鶴子の恩返し(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『鶴子の恩返し(つるこのおんがえし)』とは、日本の漫画家・横山左によるラブコメ漫画。2023年8月から集英社の漫画配信アプリ『少年ジャンプ+』にて連載が始まった。おとぎ話や昔話をモチーフにしたコンセプトカフェ「おとぎの國」を舞台にした、真面目な高校教師・猫門文蒋(ねこかど ぶんしょう)と人とのコミュニケーションが取るのが苦手な女子高生・鶴未雪織(つるみ ゆきおり)とのすれ違いラブコメが描かれている。
『鶴子の恩返し』の概要
『鶴子の恩返し(つるこのおんがえし)』とは、日本の漫画家・横山左によるコンカフェ(コンセプトカフェ)を舞台にしたラブコメ漫画。2023年8月から集英社の漫画配信アプリ『少年ジャンプ+』にて連載が始まった。おとぎ話や昔話をモチーフにしたコンカフェ「おとぎの國」を舞台にした、真面目な高校教師・猫門文蒋(ねこかど ぶんしょう)と人とのコミュニケーションが取るのが苦手な女子高生・鶴未雪織(つるみ ゆきおり)を中心に、個性豊かなキャラクター達がすれ違いにすれ違いを重ねてラブコメを展開していく。
猫門文蒋は、高校教師をする真面目な28歳。規則に厳しく、生徒からも怖いと思われる堅物教師である。ひょんなことから猫門は5年前に亡くなった姉がコンカフェで働いていたことを知り、コンカフェ「おとぎの國」へと赴く。そこで出会った鶴子(つるこ/本名:鶴未雪織)と呼ばれる少女は、なんと猫門が働く高校の生徒だった。猫門は鶴未に弱みを握られたと勘違いし、足繁く「おとぎの國」へ通うことになる。しかし鶴未のほうは弱みを握ったという意識はなく、ただ猫門に抱く淡い恋心をうまく伝えられないだけ。2人のすれ違いが周りを巻き込んですれ違いラブコメを展開していくのだった。
『鶴子の恩返し』のあらすじ・ストーリー
猫門と「おとぎの國」
猫門文蒋(ねこかど ぶんしょう)は、高校教師をする真面目な28歳。規則に厳しく、生徒からも怖いと思われる堅物教師である。猫門は12歳の時に両親を亡くし、それ以来、姉が自分を育ててくれた。姉は高校卒業後に就職し、猫門を養って大学まで通わせてくれた。しかし猫門が大学を卒業して就職した5年ほど前に病で亡くなる。姉の写真は思いの外少なく、遺影は務めていた会社の広報誌から切り取った。その真顔の遺影を見て、猫門はいつも姉が幸せだったのかと考えていた。
ある日、猫門は自宅のタンスの裏に落ちていた1枚のチェキを見つける。それには姉がメイドのような格好をして笑顔で写っていた。姉がメイドカフェで働いていたことを知らなかった猫門はその笑顔を見て衝撃を受ける。それと同時にこのカフェに行けば姉のことを知っている人がいるかもしれない、幸せだったか確かめることができるかもしれないと考えた。猫門は意を決してメイドカフェ激戦区の春葉原に向かう。そこで呼び込みをしていた鶴子(つるこ)という少女に声を掛けられた。鶴子は猫門が探していた「おとぎの國」というカフェの従業員だった。「おとぎの國」は正しくはコンセプトカフェ、所謂コンカフェで、おとぎ話や昔話をモチーフにした場所だった。そこでは猫門はねこさんと呼ばれる王子様。鶴子は猫門が初めての客であり、自分の拙い接客を優しく受け入れてくれた猫門に思いを抱くようになる。しかし猫門はあまりの場違いぶりから、「おとぎの國」に行かなくなった。
新年度を迎え、猫門は2年生のとあるクラスを受け持つことになる。そこには鶴子、本名・鶴未雪織(つるみ ゆきおり)の姿があった。「おとぎの國」の鶴子は、猫門の働く高校の生徒だったのだ。こうして猫門と鶴子のすれ違いラブストーリーが始まるのだった。
『鶴子の恩返し』の登場人物・キャラクター
主要人物
猫門文蒋(ねこかど ぶんしょう)/ねこさん
高校で働く教師。規則に厳しく、一部の生徒からは怖いと言われる堅物教師である。両親が亡くなった後、女手1つで自分を育ててくれた姉のことが大好き、姉命なシスコン。5年前に亡くなった姉がコンカフェ「おとぎの國」で働いていたことを知り、姉のことを知る人物がいるかもと「おとぎの國」へ行くようになった。「おとぎの國」ではねこさんと呼ばれている。猫が好きでまくらという猫を飼っており、猫の話をする時だけものすごく積極的に喋る。
「おとぎの國」で出会った鶴子が自分の学校の生徒だと知り、弱みを握られたと勘違いし、コンカフェに行ったことを生徒にバラされないようにするために「おとぎの國」に度々足を運ぶようになる。なお、鶴子のほうは弱みを握ったとは一切思っていない。
鶴未雪織(つるみ ゆきおり)/鶴子(つるこ)
猫門が教師をしている高校に通う女子生徒。クールな雰囲気があり、冷たいと勘違いされることが多いが、実は人見知りで引っ込み思案なだけ。友達などとコミュニケーションを上手に取れないことに悩んでいる。コンカフェ「おとぎの國」で働いており、カフェでは鶴子と名乗っている。働き始めて初めて自分で呼び込みに成功した客が猫門だった。まだ拙い自分の接客を何も言わずに優しく受け入れてくれた猫門にもう一度お店に来てほしいとお願いする。ただ言葉足らずだったので、猫門のほうは「もう一度『おとぎの國』に来ないとコンカフェに先生が来ていたことをバラす」と解釈している。
コンカフェ「おとぎの國」
すぅ
コンカフェ「おとぎの國」で働いているお店のリーダー格の女性。眠りの森の妖精という設定。
おと
コンカフェ「おとぎの國」で働いている少女。竜宮城の妖精という設定。
あめ
コンカフェ「おとぎの國」メルヘン店で働くキャスト。鶴子の働く「おとぎの國」にヘルプでやってくることがある。お菓子の家から森を抜けてきたとのこと。猫門の姉・有栖のことを知っており、有栖に憧れて妖精になった。
王様(オーナー)
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目次 - Contents
- 『鶴子の恩返し』の概要
- 『鶴子の恩返し』のあらすじ・ストーリー
- 猫門と「おとぎの國」
- 『鶴子の恩返し』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 猫門文蒋(ねこかど ぶんしょう)/ねこさん
- 鶴未雪織(つるみ ゆきおり)/鶴子(つるこ)
- コンカフェ「おとぎの國」
- すぅ
- おと
- あめ
- 王様(オーナー)
- 猫門と鶴子の学校関係者
- 戌井朔羅(いぬい さくら)
- 白渦兎乃(しらうず うの)
- 餅月(もちづき)
- その他
- 猫門有栖(ねこかど ありす)
- 豹雅ゆり(ひょうが ゆり)
- まくら
- 『鶴子の恩返し』の用語
- 春葉原
- おとぎの國(おとぎのくに)
- 『鶴子の恩返し』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 作者・横山左の前作『もえばな』のキャラクターが登場