リズベット(SAO)の徹底解説・考察まとめ

リズベットとは『ソードアート・オンライン』シリーズのヒロインであり、ゲーム「ソードアート・オンライン」の生存者”SAO生還者(サバイバー)”。本名は篠崎里香(しのざきりか)。SAOでは自身の店を営んでいた鍛冶師で、アスナとは親友同士。店に来たキリトに試し打ちで自信作の剣を破壊されてしまい、素材回収の依頼をしたことから縁ができる。キリトに対して恋心を抱くも、アスナの思い人であることに気付き、身を引いた。その後のシリーズでもキリトやアスナたちと共に数多くの危機を乗り越えていくことになる。

総合電子機器メーカー「レクト」CEOの娘であり、母親は大学教授を務めるお嬢様。SAO事件前は両親の求めるまま文武両道超が付くほどの完璧超人として学校では距離をおかれ1人ぼっちでいた。SAO事件後はリアル・ゲーム問わずキリトやSAOで出会った友達と共に過ごしており、基本的にゲーム内では細剣使いとして前衛を務める。SAOでは攻略組ギルド血盟騎士団の副団長の一面を持ち、ALOでは後方支援として魔法軸で戦闘をサポートする場面もあった。リズベットとは同い年で、SAOでは親友同士の関係になった。童顔のリズには厳つい衣装は似合わないと言い、可愛らしいメイドのような衣装やピンク色の髪色などを勧めた人物。

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シリカ/綾野 珪子(あやの けいこ)

SAOにて初登場した少女。ビーストテイマーのダガー使い、キリトと出会った際はピナという小竜をテイムしていた。
SAO事件以降もALOにてキリトを中心に集まった友人たちと共にゲームライフを送っている。ALOではケットシー種族でログインし、キャラクターデータを引き継いだおかげでピナと一緒にゲームライフが送られている。UWにてキリトの救援として向かった際はALOのアバター情報をコンバートし、ダークテリトリー軍やテロリスト集団の作戦で投入された外国プレイヤー相手に奮闘していた。アリシゼーション編では、アニメオリジナルエピソードにて容姿から想像できないGGOでの戦闘が描かれていた。作中ではリズベットと共に行動することが多い。

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リズベットの名言・名セリフ/名シーン・名場面

「温かい、私もキリトも仮想世界のデータなのに」

キリトに自信作の剣を折られてしまったため、キリトと一緒にアインクラッド55層の西の山へ資材集めに向かったリズ。しかしドラゴンの巣穴に落ちてしまい、転移結晶も使えず、2人は地上に戻れなくなってしまった。そのまま一晩ドラゴンの巣穴で過ごすことになり、極寒の中不安になったリズは、キリトに手を握っても良いかと尋ねる。
そしてキリトの手から温かさを感じたリズは、「温かい、私もキリトも仮想世界のデータなのに」と独白するのだった。リズが仮想世界で探し続けていた「本当の何か」が見つかったことを示唆させる、印象的なセリフとなっている。

「お願い、キリトがこの世界を終わらせて」

キリトへの恋心を意識したリズ。しかしキリトが自分の親友であるアスナの思い人であることにも気づいてしまう。そしてリズはキリトに背を向け、「お願い、キリトがこの世界を終わらせて」と告げる。リズの想いを聞いたキリトは、必ずこのデスゲームを終わらせることを約束する。
リズはこうして、自分の気持ちに折り合いをつけ、仮想世界の中でゲームクリアのその日まで生き抜くことを決意した。そしてリズは振り返り、「リズベット武具店をよろしく」といつもの笑顔を見せるのだった。一人の女の子であるリズの複雑な気持ちや優しさが伝わってくる、印象的な名シーンとなっている。

リズベットの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

作者にもネタにされているモブ化

原作10巻裏表紙のイラスト。

SAOでアスナの親友として登場したリズベットだが、その後はシリカとセットで扱われることが多くなっていった。その後のシリーズでも常連ではあるが、ほとんどモブキャラクターである。さらに原作の10巻の裏表紙ではそのことを作者側にネタにされてしまった。

WEB版では巨乳担当

『ソードアート・オンライン』は作者の川原礫がオンライン上で公開していたWeb小説が元になっている。文庫版になる前に公開されていたWeb版では、リズは巨乳担当のポジションだった。しかし現在では女性キャラクターも増えており、中堅扱いとなっている。

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