O.SHI.GO.TO(しりあがり寿)のネタバレ解説・考察まとめ

『O.SHI.GO.TO』とは、しりあがり寿によるお仕事漫画である。雑誌『Hanako』で1988年のバブル期に連載が開始され、バブル世代のOLを描いたハイテンションなコメディーとして人気を博した。
主人公のヨモヤマハナコと大日本商事企画室の面々が繰り広げる、脱力感と爆笑に満ちた日常を描く。著者の会社員経験を活かした共感必至の「あるある」ネタや毒気のある笑いが満載で、新装版の上下巻にはバブル期から21世紀初頭までの激動のエピソードや描き下ろし4コマが収録されている。

『O.SHI.GO.TO』の概要

『O.SHI.GO.TO』とは、マガジンハウスの雑誌『Hanako』にて1988年のバブル全盛期にスタートした、漫画家・しりあがり寿による人気連載コミックである。独特の画風と毒気の強いネタを特徴とし、バブル世代のOLを描いたハイテンションコメディーとして人気を博した。物語は、主人公のヨモヤマ ハナコと大日本商事企画室の面々が繰り広げる、普通でありながらも脱力感と爆笑に満ちた日常を描いている。
著者がサラリーマン時代に執筆した作品ということもあり、会社員であれば誰もが共感できる「あるある」ネタが満載されているのが大きな魅力である。
2010年3月、4月には、上下巻で新装版が刊行されている。上巻全128話には不況の足音が忍び寄る1998年までのエピソードが、下巻全129話には1990年代後期から怒濤の21世紀初頭までの懐かしブームや時事ネタなどが収録されている。また、上下巻共にまさに現代の仕事現場を描いた新作の4コマも描き下ろされている。
バブル期から不況期へと移り変わる時代背景の中でも、「やっぱり会社は面白い」と思わせてくれる、時代を超えた笑えるお仕事漫画である。

『O.SHI.GO.TO』のあらすじ・ストーリー

バブル期のオフィスライフ

主人公の元気なOL・ヨモヤマ ハナコと、大日本商事企画室の個性豊かな面々が繰り広げる、普通でありながらも脱力感と爆笑に満ちたオフィスライフが描かれる。バブル景気の真っただ中から物語はスタートし、作者のしりあがり寿自身がサラリーマン時代に培った実体験や視点を色濃く反映しているのが特徴である。会社員であれば誰もが思わず共感してしまうような「あるある」ネタが満載されており、一癖も二癖もある社員たちが織りなす日々の悲喜こもごもがコミカルに活写されている。

不況の到来と時代の変遷

時代が進むにつれて、世間には徐々に不況の足音が忍び寄るようになる。社会の景気が大きく変動し、社内にもリストラや吸収合併の噂が飛び交うなど、大日本商事の面々を取り巻く環境はシビアさを増していく。しかし、そのような重苦しい時代の変化や逆境に直面しても、それらを鋭いユーモアと笑いに昇華していくハナコたちの逞しさは健在であり、「バブルでも不況でも、やっぱり会社は面白い」と思わせるような、お仕事マンガとしての普遍的な魅力が描き出されている。

世紀末から21世紀初頭への激動

1990年代の後期から激動の21世紀初頭にかけては、世間で巻き起こった懐かしのブームや時事ネタ、社会風刺などが積極的にストーリーへと盛り込まれていく。時代の荒波に揉まれながらも、会社員ならではの切なくもおかしい独自の日常が、しりあがり寿ならではのエッジの効いた視点で切り取られる。激変する社会情勢を背景にしながらも、最後まで時代を超えた笑いを提供し続けるオフィスライフの集大成が描かれている。

『O.SHI.GO.TO』の登場人物・キャラクター

主人公

ヨモヤマ ハナコ

ヨモヤマ 花子

本作の主人公でちゃらんぽらんなOL。大日本商事企画室に勤務しており、元気で明るく前向き。むしろ元気すぎてエネルギーが有り余っている。バブル景気から不況、リストラの噂まで、どんな状況でも同僚たちと飲み歩き、たくましく笑い飛ばす。彼氏はなし。

大日本商事企画室

ハナコと共に働く企画室の面々。不況や吸収合併の噂、出向といったサラリーマン特有の悲哀や悩みを抱えながらも、おしごとに励む個性豊かなキャラクターたち。

胡麻屋敷 智子(ごまやしき ともこ)

胡麻屋敷 智子

大日本商事企画室に勤務しているミーハー寄りのOL。主人公であるヨモヤマと仲が良い。彼氏なし。

大橋 渉(おおはし わたる)

大橋 渉

大日本商事企画室部長。くしゃみがすごいおじさん。

味噌小路 団十郎(みそこうじ だんじゅうろう)

味噌小路 団十郎

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