BAKUMATSU（ばくかれアニメ）のネタバレ解説・考察まとめ

『BAKUMATSU』の概要

『BAKUMATSU』とは恋愛ゲーム「恋愛幕末カレシ～時の彼方で花咲く恋〜」を原案としたアニメ。
『刻（とき）』を渡り、自身の志のままに駆け抜け戦う男たちのストーリー。
監督は『バトルスピリッツシリーズ』や『正解するカド』に携わってきた渡辺正樹氏。恋愛ゲーム「恋愛幕末カレシ～時の彼方で花咲く恋～」の魅力的なキャラクターが登場するオリジナルストーリーである。シリーズ構成を『Free!』や『Re:ゼロから始める異世界生活』も担当してきた横谷昌宏氏が手掛け、アニメキャラクターデザインを、『のだめカンタービレ』シリーズ、『クロックワーク・プラネット』などを手掛けた島村秀一氏が担当。豪華な布陣により魅力的な12名の志士達の生き様を熱く描くチャンバラストーリーである。

舞台は幕末。長州志士、高杉晋作は相棒桂小五郎と共に徳川慶喜公の率いる幕府海軍船に乗り込もうとしていた。
目指すは村上水軍の沈没船から引揚げられた伝説の秘宝『時辰儀（じしんぎ）』。
刻（とき）を操ると言い伝わるその秘宝を我が物にし天下を手中に治めようとする徳川幕府に対し『そんなやり方つまんねぇ』と『時辰儀（じしんぎ）』を奪い壊そうとする。その伝説の秘宝『時辰儀（じしんぎ）』の力に導かれた高杉晋作と桂小五郎は、無限斎が支配する『もうひとつの幕末』にたどり着く。

『BAKUMATSU』のあらすじ・ストーリー

スサノオ事変勃発 もうひとつのバクマツ！

長州志士・高杉晋作は、桂小五郎と共に伝説の秘宝を幕府海軍から奪い去ろうと目論む。「時辰儀（じしんぎ）」という「刻（とき）を操る」と言われる伝説の秘宝を我が物にし、天下を手中に収めようとする徳川幕府に対して、高杉晋作は「やり方ってもんがある」と憤っていた。高杉晋作は秘宝を奪い、幕府の目論見もろとも秘宝をぶっ壊すと意気込む。一度は秘宝を手にするものの謎の女に奪われ、取り返そうと二条城を訪れた高杉晋作と桂小五郎。しかし伝説の秘宝の力により、別の次元にあるもうひとつの幕末にいざなわれる。

斬れ、高杉 アイのために！

新将軍・無限斎を倒すべく巨城スサノオに進入した高杉晋作。無限斎は、時辰儀の力を使って天下を手中に治めようとしていた。そんなやり方は面白くないと立ち向かっていく高杉晋作。しかし無限斎の力は強大で返り討ちにあってしまう。一方、捕らわれていた徳川慶喜は山崎烝と御庭番の霞と雹の尽力により巨城スサノオを脱出するが、徳川に恨みを抱く武将真田幸村に命を狙われる。

龍馬アンサツ？過去からの刺客！

無限斎に吹き飛ばされた高杉晋作は、桂小五郎と坂本龍馬、岡田以蔵と合流する。時辰儀を使って時代を作り変えたい坂本龍馬は、意見の食い違いにより高杉晋作と決別する。高杉晋作と別れた後、坂本龍馬は独自に刻を操る力を持つ青年・晴明を捜索する。そこに現れたのは晴明の姿を装った十二将・松尾芭蕉。坂本龍馬と松尾芭蕉の戦いが始まる。

極秘潜入 新撰組のオキテ！

桂小五郎と高杉晋作は、京の町の人達を監視しているからくり人形の秘密を探る為、新撰組への潜入作戦を立てた。桂小五郎は無事入隊試験に合格し、新撰組への潜入に成功する。そこで近藤勇から新撰組の過去を聞かされる。無事巨城スサノオの見取り図を入手した桂小五郎は、高杉晋作と連携しながらからくり人形の秘密に迫る。

沖田狂乱 トキの流れ人！

からくり人形の秘密を探るため新撰組に潜入した桂小五郎は、巨城スサノオ内部に忍び込む事に成功する。しかし巨城スサノオの内部を探っていたところで、沖田総司に素性を暴かれてしまう。沖田総司と斬り合いながらも巨城スサノオのからくり機械を壊した桂小五郎。しかし無限斎は、またもや時辰儀の力を使い、からくり機械を壊す前の時刻に戻してしまう。一方高杉晋作は巨城スサノオの座敷牢に囚われた帝を発見する。

千本目のエモノ 慶喜、我が主！

巨城スサノオに侵入した際に見たからくり機械の仕組みの記憶を頼りに、桂小五郎と高杉晋作は鍛冶屋の女将に協力を仰ぎ、からくり人形の動きを抑止する機械を作り始めた。一方時辰儀の力を使えなくなった無限斎は、巨城スサノオから脱出して隠れていた徳川慶喜を抹殺するため、十二将の一人弁慶を刺客として放つ。

暴走トッキュウ 死ぬな、桂！

巨城スサノオへ物資を運ぶ蒸気機関車の偵察に来た高杉晋作と桂小五郎。高杉晋作は一刻も早く蒸気機関車を破壊しようとする。そこに沖田総司が現れ、逃げる2人は走り出した蒸気機関車に乗り込む。蒸気機関車の中にはある物を護衛する土方歳三がいた。土方歳三に蒸気機関車の外に蹴り出された高杉晋作は、機関車の後を追いかけていた坂本龍馬達と合流し、桂小五郎の救出に向かう。

キンカクジの変！以蔵、死す？

坂本龍馬は、金閣寺に岡田以蔵と無限斎を呼び出す。時辰儀をちらつかせて、無限斎と取り引きをしようと画策していた。無限斎は時辰儀を試させるため、坂本龍馬を抹殺するために控えていた新撰組を使い、岡田以蔵を人質にする。岡田以蔵は金閣寺の池に沈められてしまった。

激突、最後のサムライ！

清明を探し続けていた徳川慶喜のもとに、清明が琵琶湖の西で見つかったという知らせが入る。一方、からくり人形装置を完成させた高杉晋作と桂小五郎はアジトへ戻るが、そこへ新撰組の土方歳三らが突入。捕縛され気絶していた高杉晋作が目を覚ますと、そこには無限斎の姿があった。

晴明ダッカン！獄門島からの脱出

無限斎に捕らえられた高杉晋作らが送り込まれたのは、琵琶湖に浮かぶ獄門島。獄門島は無限斎が自身に反逆した者や罪人を収容するために作った島である。一方清明を救出した近藤勇らも飛行船に乗り込んだが、嵐に遭って獄門島に不時着していた。高杉晋作と合流し、島から脱出するため結託する。

懐かしき学び舎 高杉のナミダ！