図書館で読めるBL要素のある文芸小説まとめ【ゲイ文学】

近年ではBL(ボーイズラブ)というジャンルが確立し多くの小説やコミックが発売されていますが、世界には古くから「ゲイ文学」といわれる男性同性愛を取り上げた作品が数多くあります。ここでは「#図書館で読めるホモ100選」で紹介された、図書館に置いてある一般的な文芸小説でBL要素のあるものやゲイが登場する作品を簡単なストーリーとともにまとめました。

長野まゆみ:チマチマ記

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チマチマ記:長野まゆみ

≪ストーリー≫
小巻おかあさんの家で飼われることになったチマキ、ノリマキの迷いネコ兄弟。複雑な関係だけど仲良しな大家族「宝来家」で、食事を一手に引きうけているのはおかあさんの息子・カガミさん。家族の健康を第一に、カガミさんは美味しくて身体にいい食事を黙々と作り続ける。もうひとつ、カガミさんが気になるのは、中学・高校の先輩で宝来家に居候している桜川くんの存在なのだが…。

我孫子武丸:腐蝕の街

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腐蝕の街:我孫子武丸

≪ストーリー≫
2024年、東京は死にかけた太陽のように荒廃した光を放っている。バラバラに切断された死体のそばには、処刑されたはずの殺人鬼からの挑戦状が残されていた。

ヘルマン・ヘッセ:知と愛

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知と愛:ヘルマン・ヘッセ

≪ストーリー≫
本来官能の子でありながら精神の人になろうとして修道院に入った美少年ゴルトムントは、若く美しい師ナルチスの存在によって、自分は精神よりもむしろ芸術に奉仕すべき人間であることを教えられ、知を断念して愛に生きるべく、愛欲と放浪の生活にはいる――。

中井英夫:中井英夫戦中日記 彼方より 完全版

中井英夫戦中日記 彼方より 完全版:中井英夫

≪本の内容≫
『虚無への供物』の著者・中井英夫が描く戦争への憎悪、最愛の母の死、そして文学への思い…。孤独に綴られていた稀有の戦中日記を完全復刻。

中園直樹:オルゴール

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オルゴール:中園直樹

≪ストーリー≫
デパートのオルゴール売り場で出会った「ぼく」と克己。育った環境も性格も正反対なふたりに、友情が芽生えていく。ある日、克己は、誰にも言えない秘密を抱えたまま、「ぼく」の前からいなくなった。一通の手紙とオルゴールを残して。

パトリック・レドモンド:霊応ゲーム

霊応ゲーム:パトリック・レドモンド

≪ストーリー≫
14歳の生徒ジョナサンは同級生ばかりか教師にもいじめられ、つらい日々を送っていた。だが、そんな彼に新しい友人ができた。友人の名はリチャード。勉強はできたが、一匹狼的な男だった。クラスを支配するジェームズはリチャードを仲間にしたいと願っていたが、ジョナサンと親しくなったため、ジョナサンに対して残酷ないじめを開始する。そんなジョナサンをリチャードがかばい、二人の仲はより親密になっていく。が、それと時を同じくしてジェームズの仲間達が大怪我を負ったり、事故死する事件が立て続けに起き…

村木嵐:マルガリータ

出典: www.bunshun.co.jp

マルガリータ:村木嵐

≪ストーリー≫
戦国末、九州の大名によってローマに派遣された天正遣欧少年使節。彼らの中で唯一信仰を捨てた千々石(ちぢわ)ミゲルの苦悩の生涯とは…。

恩田陸:ねじの回転 FEBRUARY MOMENT

ねじの回転 FEBRUARY MOMENT:恩田陸

≪ストーリー≫
人類を悲惨な運命から救うべく、国連に歴史の介入点に選ばれた1936年2月26日、東京。時間遡行によって歴史を修復するため選ばれた2.26事件の首謀者たち。彼らは国連の意図に反して、かつての昭和維新を成功させようとするが…。

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