「ツイ4」の編集者が落選作品も晒し上げて批評し炎上【星海社】

星海社によるweb漫画媒体「ツイ4」が応募作品を晒し上げて批評し大炎上した。「ツイ4新人賞座談会」と称し、編集者が「10作しかないのに次々粗が見つかる」「読ませる気あるんでしょうか」などの辛口コメントを掲載。その後人気作である『女の友情と筋肉』が休載になったり、編集側に苦言を呈した漫画家の作品が打ち切りになったりしたことから、ネット上では星海社に対する厳しい意見が多く寄せられた。

ツイ4(ツイよん)の概要

出典: www.amazon.co.jp

「ツイ4」で連載していた『女の友情と筋肉』

「ツイ4」とは星海社によるweb漫画媒体。Twitterで毎日様々な4コマ漫画を配信するというもので、中でも看板作品『女の友情と筋肉』は単行本売上げランキングでも上位に出て好評を博し、ツイ4の知名度を上げた。

ところが、ツイ4編集者が2015年6月の「ツイ4新人賞座談会」にて落選作品も含めて応募作を晒しあげて辛口批評したことから炎上。編集者の発言は具体性がなくアドバイスにならないただの罵りでしかないと批判を浴びる。
騒動に対し『女の友情と筋肉』の著者は思うところがあったらしく、しばらくしたら休載すると発言し、ファンが嘆くことに。

出典: www.4gamer.net

この騒動が話題となったのは2015年6月中旬のことだが、7月中旬になってまた問題が。

一連の騒ぎについて、編集者は謝罪をすべきではと苦言を呈した漫画家・濱元隆輔が星海社から首を切られたという。
濱元氏は他社でも連載を行いつつ、問題のあった「ツイ4」にてスマホゲームをコミカライズした『ぷちぇインクロニクル』を連載していたが、作品紹介ページが突如削除された。濱元氏本人に対する連絡もなく突然のことだったという。

ツイ4(ツイよん)の編集者による応募作への批評

応募作『宇宙飛ぶ公務員』に対して

>アカン。

>そもそもこれ、原稿ではなくネームですよね?

>完成原稿を送ってくれ! 未完成でも許されるのは富樫先生クラスのみ!!

>4コマ10本読むのにこんなストレスが溜まるとは思いませんでした。読ませる気あるんでしょうか。

>次行きましょう! 次!!

応募作『あのねのネリネ』に対して

>キャラ萌えで攻めるには、画力もキャラの掘り下げも不足してますね。読み手に「これが強みです!」っていうのが伝わってこない。

>赤ちゃん言葉にイラッとしました。幼女好きなのに......。

>この人、バーでお酒飲んだことなさそう。

>ファジーネーブルは、もはや居酒屋の酒ですよ。バーで頼むと恥かくぜ!

>バーはほとんどジョッキでビール出さないし、こういう酔っ払いを許容しないよね。

>10作しかないのに次々粗が見つかる(笑)。

応募作『平和ずきんの狼』に対して

>幼女のかわいさがあまり出ていない。あと、人外キャラの造形が安直すぎる。

>文章が多すぎですね。マンガなんだから文字ではなく絵で説明してほしい。sattou先生とか1文字もないときあるよ。

>画力、キャラ、ネタ、すべてがあと二歩足りない感じ。一番ないのがテンポ感。4コマにテンポ感ないのは絶望的です。

>読むのに疲れる4コマはよくない。

sai-zen-sen.jp

炎上後、しばらくしたら休載すると著者から発表された『女の友情と筋肉』

ツイ4(ツイよん)の編集者に対する声

編集者・ライターである中川譲

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@okajima

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