[来日直前!!] ダリル・ホール&ジョン・オーツについて

2015年10月に4年ぶりに来日するダリル・ホール&ジョン・オーツ。
1970〜80年代にかけて頂点に君臨した黄金のポップデュオ。
彼等の数々の名曲達をご紹介します。

ダリル・ホール&ジョン・オーツとは?

ダリル・ホール&ジョン・オーツ (Daryl Hall & John Oates) は、1972年にデビューしたアメリカのポップデュオである。グループ名の通り、ダリル・オールとジョン・オーツの2人組である。1970〜80年代にかけて、ポップ界の頂点に君臨したといっても過言ではないほど、数々のヒット曲を送り出した。
1970年代には「Sara Smile」「Rich Girl」「Wait for Me」などのヒット曲を連発し、1980年代に入ってからも従来のポップスにR&Bやソウルのテイストを取り入れ、「Kiss on My List」「Private Eyes」「I Can't Go For That (No Can Do)」など次々と全米1位となるヒット曲を送り出した。
彼等の音楽は、いわゆるブルー・アイド・ソウルと呼ばれるジャンルに位置づけられ、その中でも最も成功したアーティストと言える。1991年に活動停止となるが、1995年に活動再開を果たし、日本にも度々来日している。2014年にはロックの殿堂入りを果たした。
尚、ダリル・ホールは、2005年にライム病により一時ライブをキャンセルするなどしたが、現在では完治し、満を持して今年4年ぶりの来日を果たす。

ホール&オーツが生み出した数々のヒット曲

Daryl Hall & John Oates「Rich Girl」(1977)
近年、HipHopなどのジャンルで、この楽曲がサンプリングに使われたりする事があります。

Daryl Hall & John Oates「Kiss on My List」(1981)
今でもコンピアルバムなどに収録される1980年代の代表的なポップソングです。

Daryl Hall & John Oates「Private Eyes」(1981)
日本のCM(SONY / サイバーショット)でも使われた楽曲です。

Daryl Hall & John Oates「I Can't Go For That (No Can Do)」
オリビア・ニュートン=ジョンの「フィジカル」(1980年代にアメリカで最も売れたシングルです)の連続No.1を10週で止めた楽曲です。この近辺のホール&オーツはヒット曲連発のピークだったと言えます。90年代になると失速してしまいますが、80年代の時のこの勢いが続いていたら、もっと世界的に有名なアーティストになっていたかもしれません。

Daryl Hall & John Oates「Maneater」
4週連続全米No.1を獲得した楽曲。彼等の楽曲の中でも、R&B、ソウルといったブラックミュージックの色がより濃い曲である。

ブルー・アイド・ソウルというジャンル

ダリル・ホール&ジョン・オーツもこのジャンルの1アーティストとして位置づけられている「ブルー・アイド・ソウル(Blue-Eyed Soul)」は、元来は黒人のものであったR&Bやソウルミュージックに傾倒した白人ミュージシャンが、そのブラックミュージックの要素を取り入れ形成した、白人の音楽ジャンルの事を言う。スティーリー・ダン、スタイル・カウンシル、シンプリー・レッドなどもこのジャンルのアーティストとして認知されている。ホール&オーツに関しては、特に1980年代に入ってからの楽曲に、よりブルーアイドソウルの色が濃く見られる。起源当初は、白人文化と黒人文化の融合という点で、相容れないものとして世間的に自嘲的な認識もされていたが、今日至っては1ジャンルとして世界的な人々から評価されているものである。

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