カードファイト!! ヴァンガード 2018（第15話『FRIEND』）のあらすじと感想・考察まとめ

「カードファイト!! ヴァンガード 2018」第15話『FRIEND』のあらすじ・ストーリー

新田とミサキはフーファイターのことを話しながら、カードキャピタルの開店準備を進めていた。ミサキが「CLOSE」の看板を「OPEN」に変えようとすると、「朝、早く起きすぎて他にやることがないから」と三和がやってきた。

三和と櫂は小学校のころからの友人で、毎日のように一緒に遊んでいた。三和が櫂に唯一勝てないゲーム、それがヴァンガードだった。

三和「明日も、今日と同じ日が来ると思ってた。でも…」

ある日、櫂は三和に何も告げることなく転校してしまう。櫂の引っ越し先もわからず、三和は櫂とのつながりを完全に断たれてしまう。櫂のことを思い出すのがつらくて、櫂とともに遊んだヴァンガードのカードも机の奥底にしまったままだった。

中学生になったある日、三和は「超カッコいいファイター」の噂を聞き、面白半分で見に行く。すると、そこには櫂の姿があった。他人のデッキを借りて久々に櫂にファイトを挑む三和。三和は友人として櫂に気軽に話しかけるが、櫂は三和と会話することなく、淡々とファイトを進めていく。快活な少年だった以前の櫂からは考えられない変貌に、三和は「何があったんだよ…？」と尋ねるが、櫂は何も答えることなく、淡々と三和のヴァンガードにアタックをする。

櫂に敗れ膝から崩れ落ちる三和。だが、敗戦がショックだったのではなく、親友の櫂が理由もわからず変貌し、何より変貌した櫂に友人として何もしてあげられなかったことにショックを受けていた。

この時、櫂と一緒にいた連中がフーファイターなのではないか、三和はそう考えていた。

高校に入学した三和は、入学式で櫂と再会する。三和は、これからは自分がずっと櫂のそばにいると心に誓っていた。そして、櫂が変わってしまったカギを握っていると思われるフーファイターには、櫂を近づけないと決めていた。

カードキャピタルに美女が来店した。鼻の下を伸ばす三和だったが、美女がVFグローブをし、首輪をつけた川並を連れて歩いていることから、三和は彼女がフーファイターだと判断する。美女の正体はフーファイター最強の4人、AL4の鳴海アサカだった。

三和はアサカに出ていけと迫るが、アサカは櫂の居所を教えろと返す。三和は、櫂の居所を知りたければ自分とファイトしろと、デッキを突き付ける。

VFグローブを装着する三和に、ミサキや新田がやめるように促す。

新田「待ってください、三和君。私はこの店の店長として、この危険なファイトをやめさせることもできますが…」
三和「シンさんの気持ちはありがてぇけど、互いに納得ずくのファイトなんだ。ちょっとばかり、目をつぶっててくれねぇか？」
新田「…わかりました」
三和「いいか、俺が勝ったら、この店に二度と来るなよ!? 櫂ともかかわるんじゃねぇ！」
アサカ「いいわ。その代わり私が勝ったら、案内してもらう。櫂トシキのもとへ」
三和＆アサカ「スタンドアップ・ヴァンガード！」
新田「相手はソウルを駆使した、トリッキーなファイトを展開する闇のサーカス団、ペイルムーン。面白いファイトにはなりそうですが…」

三和のターン。三和は「ロケットハンマーマン」にライド。さらにもう1枚「ロケットハンマーマン」をコールする。早速アタックし、アサカにダメージ1を与えるが、2発目は「フープマジシャン」にガードされる。

アサカのターン。アサカは「ジャンピング・ジル」にライド。さらに、「ニトロ・ジャグラー」をはじめ3体のリアガードをスペリオルコールする。アサカは三和にアタックを仕掛け、さらにドライブチェックでクリティカルトリガーを引く。

VFグローブの激痛を初めて受け、苦痛に顔をゆがめる三和。ミサキが心配して声をかけるが、三和は「全然平気よ」と強がる。

さらにアサカのアタックは続き、三和はいきなりダメージ4まで追い込まれてしまう。

三和のターン。三和は「ブーメラン・スロワー」にライド。さらに、「デスアーミー・ガイ」と「ネコ執事」をコールする。だが、リアガードを使ったアタックも、ヴァンガードによるアタックもガードされてしまう。

しかし、三和は「ネコ執事」のスキルでもう一度アタックする。さらに、ドライブチェックでドロートリガーを引き、アサカにダメージを与える。

三和はす でにダメージ4だが、手札は豊富にあり、ガードがしやすい。一方、アサカは手札が少なく防御力に乏しいが、ダメージを2で押さえている。これからの展開がどうなるのか、と新田は興奮するが、ミサキに、危険な痛みの伴うフーファイターとのファイトを「楽しんでんじゃねぇ！」と蹴り飛ばされてしまう。

アサカ「なかなかやるわねぇ。櫂トシキ程じゃなさそうだけど」
三和「だが俺はその櫂を負かしたやつ（アイチ）に、勝ったことがあるんだぜぇ」
新田「そういえばそんなことも…」
ミサキ「あったような…」
アサカ「櫂が負けたですって…？我が当主の話では、櫂トシキは無敗無双の最強ファイターだったはず…。まあいいわ。あなたを倒して、この目で確かめる！」

アサカのターン。アサカは「ゴールデン・ビーストテイマー」にライド。アサカはここを勝負どころと決め、手札を使い切る。

三和「一つ聞かせろ。お前ら、櫂をどうするつもりだ！」
アサカ「我が当主に差し出すの。櫂トシキは、当主の退屈と渇きを潤す、唯一の存在なのよ」
三和「退屈？ 渇きだと？ 櫂はお前らのおもちゃじゃねぇ！ 櫂を過去へ連れ去るフーファイター！ お前たちを二度と櫂に合わせるわけにはいかねぇ！ そうだろ？ ツインブレイバー！」

「ツインブレイバー」でアサカのアタックを防ぐ三和。ダメージ5でアサカのアタックを防ぎきる。

三和のターン。三和は「アシュラカイザー」にライドし、イマジナリ―ギフト「アクセル」を発動する。

三和「今度は俺たちの、ヒーローショータイムだ！」

「カップボウラー」に「ロケットハンマーマン」のパワーを乗せてアサカにアタック。さらに「ミス・スプレンダー」のアタックが決まりアサカをダメージ4に追い込む。「アシュラカイザー」のアタックはガードされてしまうが、「アシュラカイザー」のスキルでスタンド済みのカードを次々とスタンドし、再びアタックを仕掛ける。

だが、ダメージチェックをしたアサカがほくそ笑む。アサカが引いたのはフロントトリガー。三和の攻撃は通らないままターンが終わる。

アサカ「暇つぶしの役者にしては、よく演じた方だわ」
三和「いいか、あいつ（櫂）はな、お前らフーファイターとは別の方向を見てる。もう二度と交わることはねぇんだ」
アサカ「（敗北がほぼ決まっているのに）ヒーローのくせに見苦しいわ！」
三和「そうじゃねぇ！ 櫂は、アイチとのファイトから確かに変わり始めたんだよ！ お前たちの知っている櫂は、もういねぇんだよ！」
アサカ「そう…でもあなたの言うことが本当なら、櫂トシキは我らが当主、雀ヶ森レン様の裏切りものだ！」

アサカは三和にとどめを刺した。

「カードファイト!! ヴァンガード 2018」第15話『FRIEND』の感想・考察