明治撃剣-1874-(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『明治撃剣-1874-』(めいじげっけんいちはちななよん)は、Crunchyrollがプロデュースし、つむぎ秋田アニメLabがアニメーション制作を担当するオリジナルアニメ。明治初期を舞台にした物語が時代劇的な手法で描かれている。
明治7年の東京。元会津藩士の折笠静馬は、戊辰戦争の際に生き別れとなった許嫁の鹿又澄江を探し続けていた。その静馬がひょんなことから警官となる一方、凄腕の剣士・修羅神狂死郎は幕府転覆を目論む一派と深く関わっていく。新時代の光と影の中、静馬と狂死郎の運命が激しく交錯する。

『明治撃剣-1874-』の概要

『明治撃剣-1874-』(めいじげっけんいちはちななよん)は、Crunchyrollがプロデュース、つむぎ秋田アニメLabがアニメーション制作を担当しているオリジナルアニメ。
明治初期を舞台にした物語が、時代劇的な手法で描かれているのが特徴である。日本ではBS松竹東急で放送された。

明治7年。元会津藩士の折笠静馬(おりかさ しずま)は、東京で車夫をしながら戊辰戦争の際に生き別れとなった許嫁の鹿又澄江(かのまた すみえ)を探し続けていた。ある時静馬は「岩倉具視襲撃犯」の疑惑をかけられ、これが冤罪だと証明するために奮闘。この中で大警視の川路利良(かわじ としよし)から人柄と実力を評価され、警官にならないかと誘われる。
一方、凄腕の剣士・修羅神狂死郎(しゅらがみ きょうしろう)は、自身と仲間の実力を見せつけることで大物ヤクザの守屋組の食客となる。その守屋組が幕府転覆を目論む一派と深く関わっていたことで、狂死郎もまたこの企みの中で暗躍。新時代の光と影の中で、静馬と狂死郎の運命は激しく交錯していく。

『明治撃剣-1874-』のあらすじ・ストーリー

東京で蠢く者たち

明治元年に起きた戊辰戦争で、会津藩士の折笠静馬(おりかさ しずま)は「鬼殺し」の異名で知られる剣士として活躍した。それでも新政府軍の軍事力を前に会津藩は総崩れとなり、静馬も「せめて敵の数人を道連れにしてやる」と覚悟する。しかし友人から「お前の許嫁でもある俺の妹のことを頼む」との最期の頼みを受け、静馬は戦争の中で行方知れずとなった許嫁の鹿又澄江(かのまた すみえ)を探し始める。
時は流れて明治7年。東京で車夫をしながら澄江を探し続けていた静馬は、「岩倉具視襲撃犯」の疑惑をかけられ、これが冤罪だと証明するために奮闘。この中で大警視の川路利良(かわじ としよし)から人柄と実力を評価され、警官にならないかと誘われる。

一方、凄腕の剣士・修羅神狂死郎(しゅらがみ きょうしろう)は、自身と仲間の武力を売り込む相手を探し、ヤクザの賭場を荒らし回っていた。
この頃、明治政府もまだ盤石といえる状態ではなく、危うい舵取りを続けていた。イギリスの外交官であるハリー・パークスが、「英国は日本のこれ以上の成長を望まない」と影からその力を削ぎ落とそうとする中、明治政府そのものを転覆せんとする怪しい者たちもまた動き始めていた。

『明治撃剣-1874-』の登場人物・キャラクター

主要人物

折笠静馬(おりかさ しずま)

CV:中村悠一

元会津藩士。優れた剣腕の持ち主で、戊辰戦争の時は新政府側から「鬼殺し」として恐れられていた。
許嫁の鹿又澄江を探し続ける中、人柄と力量を買った川路に警官になることを勧められる。

修羅神狂死郎(しゅらがみ きょうしろう)/池上宗一郎(いけがみ そういちろう)

CV:三上哲

出自不明の凄腕の剣客。自身と仲間の武力を売り込む先を探すため、東京の賭場を荒らして回っている。
その正体は、かつて庄内藩に仕えていた侍である池上宗一郎。修羅神狂死郎の名は、身分を隠すために使っている借りの名前である。

鹿又澄江(かのまた すみえ)

静馬の許嫁だった女性。戊辰戦争の際、戦場の混乱の中で行方不明となる。
折り紙が得意で、静馬が大切にしているウサギの折り紙も澄江がお守り代わりに彼に渡したものである。

明治政府関係者

川路利良(かわじ としよし)

CV:飛田展男

明治政府の大警視(現代でいう警視総監)。岩倉具視襲撃犯を追う中で静馬と出会い、彼の人柄と力量を見込んで警官になるよう誘う。

藤田五郎(ふじた ごろう)

CV:興津和幸

警視庁の警官。その正体は元新撰組参番隊隊長の斎藤一(さいとう はじめ)であり、密偵や公に裁けぬ犯罪者の始末など表に出せない仕事を引き受けては実行する凄腕の剣士。

『明治撃剣-1874-』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

本作は海外での配信用に作られた作品

本作はもともと海外配信用に作られたものだったが、様々な縁が重なることで、日本でも公開されることとなった。
海外向けということでOPやEDは特に無く、BGMに合わせてスタッフロールが流れるだけとなっている。

YAMAKUZIRA
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@YAMAKUZIRA

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