鬱成分に飢えてる貴方に!おすすめマイナー鬱アニメまとめ【なるたる、他】
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人間、時にはドン底まで落ち込みたいときもある。ここではそんな人におすすめの「鬱アニメ」の中から、少々知名度の低いマイナー作品をまとめた。『カイバ』、『シュヴァリエ』、『吸血姫美夕』、『なるたる』など、骨太の鬱が味わえるアニメばかりだ。
鬱アニメに餓えてるっ
— 早苗の娘 (@saorinriri) 2013.08.01 00:17
鬱アニメ見たいなアアア
— まつこ@ETA大阪0802 (@gmmkmy) 2013.07.30 23:31
鬱アニメに飢えてる方へ、おすすめマイナー鬱アニメを7選、まとめました。
1.カイバ
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出典: www.amazon.co.jp
▼あらすじ
記憶のデータ化ができるようになり、肉体の死がもはや死と呼べなくなった世界。記憶はデータバンクに保存され、新しい身体への「乗り換え」や、記憶の売買といったことが可能になり、違法に記憶を改ざん、記憶を盗むことも行われていた。社会は混沌とし、力を失い停滞化していた。そんな世界を主人公カイバは記憶を失ったまま宇宙の星々をめぐり、たくさんの人々と出会い、記憶を取り戻してゆく。
かわいい絵柄に油断していたら、内容の容赦ない展開に驚きました。
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さまざまな想いを残して消えていくキャラクターたちが悲痛ですが、その最期はどれも美しく、緩やかに流れるエンディング曲が強く余韻を残す。
見終わると「死ぬこと」、「生きること」といったい何だろう?と考えるようになりました。
2.シュヴァリエ
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▼あらすじ
「真実と忠誠の名において、私はお前に報復する」
ときは18世紀、革命前夜のフランス。国王ルイ15世の御世――ヴェルサイユは栄光に輝き、セーヌ河の偉大な流れとともに、パリは美しくもおぞましい混沌に満ちていた。
ある夜明け、一人の女性が亡骸となって、セーヌ河を流れ着く。彼女の名はリア・ド・ボーモン。棺桶の蓋には謎のアルファベット――《PSALMS》(=詩篇)が刻まれていた。
その弟、デオン・ド・ボーモンは秘密警察に所属し、パリを騒がす淑女連続失踪事件の謎を追っている。姉もまたその犠牲者の一人だった。やがて、捜査を続けるデオンの前で禁忌の歴史が幕を開けるのだった……。
話の内容は実際の歴史をサスペンス風にアレンジしたものですが、文芸、オカルト、ミステリーが美しく調和していて非常に面白いです。
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仲間たちと何かを成し遂げるというような展開はほとんどなく、悲しい物語
何か考えさせるものが残る物語としては非常に素晴らしい作品
3.吸血姫美夕
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▼あらすじ
暗く、冷たく、時間もない混沌とした闇の世界-。そこから、自由と破壊を求めて人間界にやって来る恐るべき、 "はぐれ神魔"たち。
彼らを呼び寄せるのは、人間の乱れた心なのだ。
はぐれ神魔を闇に帰すため、永遠の時をさすらう美夕の美しくも哀しい物語…。
大体1話完結の話が多いんだけど、登場するキャラに救いが無い話が多いのが逆に面白かった。
雰囲気の方もじめじめとした雰囲気が多かったり、妖しい雰囲気がかなり視聴者の不安感を煽るので、
それだけで拒絶してしまう人も多そう
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許されざる恋愛関係や残虐描写などを前面に押し立てつつも、
映像の繊細さやキャラ立てなどによって、
あまり下品な印象を残さない作りになっている
4.RED GARDEN
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▼あらすじ
舞台はニューヨークのルーズベルト島。同じ学園に通うケイト、ローズ、レイチェル、クレアは朝から身に覚えの無い感覚を感じる。その日クラスメイト・リーズの死を伝えられ、悲しみに暮れる4人。その夜、4人は導かれるように人気の無い倉庫へと集まった。そこに現れた謎の男女から、衝撃的な言葉を聞く。
――「あなたたちは死んだのよ」――
自分たちの意思と関係なく、深夜12時までに呼び出され、モンスターと戦わされる4人。その中で、普通の少女としての日常が遠ざかってゆく。
葛藤に悶える人間心理の描写が実に卓越。
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ちょっぴり独特の作画で、OPなんかはスタイリッシュな雰囲気も漂ってます。しか~し!その外見とは裏腹に作品の内容はというと、なかなかえげつない話です。
とっつきにくいけれど、最後まで見た人は絶対満足する。
そういうアニメ。
死んでしまった後に「何気ない日常のかけがえのなさ」に悩む人間描写力、その「かけがえのなさ」を説得力たっぷりに丁寧に描く演出力はピカイチ。