異世界おじさん(いせおじ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『異世界おじさん』とは、ファンタジー風の異世界で大冒険を繰り広げて帰還したおじさんと、彼の甥っ子のユニークな日常を描いた、殆ど死んでいるによるWebコミック。いわゆる「異世界転生物」のお決まりの展開を物語に取り込んだコメディ作品である。
大学生のたかふみは、17年ぶりに植物状態から回復したおじさんの世話を親戚から押し付けられる。面倒に思いつつ病室に通うたかふみだったが、おじさんが昏睡中に本物の異世界で冒険していたことを知って驚愕。おじさんの異世界での経験と技術に興味を惹かれていく。

藤宮(ふじみや)

CV:小松未可子

たかふみの幼馴染。小学生の頃からたかふみに好意を抱いていたが、当のたかふみからは「すぐ自分をぶってくる暴れん坊」だと思われていた。高校は別々となり、街で偶然再会して以降再び交流するようになる。なんとかたかふみの気を引こうと努力しているが、彼自身おじさんのことをどうこう言えないほど鈍感なため、暖簾に腕押しの状態が続いている。

たかふみとおじさんが暮らす部屋にもちょくちょく遊びに来ており、おじさんからはたかふみとの仲を応援されている。たかふみ以外でおじさんが本当に魔法が使えることを知る数少ない人物の1人。

沢江(さわえ)

CV:金元寿子

藤宮の友人。藤宮と同じ大学に通っており、最近付き合いの悪くなった彼女のことを「悪い連中と付き合っているのではないか」と心配している。
藤宮を尾行してたかふみの部屋まで辿り着き、彼女ほどではないがたびたび来訪するようになる。親戚が新興宗教に引っかかって散々に迷惑をかけられた経験があり、おじさんの「特定のゲーム会社への異常な執着と偏愛」に同等の気配を感じ取ってドン引きしている。

グランバハマル

ツンデレエルフ

CV:戸松遥

おじさんがグランバハマルで出会ったエルフの女性。本名はスザイルギラーゼガルネルブゼギルレアグランゼルガ=エルガだが、長過ぎるのでおじさんからは翠(すい)、あるいは単に「お前」と呼ばれていた。
1人で旅をしていた冒険者で、剣も魔法もかなりの腕前。ピンチに陥ったところをおじさんに助けられたことですっかり惚れ込み、以後彼と共に行動した。その言動は典型的な「ツンデレ」で、たかふみから見ればかなり露骨な好意を振り撒いているのだが、女性経験に乏しいおじさんは「本当に嫌われている」と思い込んでいる。

プレゼントされた指輪を売り払われた上で金だけ渡されるなど、おじさんからはかなり無体な扱いを受けているが、それにめげずになんとか彼の気を引こうとがんばる健気な女性。現実世界に戻ってきたおじさんとどのような別れ方をしたのかははっきり分かっていないが、おじさんによれば「どこかの街で適当に撒いた」とのことである。

メイベル=レイベール

CV:悠木碧

「氷の一族」と呼ばれる民の末裔。人に仇なす「魔炎竜ブレイズドラゴン」を唯一倒せる武器と言われる「凍神剣」を代々守ってきたが、おじさんがこの武器無しでブレイズドラゴンを倒してしまったため自分と一族の存在意義を見失う。完全に引きこもりと化して村から厄介者扱いされるようになり、おじさんの勧めで凍神剣を自身の得物として冒険者デビューを果たすこととなる。
氷の一族とは、かつておじさん同様に日本(現地の言葉ではニホンバハマルと呼ばれる)からやってきた1人の武士が興した一族で、グランバハマルの美的感覚からすると「信じられないほどブサイク」とされるおじさんに対しても拒否感が無い。自分に新たな生き方を教えてくれたおじさんにかなり明確に好意を抱いており、ツンデレエルフから警戒されている。

アリシア=イーデルシア

CV:豊崎愛生

神聖魔法を得手とする少女。詳細な出自が分かっていないが、自己申告によればおじさんより年上である。
幼馴染であるエドガーとライガの2人とパーティーを組んで活動する冒険者で、全滅のピンチをおじさんに救われたことで彼を尊敬するようになる。諸事情から自分の関与を隠したいと考えたおじさんに一連の記憶を消去された上で手柄を譲られ、実力に見合わぬ“勇者”としての称号を得て困惑する。
おじさんに対しては「頼りになる人」という以上の認識は無いが、一方で意図してかそうでないのか妙に距離感の近いところがあり、ツンデレエルフから警戒されている。

エドガー=クロストルガー

CV:鈴村健一

アリシア、ライガとパーティーを組む駆け出し冒険者。3人の中では最年長でリーダー格。クールな性格だがまだまだ青いところがあり、気に入った剣に自分なりの名前をつけるという若干厨二病的な気質の持ち主である。
おじさんから記憶を消された上で手柄を譲られた際、「山薙(マウンテン・スレイヤー)」の異名をつけられる。これはおじさんがやらかした“山を両断する”という荒業を、3人の中で唯一剣を得物とするエドガーの所業だと周囲が勘違いしたことが原因となっている。

ライガ=ストライガ

CV:岡本信彦

アリシア、エドガーとパーティーを組む冒険者。熱血漢の格闘家にして、アリシアたちのボケに的確にツッコむ常識人ポジション。
ゴブリンの群れを前に窮地に陥った際、おじさんによって助けられる。このときの記憶はおじさんによって消去されるも、後に「どうやってあの大軍を倒したのか」という周囲からの問いに「覚えていない」と素直に答えたため、「忘我の狂戦士(マッドネス・バーサーカー)」という異名をつけられることとなる。

『異世界おじさん』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):前島麻由『story』

YAMAKUZIRA
YAMAKUZIRA
@YAMAKUZIRA

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