TARI TARI(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『TARI TARI』とは、2012年にP.A.WORKS制作によって放送されたオリジナルテレビアニメ及びそれを原作とした漫画。神奈川県藤沢市や鎌倉市などの江ノ電沿線を舞台に、音楽科が有名な高校に通う男女5人の生徒が、それぞれ悩みを抱えながら自分の夢を叶えるために合唱部を発足し、高校生活最後の夏を笑って、悩んで、時には喧嘩をして、そして恋もしながら親友たちと共に成長していく物語である。彼らの青春に多くの感動や称賛を得て、発売されたBlu-rayは放送終了後の週間BDランキングの総合首位となった。

合唱時々バドミントン部

部員が5人以下なら廃部と宣言された合唱部とバドミントン部が、どちらも活動を諦めきれず、お互いの意見を尊重し合併して発足した部活。

声楽部

過去に来夏が在籍していた部活。顧問は教頭。将来を見据えて、日々厳しい顧問の指導の下で、真剣に活動し過酷に音楽を向き合い活動している。そんな声楽部から見て、合唱時々バドミントン部のみんなで楽しみながら音楽をするという活動は単なるお遊びにしか思えず、合唱部に対して冷酷な言葉を浴びせ、合唱部から見ても敵対視する部活であり、頻繁に対立している。

ワールドミュージックフェスティバル

地元の西之端商店街が企画する夏のイベント。

熱闘ヒーローガンバライジャー

ウィーンが大ファンであり、田中もテレビで見ている大人気の特撮ヒーロー。ウィーンは特にレッドが好き。

白祭

白浜坂高校の文化祭の名称。

『TARI TARI』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

沖田紗羽「あんた、これだけの人を巻き込んどいて何もしないで帰る気!?悔いはないの!?もう次はないんだよ!」

出典: imatre.exblog.jp

第2話
声楽部退部後に、勢いで寄せ集めで発足した合唱部で初めての合同発表会当日にて、顧問の骨折や、会場へ向かうバスが渋滞しこのままでは本番までに間に合わないという状況で不安が募り、弱気になり歌うことを諦めようとしていた来夏へ紗羽が叱責した時の言葉。この言葉を聞いて来夏は「そうだった。去年の恥、ちゃんと上書きしてこなきゃ。歌ってなんぼだ。恥かいたっていい。いける所までいこう!」と気合を入れ直し、無事にステージに立った。

坂井和奏「言えなかった…。行ってきますも…ごめんなさいも…ありがとうも…。もう一緒に歌えない…」

出典: imatre.exblog.jp

第5話
コンドルクインズから母の手紙を受け取り、母の真意を知り、中学生当時に母に反抗して「一緒に歌を作りたい」という母の願いに耳も貸さずに冷たく当たっていた自分を悔やみ、悲しむ和奏が暗い部屋の中で泣きながら呟いた一言。最後まで母の願いを叶えられなかったという後悔で押し潰されそうな感情が表現され、本作の前半で随一の切ないシーンであり見所でもある。

沖田紗羽「笑わせないでくれる?教頭に敷いてもらったレールの上をただ走ってるだけの人が、何偉そうなこと言ってるの?知らないからって何も出来ないと思ってる?そのおめでたい頭で物を考えるのも、いい加減にしたら?まだこれなのに何で無理って決め付けてるの?うまくいくかもしれないじゃない!それなのにチャンスももらえないなんでおかしいよ!」

出典: imatre.exblog.jp

第8話
自分の進路や家庭問題にも悩み、情緒不安定になっていた状況で、自分たち合唱部の活動に対して声楽部からお遊びだと言われたことに苛立ち、普段は冷静な紗羽が珍しく感情的になり、これまで溜め込んでいたストレスや鬱憤を吐き出すように、自分自身への嘆きも込めて声楽部の部長広畑へ声を荒げて言った言葉。この様子を見ていた他の合唱部員は、紗羽は恋の悩みを抱えていると勘違いしてしまう。

ガンバレッド「夢と希望が力となって、人を動かし地球を回す。 朝日が昇るから明日が来るのではない。 人が希望を抱いて生きるから、朝日が昇るのだ! 地球は俺たちが回す!」

出典: imatre.exblog.jp

第9話
ウィーンが熱狂的なファンである熱闘ヒーローガンバライジャーという戦隊ヒーローアニメを観ていた時に、特に好きなガンバレッドが言った決め台詞。白祭で披露する音楽劇の準備資金が足りずに困っていた合唱部だったが、偶然持ち掛けられた商店街のヒーローショーイベントのアルバイトでこのガンバライジャーを参考にすることになり、この台詞を思い出したウィーンが「落ち込んでばかりもいられない!大事なことを忘れていた。僕が希望をなくしてどうするんだ…!」と積極的にみんなを指導し、ヒーローショーに打ち込んだ。

坂井まひる「音楽って、”音を楽しむ”ってことじゃん!楽しまなきゃ!」

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