となっています。1980年の作品。

ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ→WAKE ME UP BEFORE YOU GO-GO/WHAM!

当時でも十分に「ダサダサ」に感じられた邦題。
ワム!がお気の毒。当時はこういう売られ方をしてたんだ、ということがわかります。
1984年リリース。

屈折する星くず→ZIGGY STARDUST/DAVID BOWIE

実は発売当初の邦題はこれよりもっと長く、「屈折する星くずの上昇と下降、そして火星から来た蜘蛛の群」でした。
変だろう、というか、あまりにも詩的すぎて却ってわけがわからなくなった例ですね。1972年リリース。

ギター殺人者の凱旋→BLOW BY BLOW/JEFF BECK

1975年リリースのアルバムタイトルから。
原題は「仕返し」とか「事細かに」といった意味。
何ひとつ原題を反映していない。ちなみに現在はオリジナルタイトル通り「ブロウ・バイ・ブロウ」とカタカナ表記されています。

プリーズ・テル・ミー・ナウ→IS THERE SOMETHING I SHOULD KNOW

デュラン・デュラン - プリーズ・テル・ミー・ナウ

タイトルが長過ぎて、アーティスト名が入りきりませんでした。
アーティストはデュランデュラン。1983年の大ヒット曲です。
曲の冒頭で確かに「PLEASE,PLEASE,TELL ME NOW」って言ってますが、だからと言ってそれをそのままカタカナタイトルにしますかね。おかげで、この曲のオリジナルタイトルが「プリーズ・テル・ミー・ナウ」だと思い込んでいる人がすごく多くなってしまいました。

ロックバルーンは99→99LUFTBALLONS/NENA

99個のバルーン(風船)の事は、歌詞の中でも謳われているのだけど、「ロック」ってどこから来た。
大体ロックバルーンって何なのさ。ちなみに原曲は80年代ヒットものでは必ず顔を出す有名なもので、地元ドイツでは反戦歌として有名なんだそうです。それと比較すると如何にも軽い邦題です。1983年のヒット曲。

こうやって見て行くと、おかしな邦題が訂正された例がかなり多いことがわかりますね。
英語に対する日本人の感覚が一昔前と現在とでは相当変化したことも関係あるのかもしれない、と興味が湧きました。

matsurika
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@matsurika

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