こちらはシーズンが始まる前に
ショーでお披露目した時の衣装。
肩から脇にかけてのシースルー部分が
紫になって透け感がなくなりました。
襟元にも紫が入りましたね。
全体に緑の刺繍?模様?がプラスされて
ウェスト上に繰り上げ部分ができました。
よーく見るとショー用の生地はベロアっぽく
試合用の生地はそれより薄手のようです。
ショートプログラム
ショパン「バラード第1番ト短調」
振付:ジェフリー・バトル
前シーズンのショートと180度違った
しっとりとした雰囲気で
まるで王子様!?なんて言われています。
この写真はGPシリーズ中国大会のもの。
得点が高くなる演技後半に
4回転ジャンプが予定されていましたが
ケガや病気などが重なり
来季までお預けとなりました。
こちらはシーズン最後の試合となった
国別対抗戦の時の写真。
裾や袖のグラデーションの色が
先ほどに比べかなり濃くなっています。
試合ごとに濃くなっていったので
次は!?と話題にもなっていました。
最初、薄いかな?と思って濃くしてもらったら
思ったより紫が強くなってしまったので
青っぽくなるようにまた色を入れたら
どんどん濃く上の方に色が来てしまったとか…。
こうしてシーズン中に
衣装は少しずつバージョンアップしていきます。
フリープログラム
「オペラ座の怪人」
振付:シェイ=リーン・ボーン
今季からボーカル入りの曲が使用可能になり
早速取り入れた新しいプログラム!
中学生の時音楽の授業で「オペラ座の怪人」を観て
絶対この曲でいつか滑りたい!と思ったそうです。
この衣装は不運な事故の為
GPシリーズ中国杯のみとなりました。
グランプリシリーズ日本大会
NHK杯からのオペラ座衣装です。
前の衣装は、中国杯の衝突事故で
ついてしまった血のシミが
洗っても取れなかったそうです。
そして急遽用意したのがこの衣装。
シーズン中に衣装を変えることが
ほとんどない羽生選手なので
珍しい衣装チェンジです。
4回転ジャンプを3回入れる予定でしたが
度重なるアクシデントのため2回に。
来シーズンからはまたチャレンジするそうです。
ファンからは以前の衣装が赤ファントム
こちらが青ファントムと呼ばれる事も。
ショートプログラム
楽曲は作シーズンに引き続き
ゲイリー・ムーア 「パリの散歩道」
振付:ジェフリー・バトル
衣装がモノトーンから鮮やかなブルーになりました。
現在男子フィギュアショート
世界最高得点プログラムです。
これは見せ場の「へ」のポーズ。
エキシビションでリンク去り際にやったり
ちょこちょこ披露してくれます。
荒川静香さんいわく
「これ、結構難しいんですよ~」だそうです。
フリープログラム
作曲:ニーノ・ロータ
映画『ロミオとジュリエット』より
振付:デヴィッド・ウィルソン
震災後に滑った「ロミオとジュリエット」
というテーマをオリンピックシーズンに
もう一度滑りたいという思いからできたプログラム。
演技後半にトリプルアクセルのコンボなど
体力と技術がいるすさまじい構成です。
衣装は羽生選手が敬愛する
ジョニー・ウィアー氏のデザインです。
ジュリエットモチーフなんでしょうか…?
ショートプログラム
ゲイリー・ムーア 「パリの散歩道」
振付:ジェフリー・バトル
初めてのバトル氏の振り付け。
今までのキラキラ王子路線を脱し
少し男っぽいプログラムへの
挑戦となりました。
男子フィギュアショートの
世界最高得点を初めて記録しました。
「への字」のポーズ。
ちなみにこの技は
「ランジ」という技の変形です。
ランジとは、スケーティングレッグの膝を落とし
フリーレッグのエッジが氷面に当たらないぐらい
倒して引きずるような姿勢ですべること…をいいます。
ネットではイーグルの変形にも見えるので
「へーぐる」なんて呼ばれ方もしてます。
フリープログラム
リカルド・コッチアンテ
「ノートルダム・ド・パリ」
振付:デヴィッド・ウィルソン
同名ミュージカルの楽曲です。
このプログラムで初めて
4回転サルコウが組みこまれました。
彼自身随分苦労したようです。
ショートプログラム
アレクサンドル・スクリャービン作曲
練習曲第12番 嬰ニ短調「悲愴」
編曲:トルガ・カシフ
振付:阿部奈々美
この辺りからシニアの表彰台でも
常連になってきました。
世界選手権では
日本男子史上最年少の表彰台!
このシーズンを終えてから
彼は成長を求めて拠点をカナダへと移します。
フリープログラム
クレイグ・アームストロング作曲
映画『ロミオ+ジュリエット』より
映画『Plunkett & Macleane』より
振付:阿部奈々美
ディカプリオの映画のロミジュリです。
ステップに入る前に吠えるのが
気迫みなぎりまくりで迫力がありました。
震災が起きた2011年。
練習中のリンクで被災した羽生選手。
このプログラムはその経験から
彼にとってとても大事な物になっています。
衣装のベルトにはストーンや
スパンコールがビッシリ縫いつけてあります。
キラキラしてとても美しいこの装飾は
お母様が手縫いでつけたそうです。
ショートプログラム
ピョートル・チャイコフスキー作曲
バレエ音楽『白鳥の湖』より
ホワイト・レジェンド
編曲・演奏:川井郁子
世界ジュニアチャンピオンの
看板をひっさげてのシニアデビューの年。
四大陸フィギュア選手権では
シニア初の表彰台にも上がりました。
おなじみ白鳥の湖ですが
少し和風のアレンジとなっています。
フリープログラム
パブロ・デ・サラサーテ作曲
「ツィゴイネルワイゼン」
振付:阿部奈々美
この衣装は彼が敬愛する選手
ジョニー・ウィアー氏のデザインで
そこにお母様の力作キラキラが
プラスされています。
シニア1年目なのに、4回転や
トリプルアクセルのコンビネーションも
入ったとても難しいプログラムでした。