エクソシストを堕とせない(エクおと)のネタバレ解説・考察まとめ

『エクソシストを堕とせない』(略称:エクおと)とは、集英社のWebアプリ『少年ジャンプ+』に掲載されているバトル漫画。原作は有馬あるま、作画はフカヤマますくである。2021年12月から連載が開始された。
最強のエクソシストである少年・神父(通称:神父くん)は、悪魔の王・サタンに狙われているという愛月イムリを守るために日本にやってきた。そしてイムリを狙って送り込まれる「七つの大罪」を冠する魔王達と壮絶な戦いが繰り広げる。

『エクソシストを堕とせない』の用語

地獄(ゲヘナ)

魔女(まじょ)

悪魔として契約をして魔力を得た元人間を指す。魔”女”という字だが、女性だけでなく男性も総じて魔女と呼ぶ。魔女になると生命の書から名前が消え、神と絶縁することを意味している。体には悪魔と交わった契約印が刻まれる。

『エクソシストを堕とせない』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

神父くん「苦しい とても生きられない」

幼い頃からサタンと戦うために教育と称した虐待を受けてきた神父くんは、その教育の結果、神や使命に従順なエクソシストとなった。教会に背くこともなく、将来は悪魔を倒すために神父くんは自らの命を捧げることに何の違和感も持っていない。しかしその心の内ではずっと生きることが苦しい、幸せになりたいと思っていた。師匠であるダンテに「苦しい とても生きられない」と零して泣き縋る姿はとても痛々しくい。ダンテに抱きしめられた神父くんは、続けて「生きている内は幸せになれない たくさん悪魔と戦って 早く天国に行きたい」と死にたがっていた。当時まだ12歳だったこの神父くんの心の内は、涙を誘うものであった。

愛月イムリ「この世で最も重い罪は恋だから」

初めて愛月イムリが絵を描いていているのを見た時、神父くんは「なぜ彼(アザゼル)は神の命に背いてまで人に恋をしたのだろう」と呟いた。師匠であるダンテから「恋をしろ 人を愛せ」と言われた時から、神父くんは愛や恋についてずっと考え、理解しようとしてきた。「なぜ彼は……」とつい零してしまったのは、イムリの絵を見て純粋にそう思ったからである。イムリはその神父くんの質問に持論を述べる。「天使が地に落ちる程 その罪は重かった」と言い、「この世で最も重い罪は恋だから」と言う。これはその正体が実は悪魔であるイムリと人間である神父くんの、悪魔と人間の恋をテーマにした本作の革新をついたセリフである。

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