まだ、生きてる…けどどうなるの?

この混迷している現在社会に1人のヒーローが現れた、そんなこと思わされてしまう漫画です。リストラされ家族には逃げられ社会の希望をなくした男が主人公です。そのため内容は非常にハードな感じになっています。しかし生きることをあきらめないこの男の姿勢はどこか見習うべき必要が我々にはあるのかもしれません。それにしてもリストラというのは過酷ですね。

主人公です。

これが現代のカリスマ主人公です。明らかに少年誌には不似合いなそのスタイルから恐れられています。このスタイルでバトル物なんかは絶対にやってほしくありません。

主人公は会社をリストラされ職業安定所に通っています。預金も引き出され絶望し、そこで死のうとするのですが生き延びてしまいます。そのため恐ろしいマンガとなっています。子供には読ませたくないですね。

定年間近に職を失い、預金も家族に持ち逃げされ、自殺にも失敗した岡田憲三。全てを失い、一度は絶望した憲三の心に残ったのは、晴れやかな諦めの境地だった。「こうなったら…死ぬまで生きてやるか」 木の実で空腹を満たし、山中で猪と格闘…動物のように自由に野生に生きる!人里離れた山奥での、リストラ中年の壮絶なサバイバル生活が始まった…!サラリーマン金太郎の本宮ひろ志が描く、「サラ金」とはあまりにも真逆の壮年リストラサバイバル!!

出典: comic.k-manga.jp

このように身も蓋もない状況に置かれてしまった男が主人公の漫画ですので中身が相当くらいです。しかし何が何でも生き延びてやるというその意識は素晴らしいです。もしあなたが自殺を考えているようならこのマンガを読んでからにして頂きたいです。

厳しい家族

恐ろしいことにかったるいという言葉で親を見捨てることをいたします。ある意味鬼です。

娘にイタッテは死ぬこと前提で話しています。しかも保険金までもらう予定です。ここまでくると鬼を通り越して悪魔のようです。どうにかして欲しいです。

預金を引き出した奥さんにとってはもうすでにお父さんのことは頭の中から消えてしまっているようです。これでは全く救いがありません。

まさかのパートツー。

なんとパートツーの主人公はあのかったるいと言っていた息子のようです。これはもしかして親と同じ道をたどるのかもしれません。救いのない家族なのかもしれません。

残念ながら思いっきり親と同じ道を進んでいます。誰か止めてくれなかったんでしょうか。

思いっきりネタバレになりますが、どうやら子供生まれているようです。ある意味ここまでくると生きるという執念、次に繋ぐという思い、それらが美しく見えます。頼むから子供だけが同じ道を歩ませないでほしいです。

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