ダイヤモンドの功罪(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ダイヤモンドの功罪』とは集英社の青年漫画雑誌『週刊ヤングジャンプ』上で連載されている、少年野球を題材とした漫画である。作者は日本の漫画家の平井大橋。ありあまる野球の才能を持つがゆえに苦しみ、周囲にも大きな影響を与えてしまう少年・綾瀬川次郎の成長が描かれている。宝島社が発表する『このマンガがすごい!2024』のオトコ編で1位を獲得している。

足立フェニックス

塚原真夜(つかはらまよ)

足立フェニックスのエース。
チームメイトにも気を配れる人物で、みそっかす扱いをされているイガにも声をかけてくれる存在。

嬉野篤人(うれしのあつひと)

足立フェニックスのキャッチャー。
キャプテンも務めている。

『ダイヤモンドの功罪』の用語

足立バンビーズ

次郎が初めて入団したリトルリーグのチーム。次郎と同じ5年生にはイガとヤスがいる。
弱小チームで公式戦には一度も勝ったことがない。

U12日本代表

全国から10〜12歳の選手が集められた選抜チーム。
ピッチャーには次郎や円、キャッチャーには桃吾、野手には椿や奈津雄たちが参加していた。
全員の活躍でU12世代としては初の世界一を達成する。

枚方ベアーズ

大阪のリトルリーグのチーム。
枚方ベアーズの中学生を中心としたシニアチームとU12選抜チームが練習試合をする。
次郎のピッチングに手も足も出ず、ノーヒット・ノーランを喫っしてしまう。
シニアチームの4番には今村結弦がおり、リトルチームの補欠に園大和が在籍している。

足立フェニックス

バンビーズと同じく足立区にある強豪リトルリーグチーム。
入団試験もハイレベルだが、イガは必死の努力で試験に合格する。

『ダイヤモンドの功罪』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

イガ「俺、綾瀬川くんがバンビーズ入って、それでピッチャーになってくれたら嬉しい!」

次郎が投げる剛速球を見て、感動したイガが「俺、綾瀬川くんがバンビーズ入って、それでピッチャーになってくれたら嬉しい!」と叫ぶ。
チームにいる誰よりも速いボールを投げたにも関わらず、イガは自分を温かく迎えてくれると話す。
「野球なら自分が入っても大丈夫かも」と次郎の入団を後押しした名セリフであった。

ヤス「綾がバンビーズ来たからこんなんなっちゃったんじゃん」

退団したヤスにその理由を尋ねるために訪れた次郎に向かってヤスは「綾がバンビーズ来たからこんなんなっちゃったんじゃん」と泣きながら言う。
桁外れの才能を持った次郎が現れたことで、自分の父親が次郎の育成に興味を示してしまう。それまで父親の期待に応えようと一生懸命やってきたヤスだったが、父親の関心が次郎に移ったことで野球への情熱を失ってしまった。
次郎の存在による影の部分がよく分かる哀しいセリフである。

次郎「こんなユニフォーム着たくて着てるわけじゃねーよ!」

U12選抜チームに合流した次郎は、エースナンバー1の背番号のユニフォームを渡される。しかし浮かない顔でいる次郎に桃吾は苛立ちを見せる。
「お前がおれへんかったら、エースナンバーは円がつけてたんやぞ」と言った桃吾に、次郎は「こんなユニフォーム着たくて着てるわけじゃねーよ!」と言い返す。
周囲の大人に振り回されている次郎の苛立ちがよく分かるセリフである。

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