甘い展開のBLとは一線を画す!?おすすめの本格派ゲイ漫画を紹介!『スメルズライクグリーンスピリット』など

男性同士の恋愛模様を中心に描いた漫画「BL(ボーイズラブ)」。BLは甘くてロマンティックな展開になることが多いため、男性同士の恋愛を好む女性読者「腐女子」を中心に読まれている。一方中には甘い雰囲気を一気に感じさせない、男性同士の恋愛のリアルを実直に描いた本格派のゲイ漫画も存在している。本記事では「BL」の展開に飽きてしまった人や、当事者であるゲイの男性にもおすすめしたい本格的な作品の数々をまとめて紹介する。

キラキラしたBL漫画とは一線を画す、ゲイっぽいBL漫画をほんの一部集めてみました。
ゲイならではのストーリー展開もあるものが多いです。
腐女子だけでなく、ゲイの方もぜひ一読してみてください。

ゲイ男子の青春の痛みが胸に突き刺さる

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スメルズライクグリーンスピリット

永井三郎(著)
全2巻(sideA,sideB)

ド田舎に住む学生、三島(みしま)はクラスメイトの男子からイジメを受けていた。理由は三島が“ホモっぽい"から。実際に男性が好きな三島は抵抗するすべもなく、隠れてする女装だけが心の拠り所となっていた。ある日、三島がいつもの様に屋上で1人の時間を満喫していると、自分が以前なくてしまった筈の口紅を持ったイジメグループのリーダー・桐野(きりの)を目撃してしまう。彼はこっそりと三島の使った口紅を自らの唇に塗ろうとしていたのだった……。

何もない田舎の鬱屈、イジメ、ゲイに対する偏見……
それぞれ重いテーマが、決して軽くなくでも重すぎずに描かれる。

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この作品はBLらしい萌えとは全然違う次元の重みを与えてきますが、
かと言って、どうしようもない不幸な出来事のように描かれていないところが良かったです。
だって、同性愛者であることそれ自体は不幸なことではないからです。

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あの頃のピュアな気持ち…!

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永遠のボーイフレンド

吉池マスコ(著)
全1巻

ゲイで乙女な花屋のミチル姐さんが捨て子を広い育て上げるも、紹介したいと連れてきたのは男性で…。
BLコミックでは大変めずらしく、表紙に描かれているのは親子の図です。
人情味溢れるハートフルコメディ。

心優しいゴリラ顔のオカマちゃんみちるさんをとりまく、心優しい人たちの、心温まる恋模様

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これが、物語の力の強さだよって、
強くお薦めしたいです。

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臆病な中年男性の恋模様

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ストロボスコープ

ヤマシタトモコ(著)
全1巻

さびれた喫茶店の店主・和は、ふいに転がり込んできた年下の男・レンジと暮らすうち、他人の肌への飢えに気づく。
とうに諦めていた恋愛への渇望は、和をシクシクと苦しめて…。

いつの間にか住み着いた若い男に惹かれても、欲情しても、
みっともない…、なしなしなしなし…と、静かにその想いは押し殺す。

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ひとから愛された経験のない40男が愛される、そのとき……

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読み応えの長編に、コミカルなショート、おふざけ満載のエッセイなど、著者の魅力を凝縮した1冊。

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極彩色のタトゥーに魅せられた男

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さきっちょだけでも

トジツキハジメ(著)
全1巻

ヒップホップのDJとラッパー。
坊主受け。
ラーメン屋店員の極彩色のタトゥー。

ストリート系、B-BOY、ガチムチ、坊主!
独特のセンスで描かれるストーリー!

芸大7年目・26歳の冬、徳治の想像力は完全に枯渇していた。何物にも感動しなくなった心に響く「何か」を探していた時、偶然目にした極彩色の男に一瞬にして魂を奪われて――!?

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面白かった!
読み応えという意味でも満足*。.(´∀`人)
BLという雰囲気でもないのですが、やっぱりすごいよな~と実感。

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タンゴという人生を踊る男たちのストーリー

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タンゴの男 the final

岡田屋鉄蔵(著)
全1巻

男たちは踊る――。
タンゴの男と呼ばれながら、本当の情熱を知らぬまま踊り続けていたダンサー・アンジー。ラテン系の母を持ちながら、祖父に引き取られ、今は日本人として暮らすヒロ。アンジーは出逢いのひと目から湧き立つような欲望をヒロに感じる。
男にはまるで興味のないヒロだったが、懐かしい郷愁を感じさせるアンジーの包容力に、いつしか心と体を開いていく…

BL初作品にして、壮大なスケールの物語を作者が思い描いておられたことにも、
その全貌を、今はまだ見ることができないことにも、
…色んな意味でため息が出ます。

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すごく良かった。ダンスもセクシーで情熱的。人を愛することに理由はいらない。自分の感じたことを信じれはいいってステキだ。

出典: book.akahoshitakuya.com

いかがでしょうか?
まだまだ上に挙げたようなゲイを描いたBLはたくさんあります。
このまとめを足掛かりに素敵な一冊を見つけてくださいね☆

renote.net

naky
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@naky

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