同人誌を書店に委託する方法をまとめて紹介!申し込みの際の注意点や必要物品も解説
本記事では同人誌を書店に委託する方法について、まとめて紹介している。同人誌の販売方法には、個人販売となる「同人誌即売会」や「自家通販」のほかに、業者に預けて販売してもらう「書店委託」という方法がある。記事中では「書店委託」のメリットや、申込時の注意点、必要物品などについても詳しく解説した。ぜひ最後までチェックしてみてほしい。
同人誌をつくったら 多くの人の手に渡ってもらいたいもの
もくじ
■主な用語
■なぜ委託をするのか
■自家通販のデメリット
■内製と委託はどちらが得か
■主な委託書店
■書店の審査
L申込み
L見本誌
L注意点
■まとめ
主な用語
■同人誌=個人で作った本
■同人誌即売会=同人イベント。直接本を領布・配布することができる
■内製=自分で場所を借りて直接お客さんに作品を販売すること
※コミケでスペースに座り、同人誌を販売することはこれにあたります
■自家通販=サークルのサイトなどで注文があったお客さんに直接作品を発送
■委託=外部業者にサークルに作品を預かって貰い、販売と発送を代行してもらう仕組み
※他サークルに預けることも「委託」ですが、今回は上記の意味で使用します
■買い取り=即金で本を数十〜数千部書店が買う
なぜ 「書店委託」を利用するのか
出典: twitter.com
コピー誌で本を刷った場合、1冊単位で作ることができるのですが、印刷所に頼むとそうはいきません。
少数から刷ってくれるところは20部~50部、たいていは100部~、納期期間によっては1000部以上でないと受け付けてくれない大手専用印刷所なんてのもあります。
100部刷ったら100部イベントで捌ければ問題ないのですが、
これが意外と難しい問題だったりします。
実際問題、同人誌を一回のイベントで100部売る、というのは6時間開催(10時~4時)で3分30秒ごとに一冊売る、という計算ですから。
冬コミで初めての同人誌で200部刷った馬鹿の顛末 - Togetterまとめ
togetter.com
初めての同人誌で200部刷っちゃいました。さて、どうなるか?結果はごらんの通り。
自家通販の時間的なデメリット
発送作業にかける手間は膨大です。
住所や振り込み確認〜郵便局での発送。
一度の発送を一括で出来れば多少は短縮できますが、
そう都合良くはいきません。
メールでのやりとりを含めて考えると1点あたり10分〜1時間は覚悟しましょう。
出典: elysian.sblo.jp
さらに買い手からすると個人でのお金のやりとりはなかなかの手間です。
売る側からするの銀行の口座振り込みは楽なのですが、
ネット振込もまだ十分認知されているとはいえず、
わざわざATMまで足を運ばせるのは不親切です。
単に時間と手間を考えるなら手数料を払ってでも委託した方が
明らかにコスパは良いと思います。
たしかに手数料で100円、200円、、と引かれると手取りは下がります。
それ故、委託はイベントでの価格+マージン料を販売価格とするのが一般的です。
出典: amanaimages.com
「内製」と「委託」どっちがお得?
同人誌の販売は「内製」「委託」二つの選択があります。