石原慎太郎と深い関係があった新興宗教団体やオカルト話を紹介
本記事では、かつて東京都知事として政治的手腕を大いに発揮してきた石原慎太郎が深いかかわりを持っていたとされる「新興宗教団体」や、熱心だったオカルト的な活動についてまとめて紹介している。記事中では「ネッシー探検隊を組織して何度も調査していた」「大地震が来るという予言に基づいて子供たちを欠席させた」「日本最初のUFOの研究団体の創設メンバーだった」などの話題を掲載した。
★ はじめに
数多くの問題発言や行動で物議を醸してきた政治家・石原慎太郎。日本維新の会共同代表となり国政に復帰した現在、その率直な言動と突破力、リーダーシップに多くの国民が期待しています。
これからその役割がますます重くなっていくであろう石原慎太郎氏の本質をより深く理解できるように、本まとめでは、石原氏のオカルトへの関心や新興宗教団体との深い関係について整理します。
★★ 石原慎太郎は「ネッシー探検隊」を組織し何度もネス湖を調査していた!!
元東京都知事の石原慎太郎はネッシーの存在を信じており、何度か捜索隊を組んでネス湖を調査している。
出典: ja.wikipedia.org
石原慎太郎をスコットランドへ連れていったのは、興行師の康芳夫である。康はネッシー探検に限らず珍妙で悪魔的な企画を連発する男で、類人猿ならぬ「人類猿」オリバー君をアフリカのコンゴから連れてきたり、モハメッド・アリとアントニオ猪木の異種格闘技戦を共同プロデュースしたりといった仕事をしている。
出典: gqjapan.jp
当時でも、一部から批判を浴びました。ネッシーなどといういかがわしいものに金を遣うぐらいなら、ニホンオオカミの調査に回せ、というものです。
この批判に対して、彼は「ニホンオオカミを調査したいひとは、頑張ってお金を集め、てやればよいだろう。俺は、ネッシーを調べたいんだ。自分の金でやっているのだ。余計な御世話だ」
と反論していました
石原慎太郎を総隊長にしたネッシー探検隊は総勢11人で2ヶ月間潜水調査を行い、総費用1億5千万円を投じた。それに関しての康芳夫氏のコメント。「ホラひとつで僕は2億円近い金を動かした。それが面白いのであって、ネッシーがいるかいないかは問題外」石原慎太郎バカすぎ(笑)
— はるかす (@harukasu23) December 22, 2012
★★ 石原慎太郎は大地震が来るというインチキ予言を信じて息子(伸晃・良純ら)に学校を休ませた !!
石原慎太郎はかつて「○月○日、東京に大地震が起こる!」という怪しげな予言を信じて、息子4人に学校を休むことを命じた事があった。良純いわく「翌日学校で友達にバカにされた」との事。
出典: www.tisen.jp
このことは石原慎太郎の次男・良純氏が著書『石原家の人びと』で語っています 。
正確には1973年12月1日に地震が来るという噂を信じたとのことです。
この頃、関東大震災から50年目ということで、大地震50年周期説などというものが流布し、こうした予知予言の類が週刊誌などに掲載されていたようです。
また1973年は、小松左京『日本沈没』、五島勉『ノストラダムスの大予言』が刊行されヒットした年でもあります。高度経済成長の終焉、オイルショックによって広がった社会不安が、こうした噂を信じさせる下地となっていたのでしょう。
このエピソードを踏まえて、後の「津波は天罰」発言を考えるとおもしろいですね。
★★ 石原慎太郎は「日本空飛ぶ円盤研究会」創設メンバーだった!!
日本空飛ぶ円盤研究会(Japan Flying Sauser Research Association:JFSA)は、日本最初のUFOの研究団体。
同研究会は太平洋戦争で日本陸軍航空隊でレーダー装備を担当し、戦後は大蔵省印刷局に勤務していた荒井欣一が中心となり、三島由紀夫や石原慎太郎らが参加し、1955年に設立された。
出典: ja.wikipedia.org
出典: ja.wikipedia.org
「そして誰かが、『そんな数、地球並みの文明を持っている星があるのに、なんで地球に向かって、もっと進んだ文明の星から、宇宙船なり宇宙人なり飛んでこないんですか』ったら、これはやっぱり、ホーキングは言下に『その程度の文明を持った惑星というのは、非常に循環が狂って、不安定になって、宇宙時間からいうと、瞬間的に消滅します』と。誰かが『宇宙時間にとって瞬間といったらどのくらいですか』ったら、彼は『100年』て言いましたな。それから25年たちましたからね。地球は持たないね、このままで行くと」
現在では「宇宙船を作れるくらいの文明は100年で消滅する」とホーキング博士が言ったのでUFOは地球に飛来していないし、地球も滅びると思ってるようです。
石原慎太郎のブレっぷりは以前からで「空飛ぶ円盤研究会」に関しても「あれは付き合いで仕方が無く入った」と言い訳していたけど、当時の新聞にUFO目撃談を興奮して書いていたのに…
— 杉村喜光(知泉)三省堂辞典・発売中! (@tisen_sugi) December 18, 2010
1958年3月11日号の毎日新聞の夕刊に「確かにあれはUFOだ!絶対間違いない」と石原慎太郎の記事。他にもネッシー探しにいったり、地震の予言を信じたり、かなり痛い過去も今や完全否定。
— 杉村喜光(知泉)三省堂辞典・発売中! (@tisen_sugi) December 18, 2010
★★ 石原慎太郎は「新興宗教団体の手かざしで病気が治った」経験があると主張している!?
石原氏は母親の重病が世界救世教の霊能者のお祈りで治り、自身の胃病も手をかざすことで治った経験を持ち、神通力の存在を疑わなくなった。胃病の時には、皮膚表面にそれまで長く常用していた胃腸薬の匂いのする黒いものがでてきて、それで快癒した。(略)
氏はそれ以来、催眠術とか、心霊現象に強い興味を持ち、新興宗教の教祖たちに強烈な霊能者がいることを知る。産経新聞にそれを連載することで、全国の霊能者が流行作家であった石原氏にコンタクトをしてくることで、多くの霊能者に直接会って取材(調査)をした成果が書かれている。
出典: d.hatena.ne.jp
石原慎太郎氏が霊能者たちに取材した著書『巷の神々』の紹介です。石原氏がオカルトに傾倒していく契機となるエピソード。
浄霊(じょうれい)は、世界救世教の教祖岡田茂吉師が創始した救いの直接的な手段です。相手に向かって手のひらをかざすことによって、人間の魂に直接神の愛の光を注いで浄め、霊性を向上させて幸福を生む方法です。
人は、魂の清濁によって、運命が左右されます。浄霊を通して、直接神の愛の光によって、魂が浄まれば、運命が向上し、病気やあらゆる悩み、苦しみから解放され、何事も順調にゆき、生きがいのある生活を送ることができるようになります。このように、浄霊は運命を変える革新的な方法なのです。
出典: www.izunome.jp
石原氏の母を治し、自身の胃病も治したと石原氏が主張するのは、この浄霊だと思われます。