超速レビュー! 恋愛ゲーム「To LOVEるダークネス トゥループリンセス」を早速やってみた!
11月5日、待望の恋愛シミュレーションゲーム「To LOVEるダークネス トゥループリンセス」が発売されました。待ちわびていた人も多いのではないでしょうか。以前発売されたゲームはなぜかアクションゲームでしたからね。ようやくこの日が来たかということで、今回は超速レビューをお送りしたいと思います。
薄々こういう結末になることは分かっていたんだ
ここで皆さんに残念なお知らせです。開始一時間も経たずしてこのゲームが大変お粗末な代物であることが分かりました。しかしそれでも私は希望を捨てず、春菜、九条先輩、ナナルートをクリア。その結果、私はこう結論続けました。
薄々こういう結末になることは分かっていたんだ、と。
1ルートにかかる所要時間はおよそ1時間
話の流れとしては、モモが渡した怪しげなドリンクにより記憶喪失になってしまった結城リトの記憶を、皆それぞれのやり方で何とか元に戻そうとするもの。期間は30日で行動は1日2回。ヒロインのルートに入るには、それぞれのキャラが要求するパラメータを上げ、出てきたアイコンを選択するだけ。誰のルートにも入れなかったら何事もなくスタート画面に戻ります。
1ルートにかかる時間はおよそ1時間。音声を最後まで聞いていない箇所がありますので、全部聞けば数時間ほどでしょうか。しかし内容は薄く、展開するエピソードもほとんど原作で見たことがあるようなものばかり。正直バカにしているのかと思いましたね。私が買ったのはスマホゲームではなく、PSVitaのゲームです。残念ながらクオリティはスマホゲームと同等か、それ以下でした。
不親切な設定たち
まずスキップ機能がひどいです。既読スルーを選んでも、立ち絵から漫画で使うようなマークが飛び出る度に動作がこまかく止まります。キャラごとにステータスをカスタマイズするという設定上、どうしてもスキップを多用しなければならない為、これは大変不親切なものでした。
また、画面切り替えが中途半端に遅いです。そのせいでストレスが溜まります。この手のシミュレーションゲームでは物語に没入する必要がありますので、できればシステム面はシンプルなものが好ましかったです。
個別ルートの出来は最悪
シナリオ書いたのは一体誰だと思う程の一本調子な展開が続きます。起承転結の「転」部分が唐突かつ雑に入ってきて、リトがとりあえずなんとかしてエンドになります。全ルートをやったわけではありませんが、やってみた3ルートはどれもそんな感じでした。まあ原作も概ねそんな展開が続いたりしますが、ここまでひどくはありません。結ばれた後の後日談はあるにはありますが、数分で終わる程度のほんのおまけ。楽しみにしてたのに。というかむしろそっちの方を見たかったのに。
また、トラブル特有のラッキースケベシーンはあるものの、肝心のCGがない場面が多かったです。CGのないラッキースケベに何の意味があるのかと。原作の魅力を全く分かっていない会社が作ったことは明々白々です。と思ったら前作のゲームを作ったところと同じでした。さもありなん、です。
まとめ
本来ならばこんなことを言いたくはないのですが、お金を出して買うほどのゲームではありません。限定版のグッズが目当ての人は買うしかないでしょうが、どちらかというとゲームの内容に重きを置く人にはオススメできませんね。隠しルートで実はハーレムルートとかあったりして、とか思いますがそれを探そうと思う気力すらなくさせる駄作でした。来週辺り、中古市場に氾濫している可能性大です。お買い求めの方はそちらで購入した方が良いかもしれません。