The Black Keys(ザ・ブラック・キーズ)とは【徹底解説まとめ】

The Black Keysは、Vo,Gダン・オーバック、Drパトリック・カーニーからなるアメリカ・オハイオ州アクロン出身の2人組ロックバンド。ガレージロック、ブルースロックに影響を受けたLo-Fiなサウンドが特徴。2002年、アルバム『The Big Come Up』でデビュー。6thアルバム『Brothers』がUSアルバムチャートで3位を獲得。有名ロックバンドの仲間入りを果たした。その後、2枚のアルバムを発表し、バンドは活動休止。2019年にアルバム『Let's Rock』で復活を遂げた。

The Black Keysの概要

The Black Keysは、Vo,Gダン・オーバック、Drパトリック・カーニーからなるアメリカ・オハイオ州アクロン出身の2人組ロックバンド。2人は幼少期からの幼馴染である。ガレージロック、ブルースロックに影響を受けたサウンドが特徴。
アメリカ、イギリス、オーストラリアで根強い人気を誇るバンドである。
2002年、アルバム『The Big Come Up』でデビュー。その後は小さなクラブのツアー、頻繁なアルバムのリリースと音楽Festivalへの出演を果たし、アンダーグラウンドシーンでの人気を獲得。2006年に4thアルバム『Magic Potion』でメジャーデビュー。
6thアルバム『Brothers』のリードシングル『Tighten Up』がヒットし、アルバムはビルボードアルバムチャートで3位を獲得。年間ベストアルバムのリストである、ローリング・ストーンで2位、MOJO5位、タイム誌7位、Q誌11位、SPIN誌30位に選ばれた。グラミー賞では5部門にノミネートされ、最優秀ロック・パフォーマンス賞など3部門を受賞した。
2011年には通算7作目となるアルバム『El Camino』を発表。全世界で好セールスを記録し世界の有名バンドと肩を並べる存在になった。

The Black Keysの活動経歴

The Black Keys結成

2001年、オハイオ州アクロンで近所に住む幼馴染だったVo,Gダン・オーバック、Drパトリック・カーニーは大学を中退し、小さなバーで演奏して生計を立てていた。同年半ばに2人は活動の範囲を広げるため、バックバンドを雇い自主制作で音源を作ることを計画。しかし録音当日にバックバンドが現れなかったため、2人で6曲のデモ音源を制作した。このことがきっかけになり「The Black Keys」を結成。完成したデモ音源を12のレコードレーベルに送り、Alive Recordsとの契約に成功。2002年3月20日に8人客の前で初ライブを行った。同年5月20日にAlive Recordsからデビューアルバム『The Big Come Up』をリリースした。同アルバムはセールス的には振るわなかったが、一部の評論家に注目されてFat Possum Recordsとの契約に繋がった。
2003年4月8日、2ndアルバム『Thickfreakness』をFat Possum Recordsからリリース。このアルバムが日本デビューとなった。

メジャーデビュー後

2004年9月7日、3rdアルバム『Rubber Factory』をリリース。このアルバムでバンドの知名度を高めた彼らは、2006年にメジャーレーベルNonesuch Recordsとのレコード契約を果たす。2006年9月12日に4thアルバム『Magic Potion』をNonesuch Recordsからリリースしメジャーデビューした。
2008年4月1日、5thアルバム『Attack & Release』をリリース。プロデューサーにデンジャーマウスを起用したこの作品は全米ビルボード20位を記録。

6thアルバム『Brothers』がヒット

2010年5月18日、6thアルバム『Brothers』をリリース。全米アルバム・チャート初登場3位を記録、プラチナム・ディスクを獲得した。アメリカで本格的なブレイクを果たし一躍有名ロックバンドに。今作は第53回グラミー賞で5部門のノミネート。最優秀ロック・パフォーマンス賞など3部門を受賞。

7thアルバム『El Camino』リリース

2011年12月6日には通算7作目となるアルバム『El Camino』をリリース。全米チャート2位を獲得し、オーストラリア、ヨーロッパを初めとする全世界でも好セールスを記録。世界の有名バンドと肩を並べる存在になった。2013年には、第55回グラミー賞にて6部門ノミネートされ、「LonelyBoy」が最優秀ロックパフォーマンス、最優秀ロックソングを受賞。『El Camino』が最優秀ロックアルバムを受賞。Vo,Gダン・オーバックが最優秀プロデューサーを受賞した。
2014年3月24日に1stシングル『fever』を発売。翌月4月14日に2ndシングル『ターンブルー』がリリースされた。2014年5月13日に8thアルバム『Turn Blue』をリリース。全米、オーストラリア、カナダで初の1位を記録した。

活動休止

その後バンドはそれぞれのプロジェクトに専念するためThe Black Keysとしての活動を休止。Vo,Gダン・オーバックはソロ活動、ロックバンド「The Arcs」を結成しEasy Eye Soundというレーベルを立ち上げた。パトリック・カーニーは、ミシェル・ブランチやカルヴィン・ジョンソンといった歌手のアーティスト作品をプロデュース。

活動再開

2019年3月7日にシングル「Lo/Hi」をリリースしThe Black Keys名義での活動を再開した。2019年6月28日に9thアルバム『Let's Rock』がリリースされた。

The Black Keysのメンバー

ダン・オーバック

ギターボーカル担当、アメリカオハイオ州出身、1979年5月4日生まれ。
2017年からはレーベルEASY EYE SOUNDを立ち上げアーティストのプロデュース活動、2枚のソロアルバムを制作している。

パトリック・カーニー

ドラム担当、ダンとは同郷で幼馴染。The Black Keysの活動以外では、2017年に歌手のミシェル・ブランチのアルバムをプロデュース。そしてプロデュースしたことがきっかけでミシェル・ブランチと結婚した。

The Black Keysのディスコグラフィー

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