海老根俊雄 ナイーブな世界

海老根俊雄:イラストレーター:千葉県出身 1998年ごろから制作開始。2009年頃から展示会・個展を中心に作品を発表。宇宙、自然、動物をモチーフに独自の内的広がりを表現

絵は独学。どこか懐かしさを感じられるような空想の世界と、空と雲、動物や虫たちをテーマに絵を描いています。
使用画材はニッカーデザイナースカラー。時々、油絵もやります。時々、舞台のフライヤーデザインをしたり。
時々、粘土で何か作ったりもしています。珈琲好き。

出典: ebineyland.jimdo.com

空と雲 海と水平線 山と森 風と草原

The images i paint are of imaginary worlds but i also try to make people feel nostalgic when they see them.

出典: movingsketch.com

海老根作品は主に水彩ガッシュで描かれています。
小さな子供がクレヨンや色鉛筆の次に手にする、プライマリーな画材。
彼は早くから、自分の世界を実現してくれる友に出会ったようです。

素直な子供のように、純粋な心の持ち主だけが見ることのできる世界。
そのナイーブな心を失わないうちに、
不思議の国を自由に開く扉の鍵を、永遠に手に入れたのかも。

What is it that you enjoy about traditional painting over modern digital methods?

I think its important that feeling is expressed honestly. Color also varies by mood so i cannot redraw an image the same again. So, you need a lot of knowledge in order to draw a new one. And also technique, too.
I think Its very interesting. But I’d like to try digital art sometime. Studying now.

出典: movingsketch.com

偶然が作り上げた、驚くべきわたしたちのこの世界。
その果てしなさ、その恐ろしさ。

その風景美を、独自のタッチで余すことなく再現。
自然と一体化した、懐かしい風景の中の自分を経験させてくれます。

ゆかいな動物

そして 海老根作品に登場する ゆかいなキャラクター

ウサギ、ペンギン、クマ、ゾウ、シカ、クジラ…。
彼の作品を見る人の心と作品世界をつなぐ、インターフェイスともいえる愛らしい存在。
か弱く繊細な手足を持ち、それでいて誇り高く作品世界に君臨する、王様の心を持った彼ら。

どこまでも澄み切った世界

美しい世界をこよなく愛し 時に彼らはとてもユーモラス

時に至高のアーティスト。

筆者は以前、海老根氏に「作品中で星屑の粉をまぶしたような表現はどうやっているのですか?」と質問を。
「毛の固めの筆に絵の具をつけ 指ではじいています」と親切に答えてくれました^^

そして彼らは、時々人知れず巨大化します。

ミニマムなサイズでマキシマムな世界観

海老根作品はサイズ的に小さいものが多く、はがきサイズ程度の大きさがほとんど。
そのミニマムな世界に壮大な世界観が。

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