【八幡の藪知らず】関東地方の都市伝説・妖怪・怖い民間伝承まとめ【きさらぎ駅】

関東地方に伝わる都市伝説・妖怪・怖い民間伝承をまとめました。千葉県にある立ち入ることができない禁足地「八幡の藪知らず」の逸話や、ネットでも有名な静岡県の怖い話「きさらぎ駅」の噂などを掲載。不思議な話からゾッとする怖い話まで、関東地方で語り継がれている噂を紹介していきます。

印旛沼の「カワボタル」

印旛沼の「カワボタル」

千葉県の印旛沼には
江戸時代から「カワボタル」という怪異が知られています。

カワボタルはボールのような形と大きさで、
蛍のような光を放つとされていて、
夏秋の雨の夜に出没すると言われ、
印旛沼の湖面をフワフワと漂う姿が記録に残っています。

利根川流域に関連する記録『利根川図志』にも
カワボタルの記述があります。

実は『利根川図志』には
カワボタルを捕まえた記録も残されています。

この記録では漁師の船の近くにカワボタルが現われ、
漁師が思いきってカワボタルを棹で
思いっきり叩き潰したとされています。

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千葉県 全裸のわらしべ漁師

全裸のわらしべ漁師

全裸のわらしべ漁師

千葉県房総半島の漁師たちを描いた、
明治の絵画「海の幸(青木繁 1904年)」

この絵では漁から戻る全裸の漁師たちが、
豪快なタッチで描かれています。

かって千葉県房総半島の漁師たちは、
わらしべだけを身につけて海に出ていた。

この言葉を聞いた時は、
船上で海と戦うのに衣服は邪魔になる、
お守り代わりのわらしべだけ身につけて海に出る男たち。

そんな、
海と共に生きている漁師たちの
無骨な気風を感じていました。

ところが漁師たちが裸だったのは、
イメージとかけ離れた理由がありました。

房総半島の漁師たちが裸だったのは、
漁師が服を自由に着られない身分だったからです。

街の通りを歩く時も全裸のままで、
地域の人達には普通の光景だったようです。

全裸は必要から生まれた風習ではなく、
暗黙の掟という圧力で服を着れなかったのです。

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埼玉県 川越市 三芳野神社「通りゃんせ発祥の地」

三芳野神社「通りゃんせ発祥の地」

三芳野神社「通りゃんせ発祥の地」

通りゃんせ 通りゃんせ~
から始まる有名な童謡があります。

童謡独特の暗いメロディと
「行きはよいよい 帰りはこわい」
の歌詞もあいまって
何やら不安なイメージを掻き立てますね。

さて、その「通りゃんせ」は埼玉県川越市の
三芳野神社が発祥であるという説があります。

昔の三芳野神社は川越城の城内にあったため
警備が厳しかったそうです。

参詣客のふりをして機密情報を持ち出そうとする者を警戒し、
取調べを行っていたとか。

その取調べを恐れて「帰りは怖い」になるんですね。

よく調べてみると真相はそういうことなんですが、
何故か「通りゃんせ」には不気味なイメージがあります。

そもそも「天神様」とは何なのでしょうか。

天神とはつまり雷神のことですが、神道の世界では菅原道真を
「天神様」として信仰する天神信仰というものがあるそうです。

菅原道真は今では学問の神様として広くしられていますね。
三芳野神社にも学業成就のご利益があるそうです。

実は「通りゃんせ」は
子を捨てに行く親を歌ったものだという解釈もあります。

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埼玉県 志木市「ひくまた川(柳瀬川)の河童伝説」

「ひくまた川(柳瀬川)の河童伝説」

「ひくまた川(柳瀬川)の河童伝説」

埼玉県にはいくつかの妖怪伝説があります。

水木しげる先生の『図説 日本妖怪大全』でも紹介されており、
県内の妖怪伝説で最も有名なのは袖引小僧です。

袖引小僧より知名度は低いかもしれませんが、
埼玉県南西部に位置している志木市には、
河童伝説が存在しています。

志木市は3本の川に囲まれていて、
昔から河童伝説が伝えられています。

ひくまた川は、
市内を流れている柳瀬川のことでしょう。

この話は、柳田国男の「山島民譚集」でも
紹介されています。

志木市にはこの話以外にも河童伝説があります。

その伝説の多さを物語るように、
市内には23体の河童像があります。

それぞれに愛称がつけれているほど
親しまれています。

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神奈川県 願いが叶う「横浜三塔物語」

埼玉県 シャネルおじさん

シャネルおじさん

シャネルおじさん

蔵づくりの建物やお寺や神社が並び、
祭時には山車で賑わう、
埼玉県の小江戸・川越市。

数年前のNHK朝ドラの影響もあってか、
観光客もとても多い所です。

また、駅から伸びるショッピングアーケードには
沢山のショップが並び、
平日も休日も学生やお買い物女子で賑わう街でもあります。

かなり昔になりますが、
私は川越市内の高校に通っていた為、
学校が終わると川越駅周辺で遊んでいましたし、
短大時代もバイトをしていたので、
川越にはかなりいた方だと思います。

それでも出会えなかった噂の人物がいます。

それは「シャネルさん」
「シャネルおじさん」と呼ばれている方で、
全身シャネルでキメキメな細身な男性なんだそうです。
派手な帽子やサングラス、エナメル系バッグが好みとか。

とてもお金持ちなおじさんという噂があったり、
いや、実はシャネルの服は
フリーマーケット等で集めているという説、
亡くなった奥様が着ていらした形見を着ている、
元自衛隊、重役、会社経営、いやいや普通のおじさん、
など、情報も色々です。

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埼玉県 狭山市「本当は怖いとなりのトトロ」

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狭山市「本当は怖いとなりのトトロ」

狭山市「本当は怖いとなりのトトロ」

1963年5月に女の子が誘拐され殺されるという
「狭山事件」という事件があり、
となりのトトロの設定と似た部分が多くあります。

まず、トトロの舞台は埼玉県で、
例の事件の起きた狭山市だろうと推測されること。
(映画の序盤、引越しの片付けをしているシーンで
「狭山茶」と書かれたダンボールがあります。)

トトロに登場する「さつき」と「めい」が
どちらも5月をさす言葉であり、
事件の月と一致していること。

事件のとき、殺された妹の遺体をみた姉が、
錯乱しながら「猫のお化けをみた」
「大きな狸に会った」など言葉を発したらしいこと。

さらに宮崎駿監督は、制作発表記者会見の時に
「この映画はサツキとメイの魂の解放なんです」と
謎の発言をしていることから、
やはり狭山事件を元に作られた映画で、
作中のラストは実はサツキとメイは
死んでいるんじゃないかという都市伝説があります。

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