『ブラックハット』とは、2015年に公開されたアメリカのサスペンス・アクション映画である。マイケル・マン監督、クリス・ヘムズワース主演。悪質なハッカー「ブラックハット」により香港の原発が爆破され、アメリカの金融市場も被害を受ける。米中合同捜査チームは事件解決のため、服役中の天才ハッカー・ハサウェイに協力を要請。犯人が自身のプログラムを悪用していると知ったハサウェイは、正体不明の敵を追い世界を駆け巡る。実在のウイルス等に着想を得て、サイバー犯罪の脅威を描いた作品である。
作中でハサウェイたちがコードを解析する際、モニターの右側に意味不明な文字列が表示されている。これはフランスの官能小説『O嬢の物語』の一節を逆さにしてタイプしたものである。
中国国内では劇場未公開
本作は主要キャストにアジアのスターを起用したものの、中国国内では政府の許可が下りず劇場公開されなかった。さらに、製作費7,000万ドルに対し最終興行収入は約1,900万ドルと大きく下回り、マイケル・マン監督作品としては厳しい興行結果となった。
音楽を巡る作曲家との対立
公式にはハリー・グレッグソン=ウィリアムズが音楽担当としてクレジットされているが、監督のマイケル・マンは他の複数の作曲家にも曲を作らせ、それらを勝手に切って繋ぎ合わせた。自身のスコアが大部分カットされたことを完成版の試写で初めて知ったウィリアムズは、強いショックを受けたことを明かしている。
目次 - Contents
- 『ブラックハット』の概要
- 『ブラックハット』のあらすじ・ストーリー
- 迫るサイバーテロの脅威
- 米中合同捜査と天才ハッカーの条件付き釈放
- 世界を巡る追跡と忍び寄る刺客
- 明かされる真の目的と悲劇
- ジャカルタでの決死の直接対決
- 『ブラックハット』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ニコラス・ハサウェイ(演:クリス・ヘムズワース)
- チェン・ダーワイ大尉(演:ワン・リーホン)
- チェン・リエン(演:タン・ウェイ)
- 米国・香港の捜査機関
- キャロル・バレット(演:ヴィオラ・デイヴィス)
- マーク・ジェセップ(演:ホルト・マッキャラニー)
- アレックス・トラン刑事(演:アンディ・オン)
- リッチ・ドナヒュー(演:ウィリアム・メイポーザー)
- サイバーテロ集団
- サダック(演:ヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲン)
- エリアス・カサール(演:リッチー・コスター)
- 『ブラックハット』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 異色の「肉弾派」ハッカー像
- ニコラス・ハサウェイのモデルは実在の凄腕ハッカーであるマックス・バトラー
- 緊迫した極限状態が生んだ唐突なロマンス
- 画面に表示されるコードはフランスの官能小説『O嬢の物語』の一節
- 中国国内では劇場未公開
- 音楽を巡る作曲家との対立
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