citrus(シトラス)のネタバレ解説・考察まとめ

『citrus』とは、サブロウタ原作の百合漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。
主人公の藍原柚子は母親の再婚によって女子高へ転校するが、そこで出会ったクールな生徒会長・藍原芽衣が自分の義理の妹であることを知る。同性愛(いわゆる「百合」)を描いた作品だが、友情・姉妹の枠を超えた絆の物語となっている。ピュアな柚子が懸命にクールで寡黙な芽衣の気持ちを理解し、自分の気持ちを伝えようと歩み寄ろうとする姿に胸を打たれる作品。

CV:藤井ゆきよ

通称「はるみん」、自称「ステルスギャル」。藍原柚子のクラスメイトである。ストレートの黒髪で姫カットの髪型が特徴的。学校では2つに結っているが、プライベートでは結わないことが多い。
ツインテールのお下げ髪が特徴的で、かなりの巨乳を持ち、それを活かして胸になんでも隠す特技を持つ。柚子をはじめとする多くの人から、羨望の対象となっている。面倒見のよい姉御肌であり、公私にわたって柚子にアドバイスを送っている。一方、お茶目な面もあり、奇抜なギャグをたびたび見せて周りを楽しませている。
普段は厳しい校則に従い大人しくしているが、私生活では柚子同様に活発である。
幼少期より厳格な校則下で育った生徒とは気が合わず、柚子同様、初めは馴染むのに苦労していたようだ。

桃木野 姫子(ももきの ひめこ)

CV:久保ユリカ

藍原芽衣の幼馴染で、藍原学院女子高等学校生徒会副会長である。
お嬢様口調と縦ロールの髪型(天然であると本人は言う)が特徴的で、藍原柚子からは初め「ネジ巻き子」と呼ばれた。
プライドが高く執念深い性格を見せ、私服ゴスロリは高価なものを着る 。「ぷっち」という名の愛犬パピヨンを飼っている。
芽衣とは10年以上の付き合いがあり、かつては芽衣のことを「メイメイ」と呼ぶなどして芽衣の親友を自負している。柚子については風紀を乱す存在として、また芽衣を巡るライバルとして快く思っておらず、何かと柚子と張り合っているシーンが多い。一方芽衣のことを常に気に掛けており、芽衣を悲しませないよう柚子に忠告している。物語が進むにつれてツンデレな態度や行動が目立つようになる。アニメ後半からは谷口はるみと親しくなり、柚子と芽衣の行く末をあたたかく見守っている。

水沢 まつり(みずさわ まつり)

CV:堀野紗也加

藍原柚子の幼馴染で中学校2年生である。肩に掛かる程度の髪をピンクに染めている。幼少期のシーンから、もともとは黒髪のようだ。ゲームセンターでよく遊んでいる。
幼い頃は柚子の近所に住んでいた。両親が共働きでいつも1人でいたため、一緒に遊んでくれた柚子のことを姉のように慕っており、柚子もまつりのことを妹のように可愛がっている。登場当初は、柚子にかなり執着し、柚子の義妹となった藍原芽衣のことを快く思わず、あらゆる策を尽くして芽衣を柚子から引き離そうとした。
まつりは世の中を斜に見ており、「からっぽな人ばかり」と評しては柚子以外の人に対しては冷徹に接する。「バイト」と称して成人男性を弄ぶようなことをして金を得ており、柚子に心配されている。一方、本心は人から愛情を求めることにあり、芽衣からは自分と似ていると後に言っている。
芽衣に対して対抗心を見せ、芽衣の根性を試すような嫌がらせもしたが、その一件以降は自身の振る舞いを正し、柚子への好意を残しつつも、柚子の恋路を応援する立場に回っている。基本的に柚子をからかう言動が多いが、時には気持ちをハッキリさせない柚子に厳しい言葉でアドバイスすることもある。また、アニメ後半では芽衣やはるみとも交友関係を築きつつあり、成長が感じられる。

タチバナ・サラ

CV:金元寿子

タチバナ・ニナの双子の姉で16歳。銀髪のストレートで、短い前髪が特徴的である。妹ニナと比べて背が小さい。運や運命論などを信じている。
自身の高等学校の京都市修学旅行中、東京駅でニナと共に迷子になっていたところを同時期に修学旅行中だった藍原学院女子高等学校の藍原芽衣に助けられ、彼女に一目惚れする。ニナは芽衣と再会し、告白に成功する。しかし、藍原柚子が芽衣のことを好きだと知ったこと、さらに自分では芽衣を幸せにできないことを感じ取り、芽衣との恋を諦め、柚子を応援する道を選ぶ。アニメでは修学旅行の回のみの登場となった。

タチバナ・ニナ

CV:松嵜麗

タチバナ・サラの双子の妹で16歳。銀髪のストレートヘアー、大きなリボンのついた青いカチューシャが特徴的である。ルックスも良く高身長でスタイルも抜群なため、学内の男子にモテる。はだけた浴衣姿でロビーを歩き回るなど、身だしなみにはあまり気にしていない。彼女はサラと違い、運や運命論を信じていない。
自分の幸せを犠牲にしてまで他人に幸せを与えようとするサラを慮り、姉の恋路を応援するため当初は藍原柚子を牽制し、藍原芽衣に想いを伝えようとする柚子を制止しようとした。しかし柚子の決意やサラの想いを知り、やむを得ず踏み止まった。アニメでは修学旅行の回のみの登場となった。

丸田 加代(まるた かよ)

CV:葉山いくみ

生徒会役員。第一話で校則違反が目立つ藍原柚子に最初に声をかけた人物。黒髪のボブと眼鏡が特徴的である。生徒会長である藍原芽衣に敬意を払っている。

富士 峰子(ふじ みねこ)

通称「峰子の部屋」
説教部屋として有名。

CV:鈴木れい子

藍原学院女子高等学校の教員で、生徒指導を担当している。濃いメイク、顔の大きさに合わない独特なヘアースタイルが特徴的だ。通称「峰子の部屋」は黒柳徹子の「徹子の部屋」を連想させる雰囲気があり、生徒指導を行う部屋である。

藍原学院女子高等学校理事長

CV:有本欽隆

藍原芽衣の祖父である。規則や伝統を重んじている。物語当初は急に理事長の孫を名乗り、校則違反を重ねる柚子に対して厳しく接し、芽衣から引き離そうとしていた。しかし彼が急病を患った際、柚子に命を救われたことがきっかけで柚子に対して寛容になった。

7matukun1010
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