ウザいのにかわいいだと!?漫画、アニメのウザカワキャラ勢揃い
正直言って鬱陶しい。でも憎めない。そんな連中を集めました。ホント、何で憎めないんでしょう。むしろ、愛おしささえ覚えるキャラもいたりする…。
キング・ジュリアン(『ザ・ペンギンズ』)
ワオキツネザルのキング・ジュリアンです。ニューヨークの「セントラル・パーク動物園」の「キツネザル舎」で生活しています。映画『マダガスカル』シリーズにも登場しましたが、そちらの方は観てないんで、テレビ版『ペンギンズ』の方で。
この人、いやサルの何が「うざい」って、ある意味妄想狂的なんですよね。「自分は王様で、キツネザル舎(というか動物園全体?)は王国」っていう考えとか、空の神様がどーたらこーたらとか。ぬいぐるみの友達の細かい設定まで作ってるようですし。しかも、一緒に暮らしている「家来」二匹を公然と使い捨て呼ばわりするわ、普通に見捨てるわ、蹴り飛ばすわ、こいつのせいで事態悪化するわ…何かただの「ひどいサル」みたいですが、それでも憎めない。むしろかわいく思える。何でなんでしょうか。
サルだから?というより、言動がアホっぽいからでしょうかね。それなりに「キング」としての誇りは持っているようですし、意外と役にも立っている。家来のうち一匹が「死ぬかもしれない」と思った時は錯乱してましたし、ペンギンズの隊長に「友達だと思われてない」と知った時はショックで泣いてました。幼児向け番組を真剣に見て泣くシーンもありました。純なんです、このサル。キングの威厳とアホっぽさの落差が魅力なんでしょうね。
モート(『ザ・ペンギンズ』)
キング・ジュリアンの「家来」の一匹で、コビトキツネザルという種類のサルです。こいつも結構うざいんですよね。ジュリアン曰く「思考回路が残念」らしいですし、たまに意味不明なことも言います。そして、ジュリアンの足を「ギュッとする」のが好きというよく分からない奴です。ジュリアンのためなら何でもする勢いですが、よく蹴られる報われないサルです。ただ、見た目と声はかわいい。意味不明な言動も、その外見と声のせいで「許されている」面は多いかと。
こいつも、純と言えば純です。かわいいのは事実ですし。ただ、人間でいうとアラフォーだそうです。
スポンジ・ボブ(『スポンジ・ボブ』)
最初にチーズだと思った人へ。自分もその一人です。
海綿生物だそうです。なので舞台は海底。この子も結構うざいです。隣人にして仕事仲間イカルドがよく耐えていると思うほどに。よく言えば天真爛漫、悪く言えば人の迷惑を顧みない。悪気がない分余計たちが悪い。とはいえ、親友パトリックよりは常識も良識もありますし、「ホントに給料もらってるのか」と聞きたくなるほど守銭奴な雇い主の下、バーガーの肉を焼く仕事を聞きとしてこなしています。(お金はあるようなので一応もらってはいるようです)お仕事大好きさんなんです。その辺は見習いたいですね。
ギップル(『魔法陣グルグル』)
日本の漫画からも。風の精霊ギップルです。
主人公たちを案内し、時に解説役もこなします。服というかマントは伸縮が可能で、夜はテント代わりになるし、荷物を治めることだってできる優れもの。ウザい要素がないって…?あるんです。
「クサい」セリフ、展開が嫌いというか苦手というか、「アレルギーじゃないの」というくらい、「クサさ」には過敏に反応。たまにクサさのせいで死にかけてるとしか思えない描写も。それを露骨にアピールするのが、ある意味ウザいかと。いや、このキャラの魅力なんですがね。
キタキタ親父(『魔法陣グルグル』)
同じ作品から。主人公たちが旅の途中で立ち寄った「キタの町」という所の元町長です。町の伝統、「キタキタ踊り」の後継者を探して旅をしています。見た目から仕手凄まじい上、戦闘時など、何かというと出張ってくるウザいオッサンです。でもご多分に漏れず憎めないんですよね。