使いこなせばカッコいい!日本語の「ちょっと難しい言葉」特集!
普段何気なく使っている日本語だが、その世界は奥深く、日常的にはあまり用いない言葉や言い回しもたくさん存在している。これらの意味を理解して使うことができれば、周囲から「学のある人物」として一目置かれること請け合いである。
ここでは、そんな「日本語の珍しい言い回し」を紹介する。ぜひ使いこなして“一味違う自分”を演出してほしい。
月代(さかやき)
…1 古代以後、成人男子が常に冠や烏帽子(えぼし)をかぶったためにすれて抜け上がった前額部。つきしろ。つきびたい。
2 中世末期以後、成人男子が前額部から頭上にかけて髪をそり上げたこと。また、その部分。
匕首(あいくち)
…1 (「匕首」と書く)鍔(つば)のない短刀。九寸五分(くすんごぶ)。「ふところに―をのむ」
2 人と何かをするときの相性。「彼とは―がいい」
3 互いに話が合い、気心の合うこと。また、その間柄。
薫陶(くんとう)
…《香をたいて薫りを染み込ませ、土をこねて形を整えながら陶器を作り上げる意から》徳の力で人を感化し、教育すること。
よき薫陶を受ける
出典: www.weblio.jp
諧謔(かいぎゃく)
…こっけいみのある気のきいた言葉。しゃれや冗談。ユーモア。「―を弄(ろう)する」
一縷(いちる)
…1 1本の糸。また、そのように細いもの。
2 ごくわずかであること。ひとすじ。「―の望みを残す」
首魁(しゅかい)
…1 かしら。特に悪事・謀反などの首謀者。張本人。「騒乱の―」
2 さきがけをすること。また、そのもの。先駆。
東雲(しののめ)
…夜が明けようとして東の空が明るくなってきたころ。あけがた。あけぼの。「―の空」
東風(こち)
…日本海沿岸で、沖から吹く夏のそよ風。あい。あゆ。あえのかぜ。
朧月(おぼろづき)
…水蒸気に包まれて、柔らかくかすんで見える春の夜の月。
老獪(ろうかい)
…いろいろ経験を積んでいて、悪賢いこと。また、そのさま。老猾(ろうかつ)。「―なやり口」
静謐(せいひつ)
…1 静かで落ち着いていること。また、そのさま。「深夜、書斎に過ごす―なひととき」
2 世の中が穏やかに治まっていること。また、そのさま。「―な世情」
就中(なかんずく)
…その中でも。とりわけ。「すべての学科にいえるが、―語学は重要だ」
沽券(こけん)
…1 土地・山林・家屋などの売り渡しの証文。沽却状。沽券状。
2 人の値うち。体面。品位。
無聊(ぶりょう)
…退屈なこと。心が楽しまないこと。気が晴れないこと。また、そのさま。むりょう。「―を慰める」「―な(の)日々」
蒙昧(もうまい)
…暗いこと。転じて、知識が不十分で道理にくらいこと。また、そのさま。愚昧。「―な大衆」「無知―」
煩瑣(はんさ)
…こまごまとしてわずらわしいこと。また、そのさま。「―な手続き」
吝嗇(りんしょく)
…1 (「吝嗇」とも書く)むやみに金品を惜しむこと。また、そういう人や、そのさま。吝嗇(りんしょく)。「何事につけても―な男だ」
2 粗末なこと。価値がないこと。また、そのさま。貧弱。「―な賞品をもらった」
3 気持ちや考えが卑しいこと。心が狭いこと。また、そのさま。「―な振る舞いをするな」「―な料簡」「―な根性」
4 縁起の悪いこと。不吉なこと。また、難癖(なんくせ)。
5 景気が悪いこと。また、そのさま。不景気。
梟雄(きょうゆう)
…残忍で強く荒々しいこと。また、その人。悪者などの首領にいう。
正鵠(せいこく)
…1 弓の的の中心にある黒点。
2 物事の急所・要点。
昵懇(じっこん)
…親しく打ち解けてつきあうこと。また、そのさま。懇意。「―な(の)間柄」「―にしている家」
狷介(けんかい)
…頑固で自分の信じるところを固く守り、他人に心を開こうとしないこと。また、そのさま。片意地。「―な人」「―不羈(ふき)」
炯眼(けいがん)
…1 鋭く光る目。鋭い目つき。「―人を射る」
2 物事をはっきりと見抜く力。鋭い眼力。慧眼(けいがん)。「―をもって鳴る批評家」
憐憫(れんびん)
…かわいそうに思うこと。あわれむこと。あわれみ。れんみん。「―の情」