ポプテピピック(第5話『イモ☆ヨバ』)のあらすじと感想・考察まとめ

第5話に出演する声優は、金田朋子と小林ゆうコンビ、そして声優予想アンケートにて1位だった杉田智和と中村悠一コンビである。声優のキャラが濃く、元ネタに忠実なミッキーのモノマネなど、アドリブも満載だった。本編では初のラブコメ展開「イモ☆ヨバ」も放送された。他にも「ときめきメモリアル」などゲーム作品のパロディも登場する。また今回は危険なディズニーパロディにまで挑戦している。
今回は「ポプテピピック」第5話『イモ☆ヨバ』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介する。

「ポプテピピック」第5話『イモ☆ヨバ』のあらすじ・ストーリー

キャスト変更

第5話のキャストにも大注目である。まず前半では、ポプ子役を金田朋子さん、ピピ美役を小林ゆうさんが担当した。人気アニメ「けものフレンズ」での共演もあった2人だが、Twitterでは「混ぜるな危険」というコメントも寄せられていた。
金田朋子といえば、様々な伝説を残している声優としても有名である。以前出演したバラエティでは、声から超音波を放っているということで話題になった。また小林ゆうは、独特な画風で他人には理解が出来ないような絵を描き、「画伯」としての異名も持っているほどだ。そんな2人の共演ということで、視聴者はかなりの盛り上がりを見せた。
続く後半には、ポプ子役として中村悠一さん、ピピ美役として杉田智和さんが出演した。この2人は声優予想アンケートでも、圧倒的な支持率で1位に輝いていた。仲の良さに定評のある2人は、お互いのイニシャル(NとS)をもじって「磁石コンビ」と呼ばれている。Twitterには「やっぱり来たか」「待ってました!」の声が続出した。

映像の差し替え

まず初っ端から、「このコーナーは大人の事情により映像が差し替えになりました」というコーナーからスタートした。これはSchool Days「Niceboat」のパロディではないかと言われている。

2007年9月18日深夜、テレビ神奈川にて放送予定だったテレビアニメ「School Days」の最終回が予告なしに中止になった。
2007年9月18日午前4時頃に、少女が自宅2階の寝室で寝ていた父親の首を、手斧で切りつけて失血死させたという事件があったことがきっかけである。「School Days」の最終回にも、女子高生の残酷なシーンが含まれているとのことで、放送は見送られた。
「都合により、番組を変更してお送りしています」とのテロップとともに、城やボートを映した環境映像が代わりに流されたのである。似ているため元ネタではないかと言われているが、なんせポプテピピックなので、本気なのかネタなのかわからないのが怖いところだ。

この映像の裏で流れていたBGMは、ディズニー映画「蒸気船ウィリー」が元ネタであった。口笛や舵を切る音まで完璧に再現されている。
実は原作でも「蒸気船ウィリー」のパロディネタがあり、それをアニメ化するにあたり差し替え映像の形になったとされている。

イモ☆ヨバ

そして今回のメインストーリーは少女漫画タッチの恋愛コメディ「イモ☆ヨバ 〜妹なんて呼ばないで!」である。
主人公の女の子の名前は「桜木伊予」であり、これは「ラブライブ! サンシャイン!!」の桜内梨子が元ネタだと言われている。
親の再婚相手の連れ子と同居することになった伊予だったが、なんとその連れ子は伊予が憧れている先輩だった。離婚した両親の連れ子と惹かれ合うラブストーリーということで、「ママレード・ボーイ」を連想した視聴者も多くいた。

ちなみに伊予の父はポプ子、先輩の母はピピ美が扮している。

テレビを見る両親

テレビ画面に映っている人物は「さかなクン」が元ネタである。またポプ子とピピ美のセリフに「サバじゃねえ!」というものがあるが、これは超光戦士シャンゼリオン第10話「サバじゃねえ!」が元ネタとなっている。

「サバじゃねえ!」の元ネタ。超光戦士シャンゼリオン第10話「サバじゃねえ!」

ポプ子とピピ美が、伊予たちの枕もとでシャゲダンをするシーン。「シャゲダン」とは、シャア専用ゲルググのダンスの略であり、左右に素早く動いて相手を煽る行為を指すアーケードゲーム用語である。

褒められて伸びるタイプ

伸びるピピ美

「あたちぃ、褒められて伸びるタイプなんですぅ」というポプ子。ピピ美が頭をなでると、なぜかどんどんピピ美の顔が伸びていくというネタ。

伸びるピピ美の元ネタ「Undertale」の「Lesser Dog」

これはインディーゲーム「Undertale」の「Lesser Dog」が元ネタである。
「ACT」というコマンドで「Pet(なでる)」を選択し続けると、首がどこまでも伸びる。

ミッ●ーのものまね

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