使いこなせばカッコいい!日本語の「ちょっと難しい言葉」特集!
普段何気なく使っている日本語だが、その世界は奥深く、日常的にはあまり用いない言葉や言い回しもたくさん存在している。これらの意味を理解して使うことができれば、周囲から「学のある人物」として一目置かれること請け合いである。
ここでは、そんな「日本語の珍しい言い回し」を紹介する。ぜひ使いこなして“一味違う自分”を演出してほしい。
情誼(じょうぎ)
…人とつきあう上での人情や誠意。「―に厚い人」
睥睨(へいげい)
…にらみつけて勢いを示すこと。「天下を―する」
恬淡(てんたん)
…欲が無く、物事に執着しないこと。また、そのさま。「名利に―な人」
敷衍(ふえん)
…1 おし広げること。
2 意味・趣旨をおし広げて説明すること。例などをあげて、くわしく説明すること。「教育問題を社会全般に―して論じる」
「梅子は始めて自分の本意を敷衍しに掛つた/それから(漱石)」
出典: www.weblio.jp
鷹揚(おうよう)
…《鷹(たか)が悠然と空を飛ぶように》小さなことにこだわらずゆったりとしているさま。おっとりとして上品なさま。「―に構える」→大様(おおよう)
騒擾(そうじょう)
…集団で騒ぎを起こし、社会の秩序を乱すこと。騒乱。擾乱。「過激派が―する」
朴訥
…質朴で訥弁であること。かざりけがなく、口数が少ないこと。また、そのさま。「―な人柄」
漁火(いさりび)
…夜間、魚を集めるために漁船でたくかがり火。いさりび。
祝詞
…祝いの言葉。祝辞。しゅくし。
耽溺
…一つのことに夢中になって、他を顧みないこと。多く不健全な遊びにおぼれることにいう。「酒色に―する」
斟酌
…相手の事情や心情をくみとること。また、くみとって手加減すること。「採点に―を加える」「若年であることを―して責任は問わない」
奢侈(しゃし)
…度を過ぎてぜいたくなこと。身分不相応に金を費やすこと。また、そのさま。「―に流れる」「―な生活」
反駁(はんばく)
…他人の主張や批判に対して論じ返すこと。反論。「例をあげて―する」
所以(ゆえん)
…事の起こり。由来。わけ。「地名の―を尋ねる」
所謂(いわゆる)
…世間一般に言われる。俗に言う。よく言う。「―独身貴族」「これこそ、―瓢箪(ひょうたん)から駒というものだ」
只管(ひたすら)
…そのことだけに意を用いるさま。もっぱらそれだけを行うさま。「―な思い」「―に弁解する」
哀惜(あいせき)
…人の死など、帰らないものを悲しみ惜しむこと。「―の念に堪えない」
必定(ひつじょう)
…そうなると決まっていること。必ずそうなると判断されること。また、そのさま。「このままいくと、失敗は―だ」
看過(かんか)
…あることを目にしていながら、そのままほうっておくこと。見逃すこと。「―することのできない問題だ」
禍根(かこん)
…わざわいの起こるもとや原因。「―を残す」「―を断つ」
残滓(ざんし/ざんさい)
…残りかす。「封建思想のー」
瀟洒(しょうしゃ)
…すっきりとあか抜けているさま。俗っぽくなくしゃれているさま。「ーな身なり」
殊勝(しゅしょう)
…1 とりわけすぐれているさま。格別。
2 心がけや行動が感心なさま。けなげであるさま。
3 神々しいさま。心打たれるさま。