カバーという戦略。アニソン、J-POPになってイメージが変わった曲
様々なミュージシャンが様々な楽曲を発表していますが、中には元がクラシックだったり、カバーだったりするものも。「実はアレンジ、カバー曲」をまとめました。
『走れマキバオー』(ソルティー・シュガー『走れコウタロー)
ジャンプ原作のアニメから。馬とは想えない容姿の「競走馬」ミドリマキバオーが活躍する作品のOP曲です。コウタローの部分をマキバオーにしただけですが、それだけで主人公の応援ソングといった感じです。
『とってもウマナミ』(フランキー・バリー『君の瞳に恋してる』)
カバーだったんですね。原曲聞いても「ほんとにこれが元歌?」と疑問だったんですが、サビの部分で納得!アニメではコミカルにアレンジされてました。いや、分からないもんですね。手腕に拍手です。
島谷ひとみ『パピヨン』(ジャネット・ジャクソン『Doesn't Really Matter 』)
アジアンテイストたっぷりのこの曲がまさかカバーだとは…。しかも、元歌はあのジャネット・ジャクソンです。実際聞いたら、結構曲調とか最初の吐息とか忠実じゃないですか。でも、歌詞は大分変更。というより、「アジア」を前面に出してますね。恐るべし、カバーという業界戦略と度胸です。
ジャネット・ジャクソン
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原曲です。
『来て来てあたしンち』(エルガー作曲『威風堂々』)
原曲はクラシック。それも行進曲だけあって、勇ましい感じです。それが、ゴールデンタイムに流れるこのアニメでは親しみある、ポップでキュートなものになりつつ、どこかクラシック曲としての威厳のようなものを残していました。
「家族ってものは、いつの時代にも変わらない、いつの時代にもいるもの」という意味合いを込めてクラシックをカバーしたんでしょうか。
『Jupiter』(ホルスト作曲 組曲『惑星』から『木星』)
荘厳ですね、原曲。さすがに太陽系最大の惑星にして、神の王の名を持つだけのことはあります。で、この曲をカバーしたのが、ご存知平原綾香さん。
世界に名だたるクラシック曲を、ものの見事に歌い上げました。しかも、原曲の持つ荘厳さをより増幅させています。何かよく聞くキーワードの羅列とも取れますが、そんな美辞麗句ともとられかねない言葉をも平原さんの歌声により、クラシックとポップスの融合がものの見事な成功を見せつけてくれます。
『翼をください』(赤い鳥『翼をください』)
色々な人がカバーしてるようですが、川村かおりさんによる歌を聞いたことがあります。数名で歌っていたおしゃれなフォークソングが、イントロから空の高みを思い起こさせる、爽やかJ-POPに変身しました。アニメソングとして使えるんじゃないかと思うほどに。