来日間近!プログレロックの王 「キング・クリムゾン」まとめ

ついに再始動したイギリスのプログレッシブバンド「キング・クリムゾン」
待望の来日公演がきまりチケットも追加公演以外はソールドアウト。いい機会だと思ったので、名前だけ知っている人もそうでない人もどんなバンドなのか振り返ってみましょう。

キング・クリムゾンとは

1968年結成のイギリスのロックバンド。ジャンルはプログレッシブロックというふうになっているがリーダーのロバートフリップは自分たちの音楽はどんなジャンルにも当てはまらない進化し続ける音楽だとして否定している。
1969年にアルバム「In The Court Of Crimson King」デビュー。このアルバムは当時チャートで一位だったビートルズの「Abby Road」を一位から引きづりおろしたと言われているアルバムだが証拠はなく都市伝説として扱われたりしているが間違いなくロックの歴史に残る名盤である。

また幾度なく再結成を繰り返していて今回のツアーのためにまた2013年に再結成をした。
オリジナル期はいわゆす普通のバンド編成だったが、再々結成後のアルバム「ディシプリン」の時にはアメリカ人のメンバーをいれた四人になったり、トリオをふたつ組み込んだダブルトリオ編成(つまりドラマーが二人)だったりする。なんと今回ライブツアーではドラマーが三人になっておりメンバーも7人と大人数である。

メンバー

キング・クリムゾンはリーダーのロバートフリップ以外とても流動的にメンバーが変わるので所属していた人数はたくさん。
主要なメンバーだった人のみ紹介する。

ロバートフリップ…キング・クリムゾンのリーダー。パートはギターやメロトロンなど多くの楽器を演奏する。自ら楽器を作り出すこともあり「フリッパトロニクス」というテープエコーを改良した機会が有名。

イアン・マクドナルド…キーボード担当。1stアルバム参加
マイケル・ジャイルス…キング・クリムゾン前身のバンドから参加していたメンバー。1stアルバム参加

ピーター・ジャイルス…同じく前身のバンドメンバーだったが2ndアルバムから参加する

再結成後
ジョン・ウェットン…ベース・ボーカル担当。アルバム「Red」などに参加しキング・クリムゾン黄金時代を支えた存在。解散後はスーパーバンド「エイジア」を結成。
ビル・ブルーフォード…同じプログレッシブ・ロックバンドのYESから脱退し参加していた。パートはドラムス。

再々結成後
エイドリアン・ブリュー…初のアメリカ人メンバー。ギタリスト。この時のクリムゾンはそれまでの音楽とは変わっていたので批判受けていた。

どれを聞けばいい

キング・クリムゾンは見て分かる通り長い活動期間のなかで何度も解散と再結成を繰り返している。またアルバムも13枚も出しておりメンバーも変わっているので音楽性も統一されていない。どれから聞けばいいのかわからない人のために最初に聴きやすいアルバムを4つ選んだ。

「 クリムゾンキングの宮殿」…偉大なるファースト・アルバム。不気味なノイズから始まる一曲目から展開する変拍子はこれぞプログレといった感じ。5曲しかないが一曲一曲の濃密度が濃く飽きさせない。また途中にバラードがあったりするので一番聴きやすいアルバムだとおもう

「太陽と戦慄」…イエスのドラマーを迎え入れてのアルバム。13分の一曲目はかなりイエスの影響をうけている雰囲気の展開やコードですごく実験的なサウンドが展開される。アンビエント要素も感じられる。最終曲「太陽と戦慄パート2」はすごく聴きやすくてかっこいいです

「RED」…黄金期の最後のアルバムにして最高傑作と言われるアルバム。一曲目からクリムゾン節全開で初期を思い起こさせる曲。二曲目の「Fallen Angel」は彼ららしからぬバラードで感動的。そして最後の曲「Starless」メロトロンから始まる緊張感とどこか懐かしいギターリフ。バラードパートが終わると変速拍子のギターとベース、パーカッションのみになり緊張感があふれる。最後の盛り上がりは緊張感をためてからこそ味わえる高揚感が得られます。

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