デスゲーム漫画『たとえ灰になっても』の作者死去、連載中止に

ヤングガンガンで2015年から連載されていたデスゲーム漫画『たとえ灰になっても』の作者、鬼八頭かかしが2019年に死去した。『たとえ灰になっても』は未完のまま連載中止となり、ファンからは中止を惜しむ声と追悼が寄せられた。

作者 鬼八頭かかしが死去

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鬼八頭(おにやず)かかしが、2月2日に死去した。ヤングガンガン(スクウェア・エニックス)の編集部、ならびに月刊ドラゴンエイジ(KADOKAWA)の編集部が発表した。

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2015年12月より、ヤングガンガンにて「たとえ灰になっても」を連載していた鬼八頭。ヤングガンガンの公式サイトでは同作が、2月1日に発売された同誌4号掲載の第56話をもって連載中止となることも発表されている。

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たとえ灰になっても

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ストーリー

高校生・四宮良真は、とある事件で両親を失ってから妹の幸花が唯一の心の支えだったが幸花が難病を患い、医師からは手術しなければ余命1か月であることを告げられる。しかし、手術費用は10億円ということから途方に暮れていた良真のもとへ、チケットを持った謎の女が現れる。彼女によれば、まもなく公でない”ゲェム”が開催され、勝利すれば大金を得ることができるという。「自らが望むモノのために命を懸ける事は出来るか?」の問いに「できる」と答えた良真はチケットを受け取った直後、交通事故に巻き込まれて命を落とす。

再び目覚めた良真は見知らぬ女性の姿になっていた。先ほどの「謎の女」こと天使・クロエルから、ここは辺獄(リンボ)であり、参加者はすべてクロエルの仕組んだ意図的な事故による死亡を経て、仮初の身体に魂を吹き込まれた状態となっているが、”ゲェム”に勝利すれば勝ち取った金額を手にしたうえで元の肉体で蘇生できるという説明を受ける。一方、敗者にはクロエルから「残酷な死」が与えられ、現世で復活することはできない。
しかし、この”ゲェム”には重大なルールがある。それは「本名を呼ばれると死亡する」というものであるうえ、参加者はすべて「真戸賀市」の住民から選ばれており、肉親から通りすがりの者までさまざまな形で互いに面識を持っている。そのため、各参加者は便宜上の偽名を名乗る必要があり、良真は幸花を救うという決意から「ユキ」と名乗る。あらゆる事情を抱えた個性豊かな参加者たちと共に、ユキは”ゲェム”に挑んでゆく。

連載中止に悲しみの声

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