魔女の執行人(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『魔女の執行人』とは、『少年ジャンプ+』で連載されている紅木春のファンタジー漫画である。作者の紅木春は、美大を卒業後フリーのイラストレーターとしても幅広く活動している。この作品は、150年前に月から来た魔女たちがもたらした技術と魔法によって文明が発展した世界を舞台にしている。法を犯した魔女を裁く執行人である魔女ナターリアと、呪いを受けた少年エリオットの出会い、および彼らの冒険を描いている。独特の世界観と、魔女と人間との複雑な関係性の設定も本作の魅力の1つである。

ナターリアが追っている魔女。白い格好の少女で、無邪気な性格をしているが感情が乏しい。史上稀に見る天才。豊富な魔法知識と優れた魔法探知の眼を持ち、魔法の発動に杖を必要としない高度な魔法技術を持つ。周りから見れば迷惑とも取れる行動の「使い魔の契約」をしており、それが追われる原因ともなっている。本人いわく「ナインが幸せになるため」に行動しているという。名前の由来は、魔女ミランダが9回目の挑戦で成功して生まれたことから。魔力を込めることで魔女が稀に生まれ落ちる生命の大樹で付けられた。

ミランダ

魔法生物学の天才と呼ばれた魔女。濃い色の髪が特徴で変わり者。200年ほど前に研究の一環として人間界を視察し、彼らが貧しく原始的なのに“生きている”ことに衝撃を受け、魔女の国の改革に乗り出す。150年前にやっと人間界との交流が始まり、彼女は人間界と関係を持った初めての魔女となった。
彼女は生命の大樹を使って子供を作ることにし、ナインが生まれた。かねてよりミランダの行動に疑問を持っていた後輩の裏切りで、ナインの乏しかった感情を元に戻す実験が失敗し、ナインは暴走してミランダを殺してしまう。

ビスショット

史上最年少で執行人試験を突破した優秀な魔女。編んだ髪が特徴で若く、明るい。彼女が来たことでナインが捕獲から討伐対象へと格上げされることになる。周りに隠しているが、執行人特殊部隊掃除人(クリーナー)に属している。転移魔法を操る魔女特有の才覚を持つ。
ナインを殺そうとするまでは、ナターリアとエリオットと仲が良い関係が続いていたが、魔女裁判に持ち込まれて対立する立場となる。

その他

ドロシー

子供の集団失踪事件の張本人である魔女。若く、少女の格好をしている。傘に乗って空中を移動する。魔法の核であるハートはピエロの像の持つ王冠であった。
ドロシーの本心は遊園地の存続を願っており、ナターリアは圧縮魔法で遊園地のものをおもちゃにして孤児院に寄付することによって、願いに応えたのだった。

ミストリージュ

執行人の魔女。月で長年ナインを拘束し続けてきたベテラン中のベテラン。切れ長の目にお淑やかな雰囲気を持つ。水の魔法を得意とする。
ミュルジー万国博覧会でのナイン討伐作戦の準備中に、ナインに見つかって殺される。

ストックライダ

執行人の魔女。月で長年ナインを拘束し続けてきたベテラン中のベテラン。顔を隠した前髪が特徴。石化魔法を得意とする。ミュルジー万国博覧会でのナイン討伐作戦の準備中に、ナインに見つかって殺される。

モノシス

記憶を失ったエリオットのアフターケアをするために月から来た魔女。ショートカットが特徴。必要以上のことはエリオットに喋らなかった。

『魔女の執行人』の用語

世界関連

魔女

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