Hoobastank(フーバスタンク)の徹底解説まとめ
Hoobastankとは、1994年にダグラス・ロブとダン・エストリンによって結成されたアメリカのロックバンド。結成当時はHoobustankという名前だった。
バンド名に関して「フーブスタンク」と読み間違えるファンが多かった事からHoobastankに改名し、2001年にデビューアルバムの『Hoobastank』をリリース。
疾走感溢れるメロディによって多くのファンを獲得し、ダグが日本人の母を持つハーフである事から日本でも人気の高いバンドの一つとなっている。
Hoobastankのメンバー
ダグラス・ロブ(Douglas Robb)
ダグラス・ショーン・ロブ(Douglas Seann Robb)、ボーカル&リズムギター担当
1975年1月2日生。
バンドを立ち上げた一人であり、ファンの間ではスコットランド人の父親と日本人の母親の間に生まれたハーフとして有名である。
神戸市、明石市と出展によってズレがあるが、兵庫県内の小学校に一年だけ通っていたなど日本との繋がりを示すエピソードが多く、ファンからの人気も高い。
ダグ自身は日本語を話す事はほとんど出来ないが、ライブ中の煽りで「もっと大きく!」「どうもありがとうございました!」と日本語を使う時はカタコトではなく流暢な発音で非常に聞き取りやすい。
担当はボーカルだが、ライブではギター演奏を披露する事も多い。
ダン・エストリン(Dan Estrin)
ダニエル・エストリン(Daniel Estrin)、ギター担当
1977年7月9日生。
バンドを立ち上げた一人であり、曲の大半はダンが作詞を担当している。
2ndアルバム『The Reason』の制作期間中にバイク事故を起こしており、頭部の切開手術を受けている。
アルバムのスペシャルサンクスにはダンから手術を担当した医師に対する「僕の命を救ってくれてありがとう」というメッセージが入っている。
クリス・ヘッス(Chris Hesse)
クリストファー・リバー・ヘッス(Christopher River Hesse)、ドラム担当
1974年1月26日生。
ダグとダンのメンバー募集を見て連絡するが、ダンとはHoobustank結成前に組んでいたバンドでも一緒だった。
日本でライブを行う時は大抵『Just One』から始まるため、彼のドラム演奏からライブがスタートする事になる。
ジェシー・チャーランド(Jesse Charland)
ジェシー・チャーランド(Jesse Charland)、ベース担当
1981年7月4日生。
2009年に加入したベーシストで、日本のファンの前には2009年3月に行われた日本ツアーで登場した。
腕一面のタトゥーに口ピアスと、全体的に地味な外見でステージを降りたら(失礼ながら)スターのオーラを感じられないダグ、ダン、クリスのHoobastankメンバーとは一線を画すほどの異彩を放つ強烈な外見で初めて見たファンを驚かせた。
2009年3月31日の名古屋ライブ後に行われた握手会では、笑顔で「アリガトウ」と握手をしてくれる彼の姿を見て「強面だけど笑顔の素敵なとてもいい人」と、ライブに参加したファンを中心に徐々に受け入れられるようになった。
当初はサポートメンバー扱いで、公式サイトやアルバムのジャケット写真にも一人だけ写らないなど、ジェシーの正式メンバー加入のアナウンスを待っていたファンの期待とは裏腹に「冷遇」が目立った。
正式メンバー間近と言われながら結局いなくなってしまったジョシュ・モローの二の舞になる事も心配されたが、無事に正式メンバーとなる事が発表され、以後は写真にも4人で写るようになった。
Hoobastankの旧メンバー
マークー・ラパライネン(Markku Lappalainen)
マークー・ラパライネン(Markku Lappalainen)、ベース担当
1973年4月6日生。
Hoobustankとして結成された1994年からの初期メンバーで、プライベートでも度々来日するなどファンの間では大の親日家として有名だった。
2005年のツアー中に「メンバーとの方向性の違い」を理由に脱退。
マークーの脱退に関して誰が悪い、誰の責任という事はないが、彼が抜けてから2009年のジェシー加入までHoobastankはベーシスト探しに苦労する事になる。
マット・マッケンジー(Matt McKenzie)
マット・マッケンジー(Matt McKenzie)、ベース担当
2005年のみ在籍。
クリスの友人で、ダグ、ダンとの関係も同じ高校の卒業生で顔見知りという関係でしかなかったが、マークーがツアー中に脱退を表明したため、ベース不在の緊急事態を乗り切るため「ベースを弾いてくれるなら友人でも頼むしかない」と助っ人として急遽抜擢された。
ツアー後も助っ人として3rdアルバム『Every Man For Himself』のレコーディングに参加しているが、正式メンバーになる事なくバンドを去った。
ジョシュ・モロー(Josh Moreau)
ジョシュ・モロー(Josh Moreau)、ベース担当
マット・マッケンジーの後任として2006年に加入。
ダンと面識があり、オーディションを受けて抜擢されたたとの事だが、取材や撮影には姿を見せず、ライブにのみ登場するサポートメンバーとして次第にファンから認知されるようになった。
2006年5月の日本公演からHoobastankの一員として来日しており、2007年の日本ツアーでは名古屋、広島といった東京、大阪以外のライブ会場でもパフォーマンスを披露し、これを機に日本のファンにもジョシュ・モローの名が知られるようになった。
マークーの後任としてジョシュが正式メンバーに定着する事を期待する声は当初からあったものの、ライブで一緒にいるから正式メンバーに決定と簡単に決める事は出来ないためメンバーからは「僕らにも、ジョシュにももう少し時間が必要だね。でもその意見を聞いたら彼も喜ぶんじゃないかな」と、ジョシュとの関係が良好である事を強調しつつも慎重な発言に終始していた。
Hoobastank所属時末期はライブ以外にもメンバーと一緒に取材に応じる事も増え、正式メンバー間近と噂されていたが、2008年にケイティ・ペリーのバンドメンバーとして引き抜かれる形でHoobastankを去り、現在も彼女のライブでベースを弾いている。
デビッド・アメツキュア(David Amezcua)
タグ - Tags
目次 - Contents
- Hoobastankの概要
- Hoobastankの活動経歴
- Hoobustank時代
- 『Hoobastank』 - バンド名改名と待望のメジャーデビュー
- 『The Reason』 - 最大のヒット作とマークー脱退
- 『Every Man for Himself』 - 変化をテーマにしたアルバムと事実上の活動休止
- 『For(N)ever』 - 原点回帰と新メンバージェシー
- 『Fight or Flight』 - MLBファンを中心に再度日本で人気が高まる
- 『Push Pull』 - Hoobastankの現在
- Hoobastankのメンバー
- ダグラス・ロブ(Douglas Robb)
- ダン・エストリン(Dan Estrin)
- クリス・ヘッス(Chris Hesse)
- ジェシー・チャーランド(Jesse Charland)
- Hoobastankの旧メンバー
- マークー・ラパライネン(Markku Lappalainen)
- マット・マッケンジー(Matt McKenzie)
- ジョシュ・モロー(Josh Moreau)
- デビッド・アメツキュア(David Amezcua)
- ジェレミー・ワッセル(Jeremy Wasser)
- デレック・クワン(Derek Kwan)
- Hoobastankのディスコグラフィー
- カセットテープ
- 『Muffins』
- 自主制作盤
- 『They Sure Don't Make Basketball Shorts Like They Used To』
- 『Forward』
- オリジナルアルバム
- 1stアルバム『Hoobastank』
- 2ndアルバム『The Reason』
- 3rdアルバム『Every Man for Himself』
- 4thアルバム『For (N)ever』
- 5thアルバム『Fight or Flight』
- 6thアルバム『Push Pull』
- コンピレーションアルバム
- ベストアルバム『The Greatest Hits: Don't Touch My Moustache』
- アコースティックアルバム『Is This the Day?』
- ベストアルバム『Icon』
- EP盤
- 『The Target』
- Hoobastankの代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- Crawling in the Dark
- Out of Control
- Just One
- The Reason
- Same Direction
- Born to Lead
- My Turn
- No Win Situation
- Hoobastankの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 「フーバスタンク」の意味
- HoobustankがHoobastankとなった理由
- Hoobustankの初ライブ
- 『The Reason』の撮影秘話
- 伝説の握手会