残酷な不条理絵本作家、エドワード・ゴーリーの世界
エドワード・ゴーリーは「世界一残酷な絵本作家」として知られている。不気味な世界観や作風だけでなく、不条理で残酷な物語は決して子ども向きではないが、世界中に多くのファンがいる。日本にも多くのゴーリーファンがおり、作品展が定期的に開催される。
エドワード・ゴーリーとは
絵本という体裁でありながら、道徳や倫理観を冷徹に押しやったナンセンスな、あるいは残酷で不条理に満ちた世界観と、徹底して韻を踏んだ言語表現で醸し出される深い寓意性、そしてごく細い線で執拗に描かれたモノクロームの質感のイラストにおける高い芸術性が、「大人のための絵本」として世界各国で熱心な称賛と支持を受けている。
出典: ja.wikipedia.org
1965年に明るみに出た「ムーアズ殺人事件」。イギリスで二人の男女が4年にわたり5人の子供を残虐に殺して荒野(ムーア)に埋めていた事実が明らかとなった。「もう何年も本の中で子供たちを殺してきた」と自ら言うエドワード・ゴーリーが、この現実に起きた悲惨な事件によって心底動揺させられ、描いたのが本書である。
出典: d.hatena.ne.jp
ゴーリー作『おぞましい二人』は、実際に起きた殺人事件をモチーフに描かれている。
これぞゴーリーか。まったく救いのない世界。被害者に救いがなければ加害者にも救いがなく、社会にも救いがない。
上記『おぞましい二人』に対するレビュー。
とにかく不気味で不条理...。大人向けの絵本の数々
そんなゴーリーの作品展が今年も東京で開催!
ヴァニラ画廊は、昨年に続き、世界各国でカルトな人気を得ている絵本作家エドワード・ゴーリーの作品展を開催します。
2回目となる今回は、ゴーリーの「本作り」にスポットを当ててまいります。
ゴーリーは、自身の作品で様々な試みを行っています。飛び出す絵本や、パノラマを覗き込むようなもの、パラパラ漫画や、分割されたページを組み換えることで何百通りのストーリーが楽しめるもの…様々な「仕掛け」を施した作品をご紹介します。同時に、ゴーリーが手がけた他作家の本のジャケット画をご紹介し、画家、タイポグラファー、そしてブックデザイナーとしてのゴーリーの魅力をご覧戴きたいと思います。
昨年大人気で大混雑だったゴーリー展、今年も見れるよ!
— ito (@parabola_i) 2014.11.11 20:45
去年のゴーリー展ではぬいぐるみとパズルが欲しかったけど高かったからタロットカードで妥協したんだ…今年はどっちか買おう…
— 鎌田 (@kmmdd) 2014.11.18 23:10
まままままままままマジで!?エドワード・ゴーリー作品展!?絶対行く!!!
— 岩_がん_@のぞみ (@10_gann_20) November 18, 2014