激動の幕末を描く新選組漫画『風光る』

新選組の日常を通じて激動の幕末や彼らの生き様を描く『風光る』のあらすじと人物紹介をする。
局長の近藤勇・『鬼副長』の異名を持つ土方歳三・市民に『人斬り鬼』と恐れられた新選組一番隊組長 沖田総司と実は「女子」の神谷清三郎(富永セイ)
『誠』の旗を掲げ、彼らが守るべきものとは?
熱く生き、国のために命を捧げた〈彼ら〉を描く。

あらすじ・ストーリー

幕末の京都で、壬生浪士組(後の新選組)に入隊志願した神谷清三郎。だが、実は彼は男装した少女・富永セイであった。
壬生浪士組に志願しようとしていた兄の意志を継ぎ、また父と兄の仇を討つため、彼女は性別を偽り壬生浪士組に入隊したのだった。
隊の中で唯一、神谷清三郎の正体を知る人物が「沖田総司」である。
彼女を「愛弟子」と評価する沖田総司とともに日本を守るため奔走した新選組の熱い生き様を描く。
2016年1月現在38巻まで刊行されている。

登場人物・キャラクター

神谷清三郎(富永セイ)

父と兄の仇討ちの為、男装して壬生浪士組へ入隊した。
父と兄を亡くした火事で彼女を助け出したのが沖田総司であった。
総司には男装を見破られるも、こっそり手助けをしてくれたり何かと世話を焼いてくれるので彼女の「大恩人」である。
総司も彼女のことを「愛弟子」と言っておりその仲の良さは隊内で「衆道関係」(男性同士のカップル)であると誤解されるほどである。
元一番隊隊士。現在は局長の小姓で医薬方である。
美人で、隊内では非常に人気者であり、剣の腕前は並みの隊士以上。
言動は男っぽいが、普段は優しく思いやりのある性格。
名前の由来は、生命を寿ぐ(=言葉によって祝福する)意味。

沖田総司

新選組一番隊組長。
セイの世話役兼直属の上司。
池田屋事変以降セイに恋心を寄せ、1年後自覚した。
隊内トップクラスの腕前にして、勘が非常に鋭い。常に笑顔な反面、時にはひどく他人に厳しく冷たい。
現在、小花(総司が贔屓にしていた天神)経由で結核に感染し、現在療養中。
セイが主に面倒を見て居る。

土方歳三

新選組副長。多摩の豪農生まれ。
オカマとナメクジとホモが大嫌い。新選組の母親的存在で、局中法度を作った張本人。自他ともに認める鬼副長かつ、端整な女タラシ。
総司の(生涯)大好きランキングNo.2。
27歳の時に結核を患ったが、完治している。
総司の兄代わり。

近藤勇

新選組局長。
温厚で新選組の父親的存在。多摩の豪農生まれで、幼い頃から武士になりたがっていた。新選組発足後、「直参」となり、ついに夢が叶う
16歳で天然理心流三代目の養子となり、四代目を襲名している。
妓をよく囲っては、よく騙されている。非常に寛容な性格。
総司の(生涯)大好きランキングNo.1。
徳川幕府を守ることに文字通り命を賭けている。

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