ヴィジュアル系バンドの起源から現在まで
なんだか日本の伝統文化にもなりつつある
ヴィジュアル系バンドの歴史についてざっくりとまとめてみました。
日本のヴィジュアル系の起源
ヴィジュアル系バンドという存在について
ヴィジュアル系という言葉を耳にすると、関心を持つか、嫌悪するか、
かなりはっきりと二分されるジャンルではないだろうか。※筆者は前者である。
しかし、日本の音楽界に多大な影響を与え
今なお絶えることなくさまざまなバンドが活動している。
まず、ヴィジュアル系といえば、X-JAPANやBUCK-TICKを連想される方も多いと思う。
(ここで大体年齢がバレる)
しかし、起源はさらにさかのぼる。
・44MAGNUM(後にたくさんのミュージシャンに影響を与えるバンド)
Gu.の広瀬さとしさんを今でもリスペクトしているミュージシャンは多い。
・一風堂(SHAZNAがカヴァーした【すみれSeptember Love】が有名)
Vo.の土屋さんとLUNA SEAのSUGIZOさんは仲良しで
以前、土屋さんからSUGIZOさんにギターがプレゼントされたのは有名な話である。
上記2バンドは後に、バンド業界に大きな影響を与えている。
※もちろん、その他にも多大な影響を与えたバンドは多い。(書ききれないので)
しかし、時代の流れとともに、ヴィジュアル系のシーンでも少しずつ変化が生まれて
今では、ヴィジュアル系の中でもさらにさまざまなジャンルが存在している。
ヴィジュアル系の定義とは
さて、ここでヴィジュアル系に関するおよその定義をあげてみたいと思う。
・派手なメイクと衣装が特徴。
特にメイクの種類は多様でゾンビらしい人間離れしたメイクや女性らしいいわゆる女形メイクまでさまざまである。
先駆けとなるX-JAPANやBUCK-TICKなどが流行っていた時代は
とにかく髪を多色に染め上げ、逆立てることが使命のようでもあった。
※写真はBY-SEXUAL
しかし、中にはすべてのカラーを統一したグループなど
2000年代からは単に特定のカテゴライズはもはや不可能な域になり始める。
※写真はJURASSIC
また、前述の通り、見た目は完全に女性らしいいでたちで
活動するバンドも現れる。
もっとも代表的なのはSHAZNAのIZAMさんが有名であろう。
※SHAZNA IZAMさん
※写真はメガマソのGu涼平さん。
これだけかわいすぎるとは、神様は意地悪でしかないのです…
ヴィジュアル系の歴史
また、音楽性についても日々ヴィジュアル系シーンにおいては
進化を続けているが
その音楽の特性について述べてみたいと思う。
創世記~1992年代ごろ
・バイオレンスな形容の歌詞が多く、また歌のテンポが速いものや
ボーカルのキーがとても高い楽曲がウケやすい。
例)
X-JAPAN
カラオケでフルコーラスを満足に歌える人も少ないのではないだろうか
AION
このバンドはX-JAPAN以上にボーカルのキーが高い楽曲が多い
これらの背景は当時アメリカのハードロックシーンにおいて
そういった表現方法によるバンドが多かったことが大きく影響していることが言えるだろう。
※X-JAPAN