電波女と青春男(アニメ・漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『電波女と青春男』とは入間人間原作のアニメーション作品。「宇宙人が見守る町」を舞台としたラブコメ。

いつものように、真とエリオは家の庭で天体観測をしていた。すると急に、宇宙服を着た人物が庭へと現れた。
その人物は、星宮社と名乗った。宇宙人であり超能力者であると名乗る星宮に呆れた真は、取り合わないのが一番と、エリオとともに家の中へと戻った。

部屋に戻ったところで、流子から電話がかかってくる。流子は、来週バスケの試合があることを告げ、活躍出来たら一緒にお祭りに行こうと真を誘った。
お祭りの話から、話題が真が参加している草野球の話へと変わる。
草野球の試合には意味があり、毎年最後にやった試合の勝敗で、都会側と商店街側のどちらがお祭りを仕切るかが変わるということであった。
そこから中島の話へと変わっていった。中島は、前に流子が告白して振られた相手ということだった。

次の日の朝リビングへ向かうと、そこには星宮がいた。女々は昔のエリオットに似ているからと、星宮のことを気に入っていた。
その後、真が星宮を家に送ることになった。その前にまずエリオを田村商店へと送り届け、その後、真は星宮の言うがままに自転車を走らせていた。

途中、プールの横を通り過ぎようとしたとき、星宮のテンションが異常に上がり、「ため池だ!」と叫びながらプールへと走っていった。
そして、勢いよくプールへと飛び込んでいった。真は呆れつつ家へ帰ろうとしたところで、星宮から水をかけられ、真もプールの中へ来いと挑発される。
真もプールへと飛び込んでいき、そうして遊んでいる中で真と星宮の距離は少し近づいたのだった。

星宮は倉庫の横で寝転がり、ここでいいと告げたため、真は家へと踵を返した。
その途中、田村商店へ寄ると、外のベンチで座っているエリオがいた。

十一章:今年の夏はバスケと超能力と布団と天体観測と祭りと野球と女々たんと

真は小学5年生の頃、地元の少年サッカー団に所属していた。練習にはそれなりに熱心だったが、サッカーには向いていなかった。
そして、1年で退団した。そのときにはサッカーに対する悔しさもなくなっており、その状況にもう慣れてしまっていた。
その頃から、自分の背丈より高いものに手を伸ばすことに躊躇していたのだった。

夏休み、真は日中にやることもなく、食べるものを求めて外出していた。途中で前川さんと出会った。
前川さんから、昼ごはんをごちそうするから私の家へ遊びに来ないかと誘われる。
そして、自分も自転車のかごに乗せてほしいと言い出し、真は前川さんを前かごに乗せて、前川さんの家へと向かった。

前川さんの家へと到着し、ふいに庭を見たとき、そこには星宮がいた。
星宮は食べ物に飢えており、庭に植わっているトマトを食べようとしているところだった。
真は前川さんからトマトをもらい、それを星宮へと渡した。腹を満たした星宮はどこかへと消えていった。

前川さんは真に焼うどんをごちそうした。食事を終えた真と前川さんは、ゲームを始める。
ゲームをしながら前川さんは、真は何かを諦めるのが得意そうだと言い当てる。そして日も暮れ、真は帰路へとついた。

その夜、流子と電話をしていた。明日は試合だと意気込んでいる流子。
すると突然、エリオが真の部屋へと入ってきた。星を見ようと誘いに来たのだった。
拗ね始めた流子だったが、タイミング悪く携帯の電池がなくなってしまい、電話は切れた。
次の日、体育館へと向かった真。
どこか座って見えないかと場所を探していると、壁際には宇宙服を着た星宮がいて、真はその近くへと座った。
そこへ、中島と花沢さんがやってきた。見学デートと聞き、2人が付き合っていることをそこで初めて知るのであった。

試合が始まり、その中盤、流子のフリースローのチャンスがやってきた。真は黙って見ていたが、星宮が真に対して、声を張り上げろと背中を押す。
そこで真は、流子へ向けてアツい応援を送った。

十二章:秒速0.00000000198センチメートル

草野球の試合本番の前夜。庭で星を見ながら、真は前川さんと電話していた。試合に出るかと誘われ、エリオとともに出ると伝える。
真はなぜ野球をするのかとエリオに尋ねたが、内緒と答えられる。

次の日、野球場へ向かうと、ベンチに流子がいた。そこへ前川さんも現れ、商店街チームのピッチャーである父がプレッシャーで逃げたという報告を受ける。
どうしようかと相談しているところへ、突如として女々が現れる。女々は急遽商店街チームの監督となり、ピッチャーにはエリオを選んだ。
真には、前川さんの父を探してきてほしいと頼んだ。

試合が始まり、真は前川さんの父を探しに出かけた。しかしあっという間に見つけ、自転車で追いかけまわしていた。
勝てないのにボールを投げ続けるのは嫌だという前川さんの父に、それは相手も同じであること、今まで試合を作ってきたのは前川さんの父だということを伝える。
試合へと戻ることを決めた前川さんの父と真は、野球場へと向かっていた。

帰ってきたと同時に、女々は真に打席に立てと命じる。打席へと立った真が打った球は、空へと大きく飛んでいった。
はじめはアウトになると一同は諦めた様子を見せたが、大きく風が吹き、ホームランへと変わった。

十三章:真夜中の太陽

祭りの日、当日。会場で待っていたところ、ヘルメットを被り、紺の浴衣を着た流子が現れた。出店の間を練り歩きながら、試合で活躍したお祝いとして真は流子にあんず飴をおごった。

何かを気にしているようにそわそわしている流子にその理由を聞くと、いつもエリオがいるから今日もいるんじゃないかと気になっているとのことだった。エリオは女々とともに来ていると答えると、流子は納得したような表情になった。

流子は、次は真の番だと言い、先日の草野球の試合でホームランを打ったお祝いを買おうと出店を見て回っていると、そこにはうなぎ蒲焼を売る前川さんがいた。そこで真は流子にうなぎの蒲焼をおごってもらった。真はもう1つ買おうとしたところ、前川さんから就職祝いだと言われ、前川さんにおごってもらう形となった。

前川さんと別れ、再び出店の間を歩いていた。流子は、この祭りは真のおかげであるのだと告げる。そして、まだ時間があるかと尋ねる流子に、この後は用事があると伝える真。

流子と別れ、真は神社にいるエリオの元へと向かった。そこで何があるのかは分からないまま向かった真だったが、空を見上げるとそこからは流星群が見えた。星に見入っていたところで、神社の下から星宮が現れた。星宮は先日にトマトをくれたお礼として、超能力の一端を見せてやろうと言い出した。星宮は真に斜め左後ろに3歩下がれと命ずる。そして、何が起きるかと星宮を眺めていたところ、花火が打ちあがり始めた。花火かとホッとしたその直後、真の目の前に空から何かが落ちてきた。もしあのとき、後ろに下がっていなかったら自分はどうなっていたのか、星宮は何者なのかと、混乱し始める真。

落下物の正体は隕石だった。あの日から5日後、真は呆けた毎日を送っていた。そのときにはもう星宮はどこかへ消えてしまっていた。星宮は、あの祭りの日に神社へ落ちてきた隕石で死亡するはずだった真を救うために、宇宙から地球へとやってきたと仮定すると、今までのことに説明がつくことに真は気づいていた。このことから、エリオの現実逃避を否定したことについて、正しかったのかとモヤモヤしていた。

そんなとき、前川さんから真の元へ電話がきた。明日から野球の練習を始めるので一緒にしないかという誘いだったが、考えさせてほしいと答えた。その後、前川さんに宇宙人がいるかと聞いてみるも、いないと即答される。電話を切った後すぐに、庭へ出ると、そこにはいつものように星を見ているエリオがいた。そんなエリオを見て、真は前川さんへ「行く」とメールを送った。

『電波女と青春男』の登場人物・キャラクター

丹羽 真(にわ まこと)

出典: www.tbs.co.jp

CV:入野自由

主人公。都会暮らしに憧れる高校生2年生。身長は170cm程度。
エリオとはいとこの関係である。「青春ポイント」獲得に命をかけている。
深海魚が好きである。炭酸は飲めない。

藤和 エリオ(とうわ えりお)

出典: www.tbs.co.jp

CV: 大亀あすか

身長は160cm程度で、体型は痩せ気味。色白。
布団にくるまっていることが多い。
真とはいとこの関係であり、同い年である。

高校入学から2か月後に失踪し、その半年後に海で記憶喪失の状態で見つかる。
周りから好奇の目で見られることに耐えられず、宇宙人のせいで記憶を失ったと言いはっていた。
そしてついには自らが宇宙人だと名乗り始める。
その後、高校は退学している。

御船 流子(みふね りゅうこ)

出典: www.tbs.co.jp

CV: 加藤英美里

真のクラスメートであり、転校してきて初めてできた友達である。
身長は150cm後半で、体型は普通。くせっ毛なのを気にしている。
「やっちゅーに」など独特な口癖を持っている。天然で癒し系。
自転車に乗るときは黄色いヘルメットを着用している。
エリオがリュウシというあだ名をつけ、定着している。

前川さん(まえかわさん)

出典: www.tbs.co.jp

CV:渕上舞

真のクラスメート。名前は不明である。
身長は180cm程度で体型は細身。趣味はコスプレ。
両腕を上げるだけでめまいを起こしてしまうほどの虚弱体質。

藤和 女々(とうわ めめ)

出典: www.tbs.co.jp

CV: 野中藍

叔母。火星儀の店長でもある。言動が子供のようでもあり、若々しくもある。
しかし気遣いのできる優しい性格を持っている。

田村さん(たむらさん)

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