はねバド！（漫画・アニメ）のネタバレ解説・考察まとめ (3/9)

はねバド！（漫画・アニメ）のネタバレ解説・考察まとめ

2023.08.25

『はねバド！』とは、2013年から2019年まで『good!アフタヌーン』（講談社）に掲載された濱田浩輔の漫画およびアニメ作品である。高校女子バドミントンがテーマ。かつてバドミントンの天才少女だった主人公・羽咲綾乃は、とある理由によりバドミントンから遠ざかっていた。しかしその才能を見抜かれ、高校で再びバドミントンを始めることになる。周囲の人物たちとの交流を通して綾乃の成長を描いた作品。女子バドミントンに対して本気で向き合い、情熱を燃やす青春ストーリーが人気を博した。

フレゼリシア女子短大付属高校

CV：伊瀬茉莉也

羽咲綾乃の義理の妹。フレゼリシア女子短大付属高校の女子バドミントン部に所属。羽咲有千夏に孤児だった時に引き取られる。金髪のツインテールで整った容姿が特徴。高身長でスタイル抜群。
バドミントンのプレイスタイルは、オールマイティに全てのプレイを高レベルで行う「天才的な完全無欠タイプ」。「バドミントンプレイヤーとしての素質を完璧なバランスで持っている」とヴィゴ・“スピリッツ”・キアケゴーに評されている。

性格は、「徹底的なマイペースで自信家」。初登場時も、義理の姉である羽咲綾乃に会うために、単身で日本に渡るなど行動力にも優れている。またバドミントンプレイヤーとして、格下の選手を見下す発言や、態度がみられる描写が全編通して目立っている。

過去に羽咲有千夏にバドミントンを徹底的に仕込まれ、デンマークユース代表の高校生にして、数々のタイトルを獲ったという経歴を持っている。
バドミントンプレイヤーとして、圧倒的に恵まれた素質を持っているが、中盤まで、「プロフェッショナルとしてのメンタリティの不足」を、ヴィゴ・“スピリッツ”・キアケゴーや、羽咲有千夏に嘆かれている。過去にこのことが原因で、多くの指導者が、コニー・クリステンセンの育成から手を引いたという描写がなされている。

物語終盤のIH個人戦で、荒垣なぎさと対戦し、不足していた「プロフェッショナルとしてのメンタリティ」を獲得。決勝戦で、羽咲綾乃に敗退するもバドミントンのトッププレイヤーとして完全に開花した。

志波姫唯華（しわひめゆいか）

CV：茅野愛衣

初登場時点で高校3年生。女子バドミントン部の「主将」をつとめている。片側だけ伸ばした髪型が特徴。性別は女性。身長は「165cm」。

バドミントンプレイヤーとしてのプレイスタイルは、高度なバドミントンIQを駆使した高レベルのチェスのような戦略的なバドミントンが特徴。相手を心理的、技術的に分析し、立花健太郎にして「相手のいい所を徹底的に消し去りにかかり、弱点を容赦なく攻めるタイプ」と評され、作中でトッププレイヤーとして登場するキャラクターたちと、互角以上の戦いを繰り広げ、勝ち星も多く獲っている強者としての描写が多くなされている。

性格は冷静で視野が広く知的。面倒見もよく、女子バドミントン部のメンバーを「家族」として形容し、心身共にケアするなど「器の大きい」人物であることがわかる。
幼少時からバドミントンをプレイしており、「益子泪」、「津幡路」と併せて、「3強」とスカウトや記者に評されるなど、常にトップを競っていた強力な選手である描写がなされている。

作中終盤ではIH個人戦準決勝戦で羽咲綾乃と対戦。その高レベルのバドミントンで羽咲綾乃を苦しめるも、羽咲綾乃の能力が完全に目覚め、変則ショット「ハルダウン・クロスファイア」を使われたことが決め手となり、敗北した。

多賀城ヒナ（たがじょうヒナ）

CV：小田切優衣

初登場時点で高校2年生。女子バドミントン部員。性別は女性。色黒の肌に短髪が特徴。

性格は快活で明るい。初期の北小町高校との「合宿」での練習試合の際、コニー・クリステンセンとダブルスを組み、相手選手の羽咲綾乃の危険性をいち早く察知し、コニー・クリステンセンのためを思い、「棄権」を申し出るなど思いやりに溢れる一方で、鋭い感性をもっている人物。

亘理壮一郎（わたりそういちろう）

CV：岩崎ひろし

フレゼリシア女子短大付属高校の監督。年齢は56歳。性別は男性。メガネと髭の濃い顔が特徴。

性格は大らかで知的。過去にヴィゴ・“スピリッツ”・キアケゴーとの対戦経験がある。前面に出て指導するタイプではなく、選手に自主性を持たせサポートしている。

港南高校

芹ヶ谷薫子（せりがやかおるこ）

CV：下田麻美

羽咲綾乃の因縁の相手。初登場時で高校1年生。頭部のリボンとピンク髪のツインテールが特徴。性別は女性。
バドミントンのプレイスタイルは、膨大なデータをもとにした戦略的なバドミントン。性格はポジティブで自信家。

過去に羽咲綾乃に敗北したことがきっかけで、羽咲綾乃をライバル視し始める。中学の大会で風邪をこじらせるが、対戦相手の羽咲綾乃に無理やり風邪をうつし「対等な条件で試合をする。」といったことをし、羽咲綾乃にその際「勝利」している。羽咲綾乃にとってこの「敗北」が物語上大きな意味を持っており、作中全編を通して羽咲綾乃に、精神的に濃い影響を与えている。同校の笹下ミキとは親友関係である。

バドミントンプレイヤーとしての実力は確かなもので、羽咲綾乃に敗北してから羽咲綾乃に勝つために、徹底的に努力をしてきた描写がなされている。
物語の終盤で、IH個人団体戦で宇都宮学院の「益子泪と旭海莉」のダブルスに敗北。

笹下ミキ（ささしたミキ）

CV：宮本佳那子

初登場時点で高校1年生。小さく結ったポニーテールが特徴。性別は女性。性格は明るく、芹ヶ谷薫子とは親友関係である。
バドミントンプレイヤーとしてのプレイスタイルは描写の不足により不明だが、神奈川県予選個人戦決勝戦の観客席にて「カットスマッシュ」を使うことがわかるセリフがある。

神奈川県予選団体戦にて、シングルの試合で羽咲綾乃に敗北している。

逗子総合高校

石澤望（いしざわのぞみ）

CV：櫻庭有紗

初登場時点で高校3年生。頭につけている「かんざし」のような髪留めで結った髪型が特徴。性別は女性。荒垣なぎさや泉理子と同じ中学出身。

バドミントンプレイヤーとしてのプレイスタイルは、相手を分析し、戦略的に展開するバドミントンが特徴。同タイプの「志波姫唯華が、自分が目指すバドミントンの理想形を体現している。」と悟り、IH個人団体戦にて志波姫唯華に食い下がったすえに敗北。

性格は知的で冷静。序盤は同校の倉石に言われるがまま従いプレイしていた。しかし、神奈川県予選シングルで荒垣なぎさと対戦。荒垣なぎさとの試合中盤に、「己のバドミントンを見つけるため」倉石の指示を無視し試合を行う。倉石にも「勝つための考え方や戦略だけでなく、心についても考えるべきだった。」と内省させることに繋がり、作中後半では倉石と強い信頼関係を構築している。

倉石（くらいし）

パジャマな彼女。（漫画）のネタバレ解説・考察まとめ

『パジャマな彼女。』とは、『週刊少年ジャンプ』にて連載されていた濱田浩輔の作品。幽霊になってしまった幼馴染みの音巻まくらを救うべく、主人公の目覚計佑が奮闘する恋愛ファンタジー。ラブコメでありながらファンタジー色が強い作品である。作品前半部分は幽霊になった音巻まくらを救うミステリアスな展開が軸になっている。音巻まくらを救出したあとは、部活動メインになっており、作風が大きく変化している。『パジャカノ』といった愛称でも親しまれている。

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