現代に蘇る付喪神 無彩限のファントムワールド

「無彩限のファントム・ワールド」は、秦野宗一郎による日本のライトノベル。第4回京都アニメーション大賞小説部門奨励賞受賞作品「ファントム・ワールド」を元にしており、秦野宗一郎のデビュー作。京都アニメーションから出版されている書籍、KAエスマ文庫より2013年12月から刊行。2016年1月よりテレビアニメが放送。

あらすじ・ストーリー

21世紀のはじめ、テロの襲撃により遺伝子組み換え施設が爆破され、特殊なウイルスが流出するという事件が発生。その結果、人間の脳の機能に突然変異が発生し、今まで幻とされてきた妖怪や幽霊などが認識できるようになり、それらは「ファントム」と呼ばれるようになりました。
そして子供たちの中には、人間に害をなすファントムに対抗できる特殊能力者が現れます。ホセア学院に通う一条晴彦もその一人で、学園に設置された脳機能エラー対策室「チームE」に所属し、仲間たちと力を合わせて街の平和を取り戻します。

登場人物・キャラクター

一条晴彦

本作の主人公。ホセア学院高等部1年A組。15歳。
本が好きで、膨大な読書量と知識量を誇るが、 ファントムとの戦闘には役に立たない知識ばかりであることから、周囲からは「残念知識」とのレッテルを貼られます。
趣味は絵を描くことで、母から贈られたカバンの中にはいつもスケッチブックを持っています。そこにファントムを描くことで封印したり、召喚したりする能力を持っています。

川神舞

ホセア学院高等部2年A組。16歳。バスト90cm。脳機能エラー対策室「チームE」のリーダー。
両目の下にある泣きぼくろと、ブロンドのサイドテールが特徴的なクォーター。
幼いころからやんちゃな性格で、考えるより先に体が動いてしまうタイプ。
父に習った中国拳法をはじめ、格闘技全般を得意とし、それに「五行の氣」をまとわせる能力でファントムと戦います。

和泉玲奈

ホセア学院高等部1年B組(4月からの編入生)。15歳。
見た目も振る舞いもお嬢様ですが、合気道を習得しており、異性に不慣れゆえに時々晴彦を投げ飛ばしてしまいます。また大変な大食らいで、ファントムさえも食べてしまう「ファントム・イーター」の能力の持ち主です。しかし何でも食べるというわけではなく、食べたくないものは食べたくないとのこと。

水無瀬小糸

ホセア学院高等部1年C組。16歳。
赤い髪とヘッドホンが特徴。性格はクールで、対ファントムへの攻撃能力が高く、一人でファントム退治をしています。
音楽が趣味で、彼女の歌声から発現する鎖で敵を縛り、炎で燃やし尽くす能力を持っています。

ルル

アニメオリジナルキャラクター。
ファントムですが、悪さはしないので封印の対象にはなっていません。晴彦が気に入ったらしく、いつもそばにいていたずらをしています。

熊枕久瑠美

アニメオリジナルキャラクター。
ホセア学院初等部4年2組。10歳。
前方に突き出したツインテールの内気な少女。クマが大好きで、いつも連れているぬいぐるみの「アルブレヒト」に時々話しかけています。彼に命令を下し戦わせることができる「ドールマスター」の能力者です。

舞台のモデルは湘南と京都

キービジュアルのモデルとなった西鎌倉駅周辺の坂道

ホセア学院のモデルとなった京都府庁旧本館

keeper
keeper
@keeper

目次 - Contents