With Love/ウィズ・ラブ(海外ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『With Love/ウィズ・ラブ』とはAmazonプライムビデオで2021年から北米で配信が開始された、ポートランドを舞台にしてラテン系アメリカ人家族それぞれの恋愛模様を描いた、ロマンティック・コメディドラマである。クリスマスを前に恋人と別れたリリー。同性のパートナーと交際している弟のホルヘ。夫との生活に孤独感を感じている母のベアトリス。上司との恋に一歩踏み出せない従妹のソル。それぞれの恋模様が複雑に絡み合うなかに、コメディや社会的問題点など様々な要素が含まれている魅力的な作品。

『With Love/ウィズ・ラブ』の概要

『With Love/ウィズ・ラブ』とはAmazonプライムビデオで2021年から北米で配信が開始された、ポートランドを舞台にしてラテン系アメリカ人の家族それぞれの恋愛模様を描いた、ロマンティック・コメディドラマである。シーズン1、シーズン2が配信されている。シーズン1は全5話、シーズン2は全6話となっている。1話あたり1時間のロマンティック・コメディドラマになっている。北米では2021年の12月に配信され、日本では2022年の2月に配信され始めた。LGBTQの話題にも触れており、非常に多様性がある。また、恋愛や結婚を行っている中で生じてくる問題なども、リアルに描かれておりコメディのため面白い要素もあるが非常に考えさせられるようなドラマである。

クリスマスを前に恋人のマイケルと別れたリリー。同性のパートナーと交際して、彼を受け入れてもらえるか心配している弟のホルヘ。夫との生活に孤独感を感じている母のベアトリス。上司との恋に一歩踏み出せない従妹のソル。リリーはクリスマスパーティーの買い出しの為に訪れたワインショップで、サンディアゴという男性に一目惚れをする。その偶然の出会いは思いもよらぬ形で複雑に人間模様を描き出していくのだった。

『With Love/ウィズ・ラブ』のあらすじ・ストーリー

主人公的存在であるラテン系の一家であるディアス家。ディアス家は、家族としての絆の結びつきが強く、何かしらのイベントごとがある度に親戚や祖父母なども含めパーティーを行う。

ディアス家の長女であるリリーは、クリスマスの前に恋人だったマイケルと別れ、リリーの弟のホルへは同性愛者の為、それを受け入れている人がいるかどうかを探していた。母親のベアトリスは、夫からの愛を感じられず悩んでいた。また、いとこのソルはとある男性から交際を申し込まれていた。

リリーとホルへ、そしてホルへの親友であるニックを含めた三人はルームメイトで仲良く暮らしていた。

しかし、ニックとリリーは勢いで性体の関係を持ってしまう。そこで、ニックはリリーのことを好きになってしまう。

リリーは、サンティアゴという人にパーティーで出会い魅力を感じ、それから様々ないざこざが生じるが二人は段々と惹かれあっていく。

一方、弟のホルへはヘンリーというホルヘと同じ同性愛者と出会いお互いに惹かれあってパートナーとなる。

いとこのソルは、マイルズという同じ病院に勤務する医師に出会い交際を迫られており徐々に恋に落ちていく。

シーズン1

第一話

ある日、ディアス家で行われるパーティーの為にワインショップへリリーは向かった。

そこで、サンティアゴに出会いお互いは見つめあう。しかし、初対面でいきなり話しかけることもなくそのまま買い物を続け、ワインショップの店員であるヘンリーをナンパする。

そして、その後にホルヘを迎えにいくとそこにはリリーがナンパしたヘンリーが立っていた。ホルヘは家族からの反対などが怖く、パートナーであるヘンリーがいることを黙っていた。

そして、パーティーが始まりホルへは皆にヘンリーの存在を告白する。もちろん誰も二人を非難することはなく、受け入れてくれたのである。

ソルは、パーティーを途中で退席し病院に駆けつける。そして、サンティアゴの母の最期を看取る。

ソルは、マイルズから交際を迫られており悩んでいましたがサンティアゴにアドバイスをもらいマイルズに連絡先を渡す。

パーティーが終わり、家に戻るとホルヘとヘンリーは部屋に行きそこで寂しさを埋める為にニックと体の関係を持ってしまう。

第二話

ベアトリスは、夫への愛が感じられず仲を深めるためにジョギングに誘うが断られ一人で参加することになる。そこで、レオと知り合い、意気投合する。

サンティアゴは、父親に説得され仕事で知り合ったエミリーから誘われていたパーティーにいくことになる。

そのパーティーには、リリー、ヘンリー、ホルへが参加しておりリリーはワインショップで出会ったサンティアゴと再会する。

一方、ホルへはヘンリーがパートナーとして他の人に紹介してくれないことに違和感を覚え不機嫌になってしまいます。ヘンリーはそのホルヘの様子に気付き、初めてそこで自分がホルヘに対して酷いことを行なっていたことに気づき、会場でマイクを借りてホルヘに対しての想いを述べる。

ソルは、マイルズとの予定がなかなか合わない。しかし、病院でキスをしてしまう。

第三話

リリーは、元彼のマイケルとパーティーに参加する予定だったが別れてしまいキャンセル料も発生する為1人で参加する。

ホルヘは、それを心配しヘンリーと一緒にそのパーティー会場に向かう。

リリーはそこでもサンティアゴと再会し、二人で話し始めるが愛に対しての考え方が異なっており二人は口論に発展してしまう。

リリーがホテルへ戻ると、ホルへから話を聞きつけて駆けつけたニックが来る。

体の関係を持っていた二人は、再び行おうとするがホルへが現れリリーはホテルから離れる。

そして、リリーは行きつけのハンバーガー屋に行くとそこにはサンティアゴがいた。

二人は、それから付き合い始める。

第四話

ベアトリスと意気投合していたレオは、ベアトリスが既婚者だということを知らず花束を持ってディアス家が経営するレストランにやってくる。

その場面をベアトリスの夫に見られてしまい、ベアトリスは必死に謝罪をするが夫はそれを受け入れなかった。

一方、ソルはマイルズとの関係が発展するがマイルズに子供がいることを知りソルは激怒する。

しかし、ソルはそれを受け入れマイルズの子供チャーリーを紹介されるがチャーリーは思春期のため、なかなかソルは思うように打ち解け合うことができない。

そこで友人たちにアドバイスをもらい、意識し過ぎず自然に接っし始めると徐々にチャーリーとの仲は良くなりマイルズ、ソル、チャーリーの3人らはより良好な関係になっていく。

ベアトリスとその夫はカウンセリングを受け、夫婦関係の改善を試みるがなかなか上手く行かず口論になってしまう。

そして、ベアトリスは今まで夫からの愛を感じることができなかったと打ち明け夫は今まで酷いことをしていたと気づくがレオのことは許さなかった。

第五話

ホルへは、ヘンリーが仕事の関係でLAに行くと言い出し悩む。もちろんヘンリーのことも好きだが、ディアス家は強い絆で結ばれているためなかなか家族らと離れ離れになることに決心がつかない。

しかし、ホルヘは決心しヘンリーと一緒にLAで住むことにする。

ベアトリスの夫が心臓発作で倒れる。ディアス家の長女であるリリー、弟のホルへとそのパートナーのヘンリーらは病院に駆けつける。病院の待合室で、ベアトリスはリリーとホルへに夫婦関係が良好でなかったことを告白する。

もちろん、二人は驚きLAに住んでいる時に募らせていた不安をヘンリーにホルヘが伝え地元ポートランドに二人で戻ることを決心する。

幸い夫は、目覚めベアトリスは泣きながら謝罪する。夫も同様に、今まで意地を張っていたことを謝罪する。

リリーはサンティアゴに、ベアトリスの夫が倒れたことを伝える為に電話をする。電話をしている最中サンティアゴが現れ今までの謝罪をお互いにする。

そして、再び二人は付き合う始めることになる。

12月24日、ディアス家はパーティーを行なっており、その際に誰かの婚約指輪を発見する。

シーズン2

第一話

ニックはリリーに対して未練が残りながらも、アナという女性に出会う。そして、ニックのパートナーになる。

しかし、ルームメイトとしてのリリーは共有で使うリビングなどに私物を置きっぱなしにしたり生活をする上でリリーに対する不満が段々とたまっていた。

そこに追い打ちをかけるように、アナも住み始めた為ホルヘはリリーに部屋から出ていくことを命じる。

リリーは路頭に迷い、最終的に行き着いたのが実家だった。

パーティーでサンティアゴと話している時に、結婚の話題が出る。二人は結婚の価値観が違い、リリーは結婚したいがサンティアゴは結婚したくないと考えていた。

結婚を拒むサンティアゴに対して、リリーは激怒し再び別れることとなった。

第二話

ニックは、ジムを開き新たな道へと進む。

ホルヘはヘンリーの家族のテンション感についていけず、少々毛嫌いした。しかし、ヘンリーのホルヘに対しての想いを再認識し、ヘンリーの家族を受け入れる。

ソルとマイルズは、リリーらの祖父母であるルイスとマルタに連れられ祖父母から様々なことを学び更に深い関係に発展する。

ソルは、マイルズの元妻アマンダと会うことになる。アマンダは変わった人だったため、チャーリーは二人が会うことを恐れていたがソルはすぐに打ち解けてアマンダに気に入られる。

ホルヘの父は、ベアトリスにサプライズとして世界一周旅行の手配を済ませて発表する。

若い頃に約束したことを果たしたのだ。

第三話

リリーは、誕生日に幼い自分が描いた「やりたいことリスト」を全て行いたかったがその日は皆予定が入っておりたまたま化粧台をプレゼントしに来てくれたサンティアゴを誘い二人で行うことにする。

ただ、お互いのためにも友達でいることを決心する。

マイルズは、ソルに対してLGBTQに関する誤った発言をしてしまい怒らせてしまう。

マイルズはソルの友人達から助言をもらい、謝罪をする。

ニックは、リリーに未練が残ったままアナと付き合っておりホルへに相談をする。その話を、アナに聞かれてしまい別れてしまう。

第四話

リリー、ニック、ヘンリー、ホルへ、ソルは、ラスベガスに行く。

そこで、とあるパーティーに参加するがヘンリーは泥酔すると人格が変わってしまうと言ってあまり酒を飲まない。

その泥酔したヘンリーは「ハンク」と呼ばれており、皆はそのハンクを見たいためヘンリーを泥酔させる。

ヘンリーは泥酔し、ハンクとなり失踪してしまう。

一方、サンティアゴは友人らが結婚式を挙げると言って無理やりラスベガスに連れて行かれる。

サンティアゴは、友人の結婚式を目の前で見て今まで否定的だったサンティアゴの結婚観について考え直す。

サンティアゴは、友人と式場に向かっている間もリリーへの未練が残り続ける。

失踪したハンクを探すために、皆が探し始める。ニックとリリーはペアになってハンクを探すがなかなか見つからない。

ニックは探している最中に、今までずっとリリーを想っていたことを告げる。

しかし、リリーはその場で困惑してしまいまたハンクを探し始める。

リリーは、考えていくうちにニックが本当にパートナーにするべき人だったと気づく。

サンティアゴは、リリーをラスベガスで見てすぐに電話をかけるがその時にはリリーはニックに想いが向いていた。

リリーとニックは付き合うことになり、久々に皆でロサンゼルスから地元に戻る。

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