流れ星レンズの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『流れ星レンズ』とは村田真優による少女漫画である。自分の本心を口にしない凜咲と真逆の性格で、本心に従って生きる夕暮の2人が恋をする。周りから「似合わない」と言われて自信を無くした凜咲を夕暮が優しく包み込む。初恋の2人は今まで感じたことがない感情を抱き、2人だけの幸せな世界観を作り出す。夕暮が凛咲へ「好き」な気持ちをストレートに伝えるセリフから初恋の初々しさを感じ、また夕暮の影響を受けて凛咲から前向きなセリフが増えていく変化も読み取れるラブストーリーである。

凛咲は高校を卒業した後大学へ進み、夕暮は社会人として働いていた。中学校の頃から夕暮と仲が良い武智は2人がいつ結婚するのか気になり、将来のことを夕暮に聞いてみた。夕暮も凛咲といつまで恋人同士でいるべきなのか迷っていたが、凛咲とこれからもずっとパートナーとして生きていきたいという思いは強かった。武智に今後の凛咲との関係を聞かれたとき、夕暮はすぐにでも凛咲にパートナーとして支えていきたいことを伝えようと思う。自分のアパートに着き、自分の部屋に向かいながら凛咲の携帯電話にかけていると偶然にも凛咲が夕暮の部屋の前で待っていた。その時、夕暮が凛咲に「一緒に住みませんか」とプロポーズをする。

南由里子の名セリフ・名言/名シーン・名場面

お互いに泣いて喜ぶ凛咲(右)とゆっこ(左)。

凛咲と小学生からの親友であるゆっこは、恋愛相談はいつも凛咲にしていた。凛咲は夕暮に恋をしたことをゆっこに初めて打ち明ける。それを聞いたゆっこは、いつも恋愛相談を聞く側だった凛咲が誰かを好きになった、と聞いて自分のことのように泣いて喜んだ。遠慮しがちな凛咲が一歩大人になり、前に進んでいることを知れて涙するほど嬉しかった場面である。

「イケてるところあんじゃん」

夏休みにゆっこは夕暮、ふじもん、武智、高城 雄大(たかしろ ゆうだい)凛咲、ともちん、夕暮の兄、その友達と一緒に海へ遊びに行く。ゆっこが海へもぐってから少しの間、上に上がってこないことに気づいた藤本貴史(通称ふじもん)は、ゆっこが溺れたのかと思って助けに行く。泳ぐのが苦手だったふじもんが、自ら飛び込んで助けてくれたのを知ったゆっこは「イケてるところあんじゃん」と褒めた。夕暮といつも一緒にいるふじもんは男らしい場面が見せられず、スポーツ万能な夕暮と比べて劣等感を持っていた。そのため、ゆっこもふじもんのことを男らしいと褒めたことはなかった。しかし、この時はふじもんにいつもとギャップを感じて褒めた、貴重なシーンである。

武智 亮(たけち りょう)の名セリフ・名言/名シーン・名場面

「ストレートもかわいかったけどやっぱりこっちがいいね」

夕暮と凛咲が初めて2人きりでデートをした日、帰り際に武智から夕暮に電話が来た。熱を出して外に出れない状態であるため、薬を買ってきてほしいということだった。凛咲も心配になってついていくと、武智は1人では歩けないほど辛そうだった。夕暮が薬を買いに行っている間、凛咲が武智の様子を見ていることにした。武智は凛咲のことを最初は親友の彼女として見てきたが、側でいつも笑顔でいる凛咲にいつの間にか惹かれていき好きになっていた。夕暮がいなくなった時に凛咲に近づくチャンスと思い、武智は凛咲に近づいて「ストレートもかわいかったけどやっぱりこっちがいいね」と髪の毛を触る。凛咲は、夕暮の兄の高校の文化祭に行ったときに髪の毛をアレンジしてもらって、いつもとは違った大人っぽい雰囲気を武智に見せていた。凛咲にめったに「かわいい」と言わない武智に凛咲は不自然に感じる。見ている読者に三角関係があるのではないか、と緊張を走らせる場面である。

「凛咲ちゃん、好きだよ」

夕暮と凛咲が初めて2人きりでデートをした日に、夕暮は武智から「熱を出した」と連絡を受ける。夕暮は急いで武智の家に行き、凛咲もついて行く。武智は友人の彼女の凛咲を好きになってしまい、それを夕暮に相談もせずに1人で抱えていた。夕暮が薬を買いに行き、凛咲と2人きりになった時に凛咲への思いを伝えるのは今しかないと思った。凛咲を後ろから抱きしめようとし、近づいた時にちょうど夕暮が帰ってきて武智が凛咲に近づいているのを見てしまう。夕暮に見られた以上は言い訳できないと思った武智は、夕暮の目の前で「凛咲ちゃん、好きだよ」と告白する。武智はこの時、凛咲と友達の域を超えてしまうだけでなく、親友の夕暮も手放すリスクを抱えた。

ふりキス

武智が熱を出した日に、夕暮と凛咲が緊急でお見舞いに来てくれる。武智は凛咲の笑顔に惹かれ、いつの間にか好きになっていた。夕暮が薬を買いに行っている間に武智と凛咲は2人きりになり、武智は凛咲を抱きしめようする。その時ちょうど夕暮が帰ってきてしまい、凛咲に近づいているところを見られた。凛咲への気持ちが隠し切れないと思った武智は「凛咲に好きだよ」と告白してしまう。翌日、武智は夕暮に「ごめん諦めて」と頼まれるが武智は「ごめんしばらく諦めない」と断る。しかし武智は凛咲からも「私は夕暮君が好き」と言われ、きっぱり諦めると誓った。今まで本気で誰かを好きになったのは凛咲が初めてだったため、最後の思い出に凛咲の口元に自分の手の平を当ててその上からキスをした。

水月朋華(みつき ともか)の名セリフ・名言/名シーン・名場面

優等生の蜂野にギャップを感じて衝撃

学ラン姿の蜂野(右)とギャップに驚くともちん(左)。

体育祭で毎年行われる応援団に、蜂野真(はちの まこと)はほぼ強制的に参加させられた。蜂野のことが好きなともちんは当日まで練習中の学ラン姿の蜂野を見ていなかったため、パフォーマンスを見ることを楽しみにしていた。本番になって応援団が入場する時間になると、学ラン姿の蜂野が登場する。ともちんはその姿を見た時、驚いてその場で倒れてしまうほどの衝撃を受けた。

高城雄大の名セリフ・名言/名シーン・名場面

無邪気な姿にギャップ

手を振る雄大(黒いTシャツ)

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