PPPPPP(ピピピピピピ)のネタバレ解説・考察まとめ

『PPPPPP』(ピピピピピピ)とは、『週刊少年ジャンプ』の音楽漫画。作者はマポロ3号。「次にくるマンガ大賞2022」で5位、「全国書店員が選んだおすすめコミック2023」で10位を獲得した。一時期人気はあったが、最終的に打ち切りの形で幕を閉じる。
主人公の園田ラッキーは、音楽の大天才・音上楽音の子供として生まれたが才能に恵まれず疎まれていた。それを見かねた母親はラッキーを連れて家を出る。以来、ラッキーはピアノをずっと封印してきたが、母の言葉に励まされ、再びピアニストを目指すことになった。

音上楽音(おとがみ がくおん)

ラッキーの父親。世界三大音楽コンクールを全盛はした音楽の天才。音楽業界に絶大な影響力を持っており、気に入らない人間を業界から追放する冷酷な人物である。「凡(人)が出す事を許される音は音楽には在らず」を信条にしている。「ファンタジー」な音楽をこよなく愛していたため、「ファンタジー」の能力を出す才能が欠如していたラッキーを疎んでいた。

音上ドン(おとがみ ドン)

音上楽音と園田蝶調の7つ子の長子。黄土色の逆だった髪の毛が特徴。いつも燕尾服を着ている。

曲に忠実な演奏をするため、音上兄弟の中で最も評価が高い。ピアノにとても熱心で、いつも曲を理解しようと考えている。その分ピアノ以外のことは忘れがち。

音上レイジロウ(おとがみ レイジロウ)

音上楽音と園田蝶調の7つ子の第二子。オレンジ色のおかっぱ頭が特徴で、性格は内気でおとなしい。弱気な性格からは想像しづらいが、「轟音の天才」と言われるほど力強い演奏をする。母・蝶調が作った星型の頭を持つ人形を大事にしている。

幼いころはラッキーと特に仲が良かった。いつもラッキーにくっついており、ラッキーもそれを嫌がらなかったが、他の5人の兄弟はラッキーのように仲良くしてくれない。その疎外感や父・楽音た周囲からのプレッシャー、親友・彩刃倫道(さいば リンドウ)との仲違いなどのストレスから不眠症を患っている。

音上ミーミン(おとがみ ミーミン)

音上楽音と園田蝶調の7つ子の第三子。天然パーマが爆発した長い黄緑色の髪を持つ美少女。天真爛漫で自由奔放。自由すぎていつも周りを振り回している。

演奏も自由にしたいと考えているが、ミーミンが好きな「妖精のファンタジー」が出せる自由な音楽は周りにあまり評価されず、父・楽音や周りが求める「森のファンタジー」を演奏したほうが評価されることに納得がいっていない。読切漫画『ダダダダーン』のヒロインだった山中メロリのファンである。

音上ファンタ(おとがみ ファンタ)

音上楽音と園田蝶調の7つ子の第四子。紫色をしたツンツンと爆発した髪型が特徴。兄弟の中で一番背が高い。

プロ意識が高く、私事よりも仕事を優先する。幼い頃は母親・蝶調にべったりだったが、離婚して出ていってからは蝶調を「自分を捨てた女」として嫌悪している。その気持ちに揺らぎはなく、「4 on 4」のピアノバトルの終盤で蝶調が危篤状態になっても病院に会いにいくことはなかった。

音上ソラチカ(おとがみ ソラチカ)

音上楽音と園田蝶調の7つ子の第五子。ゆるいウェーブのかかった空色の髪が特徴。ほっそりスラッとした体格をしている。芸術家気質で、作中では浮世離れした言動が多く描かれた。物腰は柔らかいが、時折不穏な発言もする。

ラッキーの中にもう1人のラッキーが眠ることに気づいている。

音上シカト(おとがみ シカト)

音上楽音と園田蝶調の7つ子の第七子(世間的には6つ子の第六子)。白くて長いストレートヘアが特徴的。中性的な顔立ちをしているが、性別は男性である。

父・楽音にべったりのファザコン。対して家を出ていった母・蝶調やラッキーのことには無関心である。

音上家の関係者

ココレ

音上家の使用人。レイジロウの世話係兼ボディーガード。不眠症を患っているレイジロウのことを心から心配している。

白辺ツキミ (しらべ ツキミ)

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