ど根性ガエル(漫画・アニメ・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ど根性ガエル』とは1970年より、吉沢やすみが『週刊少年ジャンプ』で連載していた漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。東京の下町を舞台に、主人公の中学生「貝塚ひろし」とひろしのシャツにひょんなことから張り付いて平面ガエルとなった「ピョン吉」との生活を、面白おかしく描いた人情味あふれるヒューマンコメディ。テレビアニメ放送終了後もたびたび再放送され、2015年にはテレビドラマ化された。また、日本だけでなくアジアやヨーロッパなどでも放送され、海外でも広く愛されている作品である。

『ど根性ガエル』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

五郎「~でやんす」

ひろしの1年後輩「五郎」の口癖である。特徴のある話し方は子供達に大変ウケ、ドラマ化された際には、影響を受けた子供達の間で流行した。

五郎「あっし」

ひろしの1年後輩「五郎」は常に自分のことを「あっし」と呼んでいる。当時自分のことを「あっし」と呼ぶ若者がたくさんいた。

町田先生「教師生活25年こんな経験したことがない」

白髪交じりのベテラン教師「町田先生」の口癖で、何か問題が起こると必ず口に出す決まり文句。涙を流しながら言うのが定番となっている。第7話 「ステキな先生」では、いつも生徒たちに馬鹿にされていた町田先生が、火事に遭遇し子供を救出する。それを知ったひろしや京子ちゃんたちに一転尊敬されることになる。その際、「教師生活25年、今日ほど嬉しい日は無い」と涙ぐむシーンは感動的である。

後藤新八「けっ、くだらねえ」

ひろしのクラスメート「後藤新八」の決まり文句で、先生やクラスメートにどんなに誘われても「けっ、くだらねえ」と言って、誘いを断る。喧嘩はひろし以上に強いがひねくれ者で、必ずこのセリフを言ってそっぽを向き一切仲間に加わることがない。

『ど根性ガエル』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

あえて「ひろし」のフルネームが登場しない理由はイメージの固定を避けるため

貝塚ひろしの名前の由来は作者の吉沢の師匠である「貝塚ひろし」からきている。貝塚ひろしとフルネームで呼んでいたのは最初だけで、あとは苗字が出ることはなく、答案用紙の氏名欄でも「ひろし」とだけ書いてある。編集者が他の生徒がフルネームで呼ばれるのに彼だけ「ひろし」と呼ばれるのは不適切と指摘したが、今更フルネームで呼ぶとイメージが固定されるとしてあえて苗字を付けずに通した。

キャラクターのその後がCMで判明

2000年代には大鵬薬品工業の胃腸薬「ソルマック」のCMに『ど根性ガエル』のキャラクターが起用されていた。CMの中でひろしは京子ちゃんと結婚していて、サラリーマンとして働いていた。見事に2人はめでたく結ばれていたのである。その他には、町田先生は校長先生になり、ゴリライモは実家の魚屋を引き継ぎ、五郎は郵便局員になっていた。

普通のカエルに戻ったピョン吉

ひょんなことからひろしのシャツに張り付いて平面ガエルとなった「ピョン吉」だったが、アニメの最終回ではひろしのシャツから飛び出し、またもといた池に戻り普通のカエルに戻った。

『ど根性ガエル』の主題歌・挿入歌

アニメ版

OP(オープニング):石川進・荒川少年少女合唱隊「ど根性ガエル」

【公式】ど根性ガエル OP「ど根性ガエル」 “THE GUTSY FROG “(1972)

第1回から最終回までオープニングを飾った曲。
作詞:東京ムービー企画部/作曲・編曲:広瀬健次郎/歌:石川進・荒川少年少女合唱隊

ED(エンディング):石川進「ど根性でヤンス」(第1話 - 第26話、第78話 - 第90話)

【公式】ど根性ガエル ED「ど根性でヤンス」 “THE GUTSY FROG “(1972)

第1回から第26回及び第78回から90回までエンディングを飾った曲。
作詞:東京ムービー企画部/作曲・編曲:広瀬健次郎/歌: 石川進

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