【西尾維新】「きみとぼくの壊れた世界」の名言・名セリフ集!【言葉遊びの天才】

ファンから「言葉遊びの天才」と称される西尾維新の、『きみとぼくの壊れた世界』の名言・名セリフ集を紹介する。本作は本格ミステリーで、西尾らしい言い回しや驚きの展開、魅力に満ちたキャラクターが次々と現れるファンにはたまらない内容となっている。

出典: www.amazon.co.jp

維新、全開!これぞ「きみとぼく」本格ミステリのすべて!
ミステリの伝言ゲームは続いている!

禁じられた一線を現在進行形で踏み越えつつある兄妹、櫃内様刻(ひつうちさまとき)と櫃内夜月(よるつき)。その友人、迎槻箱彦(むかえづきはこひこ)と琴原りりす。
彼らの世界は学園内で起こった密室殺人事件によって決定的にひびわれていく……。
様刻は保健室のひきこもり、病院坂黒猫(びょういんざかくろねこ)とともに事件の解決に乗り出すが――?
『メフィスト』に一挙掲載され絶賛を浴びた「体験版」に解決編を加えた「完全版」。

どうしてこの手の小説に登場するキャラクターって、足し算か引き算みたいに簡単に人を殺すんだろうな?

p17
櫃内様刻

「どうしてこの手の小説に登場するキャラクターって、足し算か引き算みたいに簡単に人を殺すんだろうな?
戦争やってんじゃないんだからさ。
さっき読んでた小説にしたってそうさ。
僕も久しぶりに推理小説読んだけど、もっともらしい動機があってさ、
なるほどこれは可哀想だとは思ったけど、でもやっぱ普通、そんな理由で人は殺さないだろ。
足し算引き算って、せめて微分積分程度には悩んで欲しいものだとは思わないかな」

そういう意味で箱彦は僕にとって実にありがたい、 かげがえのないといっても決して大袈裟にはあたらない、大事な友人だ。

p33
櫃内様刻

「何より今のこの時代には携帯電話というドラえもんも驚きの便利道具があるのだから」

p37
櫃内様刻

昼休みまでのんびり考えよう。最良の判断を、持てる最大の能力を使用して。

p37
櫃内様刻

「僕は今のところきみに死んでほしくはないんだ。形而上でも、形而下でもね」

p40
病院坂黒猫
「僕は今のところきみに死んでほしくはないんだ。形而上でも、形而下でもね。
勝手な話で、きみは迷惑がるかもしれないが、僕は様刻くんのことを数少ない友人の一人だと認識しているから」

きみの頭は髪の毛を育てるための苗床か?

p40
病院坂黒猫
「きみの頭は髪の毛を育てるための苗床か?違うというのなら少しは論理的に考えるということをしたまえよ。」

僕の貧弱な思考能力では細部までを推測のピースで埋めることはできないんだ。

p41
病院坂黒猫
「僕の貧弱な思考能力では細部までを推測のピースで埋めることはできないんだ。
きみにも迎槻くんの百万分の一、僕と同程度の同情心があるのなら、僕に救いの手を差し伸べることにも吝か(やぶさか)でもないは思うのだがね?」

僕がきみの気を損ねないために封印している数々の言葉の量が東京ドーム何個分になるか、 暇なときに数えてみたいものだ

p41、42
病院坂黒猫
「僕がきみの気を損ねないために封印している数々の言葉の量が東京ドーム何個分になるか、
暇なときに数えてみたいものだが、しかしそれには膨大な時間を要するだろうな。
少なくとも夏休み程度の時間では、不可能だ。」

こんな心強いことはない、今なら通勤ラッシュ時の満員電車に乗ることだって不可能でない気がするよ!

p45
病院坂黒猫
「僕は今、様刻くんから気遣いをうけたのだ。こんな心強いことはない、今なら通勤ラッシュ時の満員電車に乗ることだって不可能でない気がするよ!、、、乗らないけどね」

必要以上に情報が歪曲される危惧に耐えきることが、僕の弱い心にはできなかったんだ。

p46
病院坂黒猫
「風聞に任せてもよかったのだが、必要以上に情報が歪曲される危惧に耐えきることが、僕の弱い心にはできなかったんだ。
「絶対に」なんて要求することは出過ぎた真似だろうから僕はやらないが、それでも出来る限り、無茶はしないでくれよ。」

「はっ、気の利いた化け物ならそろそろ帰る時分ですよ、先輩方」

p48
櫃内様刻

unabara_i6
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