日本三國(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『日本三國』(にっぽんさんごく)とは、3つの勢力に分かたれた日本を統一することを目指す少年の苦難と戦いの日々を描いた、松木いっかによる漫画作品。
近未来。国家としての日本は衰退を重ねて崩壊し、大和、武凰、聖夷の3つの国に分かたれることとなった。大和に生まれた少年三角青輝(みすみ あおてる)は、権力者の横暴によって家族を奪われ、復讐のために腐敗した国の政治そのものを、そして果てしない争いが続く日本の現状をも変えてみせると決意。軍に入り、仲間を集め、やがてその並外れた才覚を表していく。

大和の辺境将軍。聖夷や武凰の侵攻を幾度も返り討ちにしてきた歴戦の猛者。
組織の存続のためには新しい人材を入れ続けることが肝要だと考えており、才能ある若者を集めている。

賀来泰明(かく やすあき)

龍門が頼みとする軍師。彼に様々な献策を行い、その勝利に貢献してきた。
「組織を存続させていくには新しい人材を入れ続ける必要がある」という龍門の意見に賛同しており、青輝の成長に期待している。

平殿器(たいら でんき)

大和の内務卿。国内では帝ですら逆らえない絶大な権力を持ち、それをかさに着て横暴に振る舞う悪漢。
街中で公開処刑を執り行った際、小紀がそれを批難したことから彼女まで処刑する。これにより青輝から恨みを買い、彼が軍に入るきっかけを作った。

平殿継(たいら とのつぐ)

殿器の子。聖夷の征西が始まった時点で10歳。
殿器に似て横暴な性格。長尾の偽りの投降を見抜けずに窮地に陥る。多くの部下を失うも、龍門の配下の者たちによって救出され、己を顧み始める。

聖夷

輪島桜虎(わじま おうが)

政変を起こして聖夷の全権を手中にした女傑。苦難の中にある聖夷の民を救うため、大和への侵略を画策する。
過去に父親を龍門に討たれており、大和侵略の目的は彼に対する復讐でもあった。

長尾武兎惇(ながお むうとん)

聖夷の若き軍人。桜虎を軍人として尊敬すると共に、ほのかな恋心を抱いている。
自分が名家であることを理由に桜虎の軍閥に組み込まれたことを理解しており、「己の手で功績をあげたい」との想いに取り憑かれている。

閉伊弥々吉(へい ややきち)

聖夷の軍人。桜虎の懐刀で、軍師として様々な献策を行う。
桜虎が幼い頃から彼女を支え続けていた。

『日本三國』の用語

大和(やまと)

現在の日本を構成する3つの国の1つ。関西以西の地域を領土としている。

聖夷(せいい)

YAMAKUZIRA
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