Lead(リード)とは日本の男性3人組ダンス&ボーカルグループである。2002年に4人体制でデビューし、日本レコード大賞新人賞や金賞を受賞。2013年のリーダー中土居宏宜の引退を経て3人体制となった。セールス低迷や解散の危機など、歴史は決して順風満帆ではなかったが、苦難を乗り越えて築かれた表現力と、ストリート時代から培ったシンクロ率の高いダンスが魅力。2024年には10thアルバムを発売するなど、進化を続けながら時代をリードする活動を展開している。
2005年から2006年頃、メディア環境の変化によりゴールデン帯のテレビ番組への出演機会が激減した。特に歌番組の出演枠減少に伴い、深夜番組やCS放送への出演が主となる。2006年の『Summer Madness』頃からはCD売上も顕著に低下し、メンバー間の仲も徐々にギクシャクし始めた。
中土居は結成当時から天性の才能を持つ古屋にライバル心を抱いていたが、追いつけない自分に苛立ち、メンバー内で口数が少なくなった。当時はペアに分かれて共同生活を送っていたが、仲の良かった谷内と鍵本の間では「仕事仲間」としての意識が薄れて甘えが生じ、逆に関係が悪化していた中土居と古屋の間では「ゴミ出し」をきっかけとした衝突から本音をぶつけ合うようになるなど、グループ内の空気は極めて不安定だった。後続のアーティストが活躍する一方でスケジュールが空白になっていく現実に、メンバーは焦燥感を募らせていった。
スキャンダルとどん底の低迷期
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2007年、人気低迷期の中で鍵本輝のスキャンダルが報じられ、グループの結束は崩壊寸前となった。古屋はファンへの申し訳なさから涙が止まらず、土下座をして謝る鍵本を見ても「ぶっ飛ばしたい」と思うほど怒りを感じていたという。2008年には鍵本が月9ドラマ『太陽と海の教室』にレギュラー出演したが、古屋は「なぜ問題を起こした鍵本が出るのか」と激怒し、当時のライブでも「月9は見ていない」と公言するほどの断絶があった。
2008年7月発売の15thシングル『Sunnyday』は売上が約3,300枚、オリコン最高34位と過去最低を記録。楽曲スタイルの迷走や他グループへのファン流出も重なり、人気は完全に低迷。同年夏のツアー後、古屋は精神的な限界から実家の福岡へ一ヶ月間帰郷し、活動休止状態となった。
解散の危機と「第2章」への再起
LEAD 10TH ANNIVERSARY LIVE- 24HRS - YouTube
ファンの間で人気の楽曲。2012年の10周年記念ライブでも披露された。
崩壊の危機に際し、危機感を抱いた谷内伸也がメンバーを集めて話し合いを提案。中土居と共にリーダーシップを執るようになり、メンバー全員が号泣しながら本音をぶつけ合うことで、ようやくグループはまとまりを取り戻した。2011年には、従来のアイドル路線から一変し、激しいダンスと歌を両立させる本格的なダンスナンバー『24HRS』を発表。これが大きな転換点となった。
2011年8月のシングル『HURRICANE』は、事務所から「トップ10に入らなければ解散」という条件を突きつけられた勝負作だった。ミュージックビデオも制作されないほど困窮した状況だったが、結果的にトップ10入りを果たし解散を回避した。2012年3月には『Wanna Be With You』で過去最高の3位を記録。しかし、復活の兆しが見える中で中土居は数年前から引退を考えており、2013年3月、10周年の節目をもって芸能界を引退。同年6月からは3人体制の「第2章」として活動を開始し、前作を上回る4万枚以上の売上を記録して再スタートを切った。
出典: cdn.deview.co.jp
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第2章の幕開けと記録更新
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ドラマ『ぶっせん』
主演は吉沢亮。鍵本輝は前列左。
3人体制となったLeadは、2013年6月に新体制初のシングル『Upturn』をリリース。リーダー不在によるファン離れが懸念されたものの、連日のリリースイベント等の精力的な活動により、前作を上回る4万1千枚以上の売上を記録し、第2章の好スタートを切った。同年には鍵本輝がTBS深夜ドラマ『ぶっせん』に坊主頭の僧侶役で出演し、主題歌にLeadの『GREEN DAYS』が採用されるなど、メディア露出も回復の兆しを見せた。
2014年2月発売の『サクラ』では、オリコン週間チャート3位を記録。同作はテレビ朝日系『ミュージックステーション』のランキングにも念願のランクインを果たし、長年の目標の一つを達成した。2016年には、約4年ぶりとなる7thアルバム『THE SHOWCASE』をリリース。オリコン週間チャートで初登場2位を記録し、デビュー以来14年間の全作品を通じて最高位を更新する快挙を成し遂げた。
15周年と原点回帰
2017年にデビュー15周年を迎え、舞浜アンフィシアターにて記念ライブ「Lead 15th Anniversary Live 〜感今導祭〜」を開催。同年8月には、結成の地である大阪城公園の「城天」にて14年ぶりとなるストリートライブを敢行し、原点回帰を果たした。この時期、メンバー個々の活動も活発化し、鍵本は舞台『義風堂々!!』で主演、谷内伸也は舞台『夜曲 nocturne』に出演、古屋敬多はミュージカル『私のホストちゃん』シリーズで主演を務めるなど、パフォーマンスの幅を広げていった。
2010年代後半から2020年代初頭にかけても、メンバー自ら作詞・作曲や振付を手掛けるセルフプロデュースの姿勢を強め、高いシンクロ率を誇るダンスパフォーマンスを武器にライブアーティストとしての地位を確立した。
20周年以降
2022年にはデビュー20周年の大きな節目を迎え、ファンへの感謝を込めたアニバーサリーイヤーの活動を展開。
2025年9月4日、長年グループのパフォーマンスの核を担ってきた古屋敬多が、心身の不調により活動を休止することを発表した。
Lead(リード)のディスコグラフィー
アルバム
『LIFE ON DA BEAT』
2003年4月23日発売。
1. Prelude
2. ONE FOR DA SOUL
3. Step by Step -traditional groovin' mix-
4. 真夏のMagic
5. LOVE RAIN
6. "Show me the way"
7. 導線
8. Be Happy
9. SHAKE UP
10. 永遠の一秒
11. FLY AWAY
12. Only You Can Hurt Me
13. I want ya
1stアルバム。オリコンチャート最高5位。
シングル3曲、カップリング曲1曲が収録された、初のオリジナル・アルバム。
初回特典はオリジナルステッカー(全5種)、イベント参加券(全国5カ所開催)・オリジナルTシャツ抽選券・直筆サイン入り「Lead特大プレミアムボード」応募案内・オリジナル待ち受け画面、壁紙がダウンロードできるURL付きリーフレット。
『BRAИD ИEW ERA』
2004年8月25日発売。
1. Go One's Own Way
2. Night Deluxe
3. Life Is A Party!
4. What Cha Gonna?
5. Extreme Girl
6. Privacy
7. Believe In Myself
8. 果てしなく広いこの世界の中で
9. True Romance
10. Get Wild Life
11. Steppin'out
12. Here Goes!
13. ファンキーデイズ!
14. Night Deluxe (Remix)
2ndアルバム。オリコン最高11位。
シングル「ファンキーデイズ!」「Get Wild Life」「Night Deluxe」を収録した全13曲に加え、初回盤のみボーナストラックとして「Night Deluxe」のリミックスを収録した全14曲構成となっている。
目次 - Contents
- Lead(リード)の概要
- Lead(リード)のメンバー
- 現メンバー
- 鍵本輝(かぎもと あきら)
- 谷内伸也(たにうち しんや)
- 古屋敬多(ふるや けいた)
- 旧メンバー
- 中土居宏宜(なかどい ひろき)
- Lead(リード)の活動経歴
- 結成から華々しいデビューまで
- テレビ露出の激減と暗黒時代
- スキャンダルとどん底の低迷期
- 解散の危機と「第2章」への再起
- 第2章の幕開けと記録更新
- 15周年と原点回帰
- 20周年以降
- Lead(リード)のディスコグラフィー
- アルバム
- 『LIFE ON DA BEAT』
- 『BRAИD ИEW ERA』
- 『Lead! Heat! Beat!』
- 『4』
- 『Feel The Vibes』
- 『NOW OR NEVER』
- 『THE SHOWCASE』
- 『MILESTONE』
- 『SINGULARITY』
- 『XTLIKE』
- Lead(リード)の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- 「真夏のMagic」
- 「Wanna Be With You」
- 「Stand and Fight」
- 「Still」
- 「Upturn」
- 「GREEN DAYS」
- Lead(リード)の名言・発言
- 中土居宏宜 「輝、もっと強くなれよ。昔から怒られたらすぐいじける。いじけるんやなくて、自分の思いをちゃんと伝えなさい。いつも自分の気持ちを押し殺してしまうけど、でもね、もっと周りには、たくさんの方がいるから、もっと頼れよ!」
- 中土居宏宜「ケイタへ。 いつの日からか『ヒロさん』って『さん』付けで呼ばれるようになって、その理由を『尊敬してるから』って言ってくれたよね。もう、恥ずかしすぎて完全に受け流したけど、俺もケイタのことを尊敬しているよ。 パフォーマンスのレベルもそうだし、誰からも愛される、人を引きつけるキャラクターもそう。この世界で生きていくための天性のセンスをうらやましいくらい持っている。 だから、それを生かすために、もっと自分自身に興味を持って、自分自身を知ってほしい。そのためにまず、しっかりするんだよ!」
- 中土居宏宜「いっぱい話し合ったな。僕もいっぱい悩み事を聴いてもらったり、伸也の悩み事を聞いたり…。僕は伸也にいろいろと頼ってた部分があった。僕は感謝しています。昨年の年末ライブのあとに『Leadは俺に任せてくれ』という言葉を聞いて、本当に頼もしいなと思ったよ。伸也は最後まで僕のことを引き止めてくれた。本当にありがとう。」
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