やなせたかしの名言・発言まとめ

やなせたかしとは、日本の漫画家・絵本作家・イラストレーター・歌手・詩人・作詞家。有限会社やなせスタジオ社長。日本漫画家協会理事長、日本漫画家協会会長などを歴任。本名:柳瀬嵩(やなせ・たかし)。漫画の代表作に『アンパンマン』。作詞家として『手のひらを太陽に』を作詞した。
漫画家・やなせたかしの言葉は、彼自身が経験した戦争や飢え、そして遅咲きゆえの葛藤から生まれた重みがある。

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「幸福とは何だろう。幸福の正体はよくわからない。 お腹をすかせて一杯のラーメンがとてもおいしければ、それは本物の幸福だ。 十円には十円の幸福があり、一億円には一億円の幸福がある。インスタントラーメンも、シューマイ弁当も、アンパンも、ときにはパリの高級レストランの食事よりおいしい。」

「幸福とは何だろう。幸福の正体はよくわからない。
お腹をすかせて一杯のラーメンがとてもおいしければ、それは本物の幸福だ。
十円には十円の幸福があり、一億円には一億円の幸福がある。インスタントラーメンも、シューマイ弁当も、アンパンも、ときにはパリの高級レストランの食事よりおいしい。」

幸福を金銭的・社会的な価値で測るのではなく、個々人が感じる切実な満足感の中にこそ真理があるという庶民的な哲学。

「好きなことならコツコツ努力することもつらくはない。楽しみながら、いつの間にか何かをつかむこともできる。 だから、好きなことを見つけて、それを一生、やっていってほしい。 見つからないなんて言っていないで、とにかく必死で探すのだ。絶対に何かひとつはあるはずだ。」

「好きなことならコツコツ努力することもつらくはない。楽しみながら、いつの間にか何かをつかむこともできる。
だから、好きなことを見つけて、それを一生、やっていってほしい。
見つからないなんて言っていないで、とにかく必死で探すのだ。絶対に何かひとつはあるはずだ。」

才能以上に「好きであること」が最強の武器になるという、やなせたかしによる若い世代への激励の言葉。

「ごくありふれた日常のなかに、さりげなく、ひっそりと、幸福はかくれています。」

「ごくありふれた日常のなかに、さりげなく、ひっそりと、幸福はかくれています。」

幸せを大げさなイベントではなく、日々の暮らしの細部に発見する心の余裕を説く言葉である。

「人は、人がよろこんで笑う声を聞くのが一番うれしい。だから、人がよろこび、笑い声を立ててくれる漫画を長く描いてきた。 自分が描いた漫画を読んで子どもたちがよろこんでくれる。その様子を見て、自分がうれしくなる。こうしてよろこばせごっこができることが本当に幸せだ。 あなたは何をして、よろこばせごっこをしていますか?」

「人は、人がよろこんで笑う声を聞くのが一番うれしい。だから、人がよろこび、笑い声を立ててくれる漫画を長く描いてきた。
自分が描いた漫画を読んで子どもたちがよろこんでくれる。その様子を見て、自分がうれしくなる。こうしてよろこばせごっこができることが本当に幸せだ。
あなたは何をして、よろこばせごっこをしていますか?」

他者を喜ばせることが自分自身の喜びになるという「相互幸福」の精神を、親しみやすい「ごっこ」という言葉で定義した言葉。

「母親が一生懸命に料理をつくるのは、「おいしい」とよろこんで食べる家族の顔を見るのがうれしいからだ。父親が汗をかいて仕事をするのは、家族のよろこびを支えるためだ。美しく生まれた人は、その美しさで人をよろこばせることができる。学問が得意な人は学問で、絵を描ける人は絵を描くことで。歌える人は歌で。」

「長い人生を生きてきたが、星の命に比べたら、百歳まで生きたって、瞬間に消え去っていくのと変わらない。
人間は、宇宙的にいえば、ごく短い間しか生きはしないのだ。
つかの間の人生なら、なるべく楽しく暮らしたほうがいい。
それでは、人は何が一番楽しいんだろう。何が一番うれしいんだろう。
その答えが「よろこばせごっこ」だった。
母親が一生懸命に料理をつくるのは、「おいしい」とよろこんで食べる家族の顔を見るのがうれしいからだ。父親が汗をかいて仕事をするのは、家族のよろこびを支えるためだ。美しく生まれた人は、その美しさで人をよろこばせることができる。学問が得意な人は学問で、絵を描ける人は絵を描くことで。歌える人は歌で。」

誰もが何かしらの「人を喜ばせる力」を持っており、それぞれの場所でその能力を発揮することが社会の調和を生むというやなせたかしの言葉である。

「人間が一番うれしいことはなんだろう? 長い間、ぼくは考えてきた。 そして結局、人が一番うれしいのは、人をよろこばせることだということがわかりました。 実に単純なことです。 ひとはひとをよろこばせることが一番うれしい。」

「人間が一番うれしいことはなんだろう?
長い間、ぼくは考えてきた。
そして結局、人が一番うれしいのは、人をよろこばせることだということがわかりました。
実に単純なことです。
ひとはひとをよろこばせることが一番うれしい。」

多くの苦労を経て到達した、やなせ哲学の最終回答である。利己的な満足を超えた「利他」の喜びこそが、人生の究極の目的なのだ。

仕事とは何かがわかる名言

「ぼくの創作のやり方はたったひとつ。キャラクターが頭の中に浮かんで動きだした時にはじまる。キャラクターが動き出せばストーリーは自然にできあがる」

「ぼくの創作のやり方はたったひとつ。キャラクターが頭の中に浮かんで動きだした時にはじまる。キャラクターが動き出せばストーリーは自然にできあがる」

作り手が物語をコントロールするのではなく、キャラクターという人格が自走し始めるのを待つという、作家としての制作スタイルを表している。

「自分にうそをつかない仕事を続けてきたら、少しずつ収入も増えてきたのだから、世の中は意外に公平にできている。」

「自分にうそをつかない仕事を続けてきたら、少しずつ収入も増えてきたのだから、世の中は意外に公平にできている。」

目先の利益よりも良心を優先し、誠実に歩んできた結果が報われることを、自身の半生を通じて証明したやなせたかしの言葉。

「お金持ちになれる正しい原則は、良心的なおもしろい仕事をすることです。」

「お金持ちになれる正しい原則は、良心的なおもしろい仕事をすることです。」

利益追求だけを目的とするのではなく、社会に貢献し、かつ面白い仕事を提供することが、結果として富をもたらすという言葉である。

「難しい仕事や未知の仕事には、好奇心と冒険心をそそられる。新しいことに挑戦するのはすごいチャンスだと思う。声をかけられたら、「できない」と断らずに、無理やりでもやってしまえばいいんだ。 専門分野以外の仕事をしているうちに、それが化学変化を起こしていくこともある。新しい人間関係が広がることもある。 仕事は、人と人のつながりで来るものだ。いろんなことをやっていく中でめぐり会う人が、新しいチャンスや可能性を連れて来てくれる。」

「難しい仕事や未知の仕事には、好奇心と冒険心をそそられる。新しいことに挑戦するのはすごいチャンスだと思う。声をかけられたら、「できない」と断らずに、無理やりでもやってしまえばいいんだ。
専門分野以外の仕事をしているうちに、それが化学変化を起こしていくこともある。新しい人間関係が広がることもある。
仕事は、人と人のつながりで来るものだ。いろんなことをやっていく中でめぐり会う人が、新しいチャンスや可能性を連れて来てくれる。」

自分の枠を決めず、未知の依頼を「化学変化」のきっかけとして歓迎する柔軟な仕事観を示している。

「今自分がやっている仕事だって、それで誰かが助かり、誰かがよろこんでいるはずだ。「この仕事は向かない」「この仕事は不満だ」と言って、熱を入れずにただウロウロしているだけなら、一生、そのままで終わってしまう。 つまらないなら、どうすればおもしろくなるかを考え、自分で工夫してみるといい。そうすると、どんどんおもしろくなっていく。満足感も高まって、しだいにそれが天職だと思えるようになっていくのだ。」

「今自分がやっている仕事だって、それで誰かが助かり、誰かがよろこんでいるはずだ。「この仕事は向かない」「この仕事は不満だ」と言って、熱を入れずにただウロウロしているだけなら、一生、そのままで終わってしまう。
つまらないなら、どうすればおもしろくなるかを考え、自分で工夫してみるといい。そうすると、どんどんおもしろくなっていく。満足感も高まって、しだいにそれが天職だと思えるようになっていくのだ。」

与えられた仕事を受動的にこなすのではなく、能動的に面白さを創出することで、どんな仕事も天職に変えられるという激昂の言葉である。

maya08
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@maya08

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